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観光観光

2020.10.06

列車を見る、さわる、体験する
五感で楽しむ京都鉄道博物館!

writer : けいたろう

展示物
2016年4月29日開業の京都鉄道博物館。SLで有名な梅小路蒸気機関車館が大幅に施設の増設を行い、日本の鉄道創世記の時代の車両から新幹線まで、国内最多となる53車両の所蔵を誇る博物館としてリニューアルオープン!
京都鉄道博物館では、普段なかなかできない体験を通して五感を刺激し、遊びながら鉄道に触れて学べるので、連日多くの鉄道ファンや家族連れが押し寄せるスポットとなっています。

京都鉄道博物館の施設紹介

京都鉄道博物館は、梅小路蒸気機関車館に施設を増設する形でオープン。
リニューアルオープン
京都駅から西へ歩いて20分の場所にあり、走行可能な実物の蒸気機関車の展示で、関西の鉄道ファンに人気のスポットに、古今東西の車両が追加所蔵され、リニューアルオープンとなりました。

また京都鉄道博物館の中には、2014年に惜しまれつつ閉館となった、大阪の交通科学博物館の一部所蔵車両が移転されており、国内最大規模の展示となっています。

博物館の敷地に一歩足を踏み入れると、そうそうたる鉄道の数々。受付を抜けた先、解放感あるプロムナード区画では、SL、戦後初の長距離電車、0系新幹線電車が並び、日本の鉄道の進化の過程が一目瞭然。
歴史的電車
京都鉄道博物館が凄いのは、歴史的価値のある電車に触れられるということ。普通の博物館などでは、見るだけということが多いですが、名車の数々に触れながらの写真撮影が可能で、実際に電車の中に乗り込める車両も存在します。

京都鉄道博物館所蔵の車両紹介

京都鉄道博物館に所蔵される車両の中でいくつか紹介。プロムナードの先、本館でまず目に飛び込むのは、500系新幹線電車。
500系新幹線
極端な流線形で、突き刺さりそうな程に鋭角で未来感あふれる500系は『JR西日本の最高傑作』、『日本電車史上最も美しい車両』と言われており、何度見ても惚れ惚れします。

隣には月光形電車とも呼ばれる寝台電車クハネ581形、その隣には雷鳥として有名なボンネットが特徴的なクハ489形と、JR西日本で大活躍した三者三様な電車が並びます。
クハ103形
大阪環状線として活躍するクハ103形は、プロムナードに展示。中に入ることも可能です。
大阪環状線
DD51とEF66。貨物のけん引に利用されたこちらの2台。
赤い電車
貨物のけん引車
車両の下に通路があり、滅多に見られない電車の下側を覗き見られます。
個室車両
トワイライトプラザには、2015年に引退した寝台特急「トワイライトエクスプレス」のA個室車両のスロネフ25形が展示され、憧れの視線を浴びています。
ホームと2つの電車

扇形車庫と格納される圧巻の機関車を紹介

京都鉄道博物館の前身、梅小路蒸気機関車館はSLの動態保存で有名な博物館で、今でも目玉の一つです。
扇形車庫
20両の蒸気機関車を格納する扇形車庫と転車台は壮観で、梅小路蒸気機関車館時代からの象徴的存在。
扇形車庫

画像提供:京都鉄道博物館

しかも、その内8両は動態保存されています。
蒸気機関車
また、静態保存の機関車の運転席は解放されています。実際に乗ってみると運転席はとても狭い!窮屈な運転席で石炭を真っ赤に燃やしての運行が、いかに大変だったか、当時の苦労が伺えます。
機関車の運転席
本物のSLがけん引する客車に乗れる『SLスチーム号』は梅小路蒸気機関車館時代から継続し、変わらず大人気の体験展示となっています。
SLスチーム号
機械油と鉄の焼ける匂い、煙の色、プシューという排気の音、フォーンという汽笛の音と空気の振動。巨大な生き物のように駆動するSLを生で見ると五感が刺激されます。
SLが走る
客車を引っ張る営業運転可能な蒸気機関車はさまざま。どの蒸気機関車が稼働しているかは、行ってみてのお楽しみ。

鉄道の歴史、しくみを実物車両や工夫をこらした展示で体験

京都鉄道博物館の触れて動かせる体験型の展示に、主役となる子どもたちは大興奮。
体験展示
電車の運転席、パンタグラフ操作ボタンや、踏切の開閉スイッチ、普段押せない緊急停止ボタン、扉の開閉ボタンなんかも操作し放題。
踏み切りの展示
緊急停止ボタン
「押したらどんな音がするんだろう?」という普段では叶えられない夢の実現が可能。
券売機で切符を発券し、スケルトンで中が見える改札も通れます。
発券機で改札
また、運転シミュレーターや指令所などが再現されており、一方的な勉強ではなく、見て触れて、遊びながら鉄道の安心を支えるシステムの勉強などができます。
指令所
さらに京都鉄道博物館では鉄道ジオラマも特徴的。
鉄道ジオラマ
日本最大級のジオラマは時間になると運転イベントがあるのですが、こちらは、なんとプログラム制御ではなく手動で運転。車両の運転・停止、照明、カメラのスイッチングやナレーションがスタッフの手作業。
運転イベント
無機質なプログラムと自動音声にはない上演に、終了時にお客様から拍手が起こることも。

京都鉄道博物館の館内だけのグルメ情報の紹介

常に五感を刺激する京都鉄道博物館は、ランチも特殊。2階レストランから見える景色もスゴい!窓の外をJR京都線、嵯峨野線、東海道新幹線のレールが走り、在来線や特急、新幹線電車、さらには貨物列車までもが走行。

しかも奥には新幹線の車窓からもお馴染みの東寺の五重塔もバッチリ。メニューも、京都鉄道博物館にちなんだラインナップとなっています。
鉄道レストラン

左:梅小路扇形車庫カレー 1000円、右:ドクターイエローオムライス 1000円

また、京都鉄道博物館のランチはレストランの他に、もう1か所あります。それがなんと、寝台特急ブルートレインの食堂車。
食堂車
レトロな車内にテーブルを並べ、電車旅行気分で食べるのは、食堂車のカレーなど走行当時のメニューに加え、SL弁当や梅小路弁当などのオリジナル駅弁、列車と公式キャラのウメテツがプリントされたお弁当箱に入ったお子様ランチの、ウメテツランチBOXなど。
お子様ランチBOX

ウメテツランチBOX 1500円

ランチもただ食べるだけでなく、普段見られない風景に接しながら食べられるので、旅の思い出になること間違いありません。
駅弁

SL弁当1100円
※こちらは2016年7月21日に公開された記事となります。更新日は上部にあります。

スマートポイント

  • 扇形車庫格納で、カウキャッチャーと呼ばれる排障器と大きな煙突を持ち、義経と名付けられた小ぶりの機関車7100形は、西部劇の機関車そのもので、美しく必見。2014(平成26)年に走行可能な状態に復元。
  • 京都鉄道博物館はとにかく体験展示が豊富。中には、石炭を効率よく火室にくべる練習に、当時実際に用いた投炭練習機など、ちょっと変わった展示もある。
  • 京都鉄道博物館では、3階のスカイテラスの景色も絶景。東寺の五重塔と京都タワーの間を多くの電車が行き交う様子が丸見え。テラスには本物の運行状況をリアルタイム表示するモニタもありマニアックな楽しみも。

ライターのおすすめ

京都鉄道博物館では、日常生活では、触れない物、見られない物、聞けない音、嗅げない匂い、食べられない味など、普段接する機会のない体験がいっぱいでき、五感を刺激し、遊びながら鉄道を学び、好きになれます。

けいたろう

大阪在住のフードアナリスト。足を使って関西中の美味しい食べ物情報を探し出し配信します。お楽しみに!

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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