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観光観光

2016.09.21

日本三大中華街のひとつ
神戸「南京町」のおすすめ紹介

writer : 塚本隆司

南京町
異国情緒あふれる神戸の中でも、グルメスポットとして名高い南京町。JR元町駅と阪神元町駅の南側(海側)に位置し、中華料理店や食材店、雑貨店など100店舗以上が軒を連ねる。メディアに紹介される人気店も数多く、季節のイベントなど、いつもにぎわいを見せている。何より町の活気がスゴいのだ。
チャイナ文化漂う南京町の、おすすめスポットを紹介しよう。
夜の南京町

南京町らしい建物の数々

南京町の景観といえば、中国風の意匠を懲らした建物。東西約270メートル、南北約110メートルの南京町には、南と東西に大きな門が建つ。古さでいえば南側の海榮門(かいえいもん)。1982(昭和57)年に建てられた。最も趣があるのは、東側の長安門ではないだろうか。夜にはライトアップされ、一段と幻想的な雰囲気を醸し出している。
海榮門
南京町の中心地にあるのが、南京町広場。大きな朱色の六角堂の存在感に圧倒される。記念撮影スポットであり、いつも多くの人でにぎわっている。ライトアップされた夜の風景も幻想的で美しい。
南京町広場
臥龍殿(がりょうでん)と呼ばれる市民トイレにも驚く。これがトイレかと思う豪華な外観。トイレ内の扉にも注目だ。
臥龍殿

中国らしさを体験、中国茶の天福茗茶

個性的な店が建ち並ぶ南京町。中でもチャイナ文化を体験したい人におすすめなのが中国茶専門店「天福茗茶」。1階が店舗、2階が中国茶喫茶になっている。
中国茶専門店「天福茗茶」
中国茶
中国茶芸(工夫茶)を知らなくても大丈夫だ。教えてもらえるうえ、手順書もあるので安心。茶杯(小さな湯呑み)や聞香杯(細長い器)などを使い、薫り高く深い味わいの中国茶を自分で入れることができる。

中国茶になじみのない人には、工芸茶もいいだろう。
職人がひとつひとつ手作りした丸い茶葉の塊がある。
丸い茶葉の塊
これを湯の中に入れると、初めは浮いているが、徐々に開きながら沈んでゆく。やがて花のように徐々に開く。同時にジャスミンの香りも漂い、日頃体験できない時間を過ごせるだろう。
工芸茶

グルメだけじゃない買い物も

南京町の楽しみ方に、雑貨屋巡りもある。他にはない、中国らしい雑貨を取りそろえている店がいくつもあるのだ。
空龍(コンロン)
空龍(コンロン)は、店先にブルースリーがいることでも人気の雑貨店。チャイナ服やパンダグッズなど店内いっぱいに商品が並んでいる。どれも見なれない物ばかりで、ついつい欲しくなってしまう。
廣記商行
食材店も魅力だ。万能中華調味料「味覇(ウェイパァー)」でおなじみの廣記商行の南京町本店がある。
廣記商行外観
味覇はもちろん、日頃見かけない調味料や食材が並ぶ店内は料理好きの人にとって、宝の山ではないだろうか。
廣記商行店内

中華系料理店が居並ぶ中の立ち飲み屋

中華街だけに中華料理の名店が集まっている。老舗でいえば「民生広東料理店」は創業から55年を迎えた。「老祥記」は1915(大正4)年創業の元祖豚まん専門店。行列が絶えることない人気店だ。元祖といえば「ぎょうざ苑」は、日本での焼ギョーザ発祥の店候補のひとつ。神戸の「味噌だれギョーザ」は、この店から始まった。

中華料理店ばかりだと思っている人が多いかも知れないが、実はそうではない。うなぎ屋もあれば洋食屋もある。そして、立ち飲み屋も。あえて立ち飲み「赤松酒店」を紹介しよう。
赤松酒店
外から見た赤松酒店
ここには、中華街の雰囲気は一切ない。少し奥まったところにあるが、地元の人が多く集る人気店だ。昼間から営業しているのもうれしい。家族サービスで疲れたお父さんが、ちょっと一杯やるのにいいかもしれない。
料理が乗った小皿
活気あふれる南京町。自分好みの楽しみ方が見つけられるはず。

スマートポイント

  • 店先の露店には、おいしそうな物がいっぱい。買って外で食べるのならば南京町広場へ。ゴミ箱はないので、ゴミは購入店へ戻すこと。
  • 非日常感たっぷりの南京町。春節祭や中秋節などのイベントも盛り上がる。イベント情報は公式ホームページでチェックしておこう。お得な情報がゲットできるかも。
  • 南京町広場にある十二支の像は、13体。パンダ像が紛れ込んでいるので、探してみよう。ちなみにパンダ関連の商品がとても多いので、パンダ好きが集まってくる場所でもある。

ライターのおすすめ

南京町は団体客も多く、昼間の方が混雑している。夜の風景が幻想的で美しいだけに、もったいない。食事なら夜の方がゆっくりできるかも。夜が狙い目ですよ。

塚本隆司

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INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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