「くるみの木」は、2017年で開店33年を迎える超有名老舗店。全国のカフェ&雑貨の草分け的存在で、北は北海道、南は九州まで、全国からファンが訪れる聖地です。カフェでは奈良県産の食材をふんだんに使ったランチが人気。奈良県産の商品やオリジナル商品も多数あり、奈良の魅力を全国に発信しています。
グルメ
2017.05.05
奈良発全国区のカフェ&雑貨
くるみの木ワールドは格別
writer : 磯本歌見
開店前に並んで座席をキープ
「くるみの木」は、カフェと、着心地のよい洋服や服飾雑貨を扱う「ノワ・ラスール」、オリジナル食材や生活雑貨、日用品などが並ぶ「カージュ」をトータルに楽しめるお店。
11時30分にオープンするカフェのボードに記入できるのが10時30分、平日でもそれを待つ行列ができるんですから、すごいですね。10時ごろに到着し、30分待ってボードに名前を記入したら、手入れの行き届いた庭を散策したり、待合で本を読みながらおしゃべりしたり。11時になると、雑貨店がオープンするので、こちらで商品を吟味します。
着心地のよい衣料や服飾雑貨を中心に
カフェに隣接した「ノワ・ラスール」では、オーナーの石村由起子さんがセレクトした、くらしにまつわる商品を置いています。長く着られる着心地のよい服、靴、帽子、バッグ、アクセサリーなど服飾雑貨、手帳、メモ帳などの雑貨も含め、商品は国内外から入荷します。
人気は、オリジナルソックス「絹と綿」。メイドイン奈良で履き心地を重視。メンズとレディースをそろえ、毎年春と秋に新色が出ます。またワンピースやTシャツなど、ホームスパンの商品もおすすめです。
オリジナル食材も豊富にそろう
敷地内に入ったところにすぐある別棟のショップは「カージュ」です。こちらには奈良のおいしいもの、くるみの木オリジナルの商品、全国各地から集めた、日々の器、ポットや鍋などがコーナーごとに並べられています。
オリジナル商品は多彩です。ケチャップなどの調味料から、サブレ、クッキーなどお菓子、グラノーラ、梅干し、トマトジュース、焚き飴など様々な商品を置いています。特にクッキーは、ケーキ工房スタッフによる手作りで、奈良の食材を使った「奈良のクッキー」や「大和野菜のクッキー」があり人気です。そしてこれらは、どれも安心安全でおいしい商品ばかり。お土産にも最適です。
絶対食べたい週替わりランチ
週替わりのランチは、超人気のカフェメニュー。これをめがけて遠くからも多くの人が訪れます。奈良県産の野菜をふんだんに使ったこちらのランチ。いつ食べても背筋が伸びます。おいしいのはもちろんですが、多くの種類の食材を使って丁寧に作られているのがよくわかります。彩りの美しさはもちろん、サラダ一つにしても手を抜いていないのがわかるんです。旬の食材を先取りして季節感を出すことも忘れていません。食器もしかり。口触りの良い味噌汁のお椀や持ちやすいお茶碗。ひとつ一つにこだわりを感じるのです。
おもてなしの心を感じる
こちらに来ていつも感じるのは「おもてなしの心」。「ゆっくりしていただきたい」というオーナー石村さんの思いが、温かみのあるその雰囲気にも、料理にも、スタッフの方の接客にもうかがえます。人気店には必ずわけがある。それをいつも実感する名店です。
スマートポイント
- ランチは予約すれば、お取り置きができる。例えば席順を待つことがあっても確実に食べることができるのでお取り置きは必須。
- 金・土・日は夜の営業もしていて、ランチと同じメニューを和食膳として出している。和食膳も取り置き可能で、お昼よりゆっくりできるのでおすすめ。
ライターのおすすめ
旬を感じることのできる「季節のランチ」。丁寧に作られた一品は価値があります。ごはんを食べて厳選の雑貨を見てお土産を買う。くるみの木を制すれば奈良を制することができるのではないでしょうか。
磯本歌見
関西最西端・忠臣蔵の故郷「赤穂」に住みながら、フットワークの軽さを活かして京阪神・奈良まで取材へ。仏像ガールでご朱印女子。
INFORMATION
スポット名 | くるみの木 |
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住所 | 奈良県奈良市法蓮町567-1 |
ジャンル | グルメ |
電話番号 | 0742-23-8286 |
料金 | 季節のランチ1,620円 |
営業時間 | 午前11時30分~午後5時30分(午後5時LO)、金~日曜は~午後9時(午後8時LO) |
定休日 | 第3水曜日 |
駐車場 | 35台(無料) |
備考 | HP:http://www.kuruminoki.co.jp/ |