アウトレットモールやいろいろなお店があり、さまざまなイベントが行われるATC。大阪南港にある海に面した複合施設で、大阪のお台場とも呼ばれているATCに2016年11月に新たなスポット『かねふくめんたいパーク』が誕生し、注目を集めています。『明太子専門テーマパーク』というちょっと不思議なテーマパーク。一体どんな施設なのでしょう?
グルメ
2017.03.05
明太子パラダイスが大阪上陸!
かねふくめんたいパーク
writer : けいたろう
明太子のテーマパーク?
初めて聞いた人の誰もが「テーマパーク?明太子の?あのご飯のお供の?」と言ってしまう謎ジャンルの明太子専門テーマパーク。この「かねふくめんたいテーマパーク」は、福岡に本社のある明太子製造販売の老舗メーカー、株式会社かねふくが手がけるテーマパークなのです。
「見たい、知りたい、食べた~い。」をコンセプトとして、明太子の魅力を広めたいという一心で、めんたいラボ、工場見学、フードコーナーなどさまざまなコーナーを運営し、来場者を楽しませてくれます。
しかも嬉しいことに、入場料は、なんと無料。
茨城県の大洗、愛知県の常滑、兵庫県の三田に続いて、4店舗目の大阪は、梅田やなんばから電車で30分圏内のATCということで、他の3か所よりアクセスが便利なのも魅力的です。
明太子博士になれる。めんたいラボ
目にも鮮やかなマスコットキャラの『タラピヨ』の口になっている入り口を入ると、そこは明太子専門テーマパーク。真っ先に目に入るのが正面の直売コーナー、フードコーナー。
なるほど明太子グルメ盛り沢山の予感ですが、目を少し右に向けると『めんたいラボ』という白く直線的で近未来的なデザインのコーナーがあります。
工場に入室する際、作業衣に付着したホコリを吹き飛ばす、エアシャワーが体験できるゲートを進んだ先にあるのがめんたいラボ。
こちらのコーナーでは、明太子のふるさとや歴史や作り方、明太子に関する豆知識などが展示されています。
一般的なタラの切り身として有名な真ダラと、明太子の原料となる原卵の取れる唯一のタラであるスケソウダラの違いなどを、イラストや模型を使って説明。
スケソウダラの威嚇や求愛の際の鳴き声まで聞ける珍しい体験もできます。
かねふくめんたいパークといえば併設工場
めんたいラボを進むと隣のスペースに現れるガラス張りの区画が、めんたいパーク併設の工場。
ガラス越しに明太子製造作業を行っている作業員の方が働いている様子を見学することができます。
めんたいパーク最大のキーポイントは、この工場。これまで展開されていた大洗、常滑、三田の3つのパークも実はかねふくの工場施設で、そこをテーマパーク化することで、めんたいパークは誕生しました。
工場見学で恋しくなるのが、やっぱり試食。工場スペースの終わりに設けられた試食コーナーがスゴイ!お皿には、大振りにカットされた明太子がたっぷり。
しかも試食用の明太子は、商品出荷の際に本来必要となる漬け込み後の冷凍行程を行っていない、できたて生の明太子。冷凍と解凍の工程を通らない分だけ保水量が多く、プリプリの食感。
工場併設のめんたいパークでしか食べらないので、これを食べないと、めんたいパークに来た意味が半減するほど。
めんたいパークのフードコーナー
試食コーナーで食べたプリプリ食感の明太子、もっと食べたいですよね?それでは隣のフードコーナーまでお進みください。こちらでは、工場で製造されたできたて明太子を使ったメニューが食べられます。
オススメは何といっても『ジャンボおにぎり(380円)』です。
具材は、「できたて明太子」、「紅鮭」、「焼きたらこ」、「ミックス(明太・紅鮭)」と4種類ありますが、イチオシはやっぱり、できたて明太子。試食コーナーのプリプリ食感の明太子をたっぷり使ったおにぎりは、ごはんもたっぷり、明太子さらにたっぷり状態で、おにぎりのどこを食べても、明太子にぶつかる贅沢さ。
フードコーナーで他にも話題になっているのが『めんたいソフト』です。
写真を見ても分かるソフトクリームの赤い粒々は明太子。ソフトクリームと明太子という、普通ありえない組み合わせで、明太子の風味を感じられながらも、意外と上手くまとまっています。
めんたいパークのお土産
明太子について学び、絶品できたて明太子を味わい、最後のお楽しみといえば、お土産。めんたいパークで一番価値あるお土産は、もちろん生の明太子がオススメ。
しかも、こちらは出来上がった明太子を大きさ別に選別する過程もパスし、無選別でパック詰めされた商品。大きさは不揃いで贈答用には不向きですが、価格が安く、お買い得になっています。
数量限定で、めんたいパーク限定販売のこちらを購入できるのはパークに来た人だけの特権となっています。
ぜひ家に買って帰って、炊きたてご飯にのせて、ハフハフしながら食べる、明太子の醍醐味を味わってください。
他にも贈答用の明太子、明太子の漬けダレに漬け込んだ、紅鮭や鯖の切り身。
明太子を使用したドレッシングやソーセージ、せんべいなど、さまざまな商品がラインナップされています。
また、キャラクターのタラピヨのぬいぐるみなども販売されていて、いろんな用途でのお土産が購入できます。
スマートポイント
- めんたいパークは、工場に併設されているので、工場見学ができるようにしたところ、予想以上に大ヒット。全国に増加中で、満を持して大阪上陸しました。
- めんたいソフトクリームには、明太子せんべいが刺さっていて、甘辛な感じのアクセント。もちろんノーマルなソフトクリームも販売されています。
- めんたいパークが入っているATCは、梅田やなんばから電車で30分くらいと、意外とアクセスが簡単で駅とも直結。いろんなイベントの帰りに立ち寄るという利用方法も可能です。
ライターのおすすめ
漬け込み後に冷凍と解凍を行わない明太子の食感がまるで違うのにはビックリ。冷蔵で9日保存、冷凍では3か月保存可能。ですが、ぜひ冷凍せず、生のままで味わってみてください。
けいたろう
大阪在住のフードアナリスト。足を使って関西中の美味しい食べ物情報を探し出し配信します。お楽しみに!
INFORMATION
スポット名 | かねふく めんたいパーク大阪ATC |
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住所 | 大阪府大阪市住之江区南港北二丁目1-10 ATCビルITM棟2階 G-1 |
電話番号 | 06-6616-0089 |
料金 | 入場無料 |
営業時間 | 11:00〜18:30 |
定休日 | 無休 |
駐車場 | 2,200台(第1駐車場) |
備考 | HP:https://mentai-park.com/park/osaka/ 3,000円以上お買い上げで駐車料金1時間無料 |