美しく、そして甘く芳しい香りのバラ。春と秋の2回、美しいバラが咲くスポットが、大阪・中之島公園バラ園。堂島川と土佐堀川の中州、中之島公園の中央に東西約500m、面積約13,000平方メートルの花壇があり、シーズンには約310品種、3,700株ものバラが咲き、たくさんの人が訪れる。花壇は、アーチ、スタンド、ポールを使って立体的な演出がなされていて、いろんな角度からバラを楽しむことができる。
観光
2016.07.29
見頃は春と秋
中之島バラ園に咲き誇るバラ
writer : 松田きこ
梅田からお散歩したい中之島公園
梅田から、てくてく歩いて中之島エリアに着くと、見頃の時期にはバラの香りが漂ってくる。大阪市中央公会堂のそば、「中之島バラ園」と書かれた標識のまわりにはピンクのバラ、ピエール・ドゥ・ロンサール。
バラの名が記されたプレートをチェック
中央花壇の通路にはバラの名前と1910年、1920年…と作出年代を記したプレートが埋め込まれていて、小学生の頃の植物観察のような気分になる。白い花は、高貴な雰囲気のシユネーヴィッチェン。
近くにある名所もついでに訪ねたい
中之島バラ園の北側にある東洋陶磁美術館では、中国・朝鮮の古陶磁を中心に東洋美術のコレクションが展示されている。
東洋陶磁美術館の西側には、美しいフォルムの大阪市中央公会堂。
五代様の銅像に会える難波橋
難波橋の上にある石碑に記された歴史をチェックしよう。
難波橋の欄干には、りりしいライオンの像。
難波橋の南、大阪市中央区北浜1丁目にある大阪取引所の前にあるのが、テレビの連続ドラマで有名になった、あの五代友厚氏の銅像。この像の前はファンにとって、絶好の記念撮影ポイント。が…実はとっても大きな像なので、一緒に写るためにはかなりテクニックがいるのだ。
スマートポイント
- 約13,000平方メートルの花壇に、シーズンには約310品種、3,700株ものバラが咲く。見頃は、5月中旬から6月上旬、10月下旬から11月中旬の年2回。
- 公園なので入場無料でいつでも見ることができる。京阪中之島線なにわ橋、京阪本線北浜駅が近いが、梅田からゆっくり歩いて向かうのもいい。
- 界隈はビジネス街で、センスのいい飲食店がたくさんある。川沿いにテラス席を設けているカフェもあるので、ぜひ利用したい。
ライターのおすすめ
中之島公園のバラは開花時期をずらして植樹されているため、比較的長い期間、花が楽しめる。色や形がバラエティに富んだバラの種類の多さにびっくり。絶好の撮影スポットでもある。
松田きこ
おいしいものを食べるのも作るのも大好き、お酒はもっと好き。取材の旅先で酒蔵や温泉を訪ねるのが趣味です。