4月から9月のプロ野球シーズン中、甲子園球場で試合がある日は阪神電車の中からすでに応援ムードが漂う。とりどりの応援ウェアに身を包んだファンたちが、メガホンを手に甲子園球場にやってくるのだ。
観光
2016.09.16
野球ファンの聖地甲子園球場で
阪神タイガースを応援!
writer : 松田きこ
野球観戦の前に甲子園球場を散策してみよう
甲子園球場の敷地内に飾られている現役選手のポスターと永久欠番の選手を称えるプレート。永久欠番とは、すぐれた功績をのこした選手の背番号を欠番にする制度で、阪神タイガースでは、「10」は藤村富美男投手、「11」は村山実投手、「23」は吉田義男選手、3つの背番号が永久欠番となっている。
試合当日に現れる球団マスコットのトラッキー(左)とラッキー(右)の人形と記念撮影をしよう。試合の合間に見せてくれる、実物のトラッキー、ラッキー、キー太のかわいらしいパフォーマンスも楽しみだ。
阪神タイガースグッズを身につけて応援しよう
応援の必需品、Vメガバット(755円)、イラストフェイスタオル(1,080円)。
気分が盛り上がるレプリカユニフォーム(7,560円)、トラコレプリカユニフォーム(4,500円)
女性にはソフトなデザインのトラコシリーズが人気。トラコダブルバット(650円)、トラコフェイスタオル(1,080円)。
名物、タイガース風船で興奮のるつぼに
阪神タイガース7回の攻撃の時に流れる音楽に合わせて一斉に飛ばすタイガース風船も観戦の必需品だ。カラフルな風船が球場に舞う様子は壮観。6回終了時にはスクリーンに勝利を願う乾杯の発声が映しだされ、隣り合わせた見知らぬ人同士も乾杯で盛り上がる。
夏に6日間だけ開催される「ウル虎の夏」では、その日だけの限定ジャージが配布され、選手も同じものを着て球場中が一体となる。
金本監督と選手たちが監修したコラボメニューも毎シーズン考案・販売され、グルメな選手たちが気合を込めたメニューとあって、売り切れ続出の人気なので、早めに買っておこう。
プロ野球観戦チケットは便利な甲チケシステムで
通称甲チケ(甲子園QRチケットストア)で、甲子園で開催される全試合のチケットが買える。手数料がかからないうえ、座席選択ができるメリットも。ネットで申し込んだら、窓口の機械で発券するシステムだ。
https://www.koshien-qr.com/
全国から応援団がやってくる感動の高校野球
日本中に大きな感動を与えてくれる春の「選抜高等学校野球大会」と夏の「全国高等学校野球選手権大会」。全国の高校球児の頂点を目指して繰り広げられる熱いプレイは、一度はナマで見てみたい。期間中、甲子園球場は普段の阪神タイガースモードから高校野球モードに切り替わる。これまでの優勝校の校旗が飾られ、各試合のトーナメント結果も掲示。各地から応援に来た人たちが、立ち止まって見入る光景が印象的だ。
甲子園球場の外野側に面した道路(酒蔵通)のポールには、これまでの優勝校の名前が刻まれている。2016年夏の優勝校、作新学院(栃木)が前回優勝した1962年の記録も残されている。
スマートポイント
- 試合の日は甲子園球場内の店舗で様々なグルメを楽しむことができる。チキンやピザ、さらにはスイーツの店などが甲子園限定メニューを提供しているので、ぜひ味わってみよう。ジャンボ焼き鳥、甲子園カレーが有名だ。
- 重さ10kg以上あるビールサーバーを背負ってスタンドを元気に昇り降りする売り子さんたち。明るい声かけに、思わず買ってしまうという声も。甲子園浜から吹き込む浜風が心地よくてビールが進む。
- 阪神甲子園球場には駐車場がないため、球場への足は阪神電車が中心になる。試合終了後は、一気に臨時電車が増便され、駅員さんが誘導してくれるので、案外スムーズに帰れる。
ライターのおすすめ
タイガースが勝っても負けても変わらず応援するファンたち。勝った試合のあとはスタンドで六甲おろしと各選手の応援歌を熱唱する、そんな様子を見るもの楽しい。
松田きこ
おいしいものを食べるのも作るのも大好き、お酒はもっと好き。取材の旅先で酒蔵や温泉を訪ねるのが趣味です。
INFORMATION
スポット名 | 阪神甲子園球場 |
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住所 | 兵庫県西宮市甲子園町1-82 |
電話番号 | 0798-47-1041 |
料金 | 試合、イベントにより異なる |
営業時間 | 試合、イベントにより異なる |
定休日 | なし |
駐車場 | なし |
備考 | HP:http://www.hanshin.co.jp/koshien/ |