1982(昭和57)年に市立南蛮美術館と考古館を統合して開館した神戸市立博物館。「国際文化交流、東西文化の接触と変容」をテーマに、歴史ある港町神戸らしい展示が行われている人文科学系の博物館だ。
収蔵品は、国宝の銅鐸(どうたく)・銅戈(どうか)をはじめ、南蛮紅毛美術や神戸に関する美術資料、和ガラスを中心としたガラス器や文献など、およそ7万点。有名な礼拝画「聖フランシスコ・ザヴィエル像」(重要文化財)も同館の収蔵品だ。資料保存のため常設展示されているものは少ないが、特別展示・企画展示で公開される。
常設展は、神戸の歴史を知りたい人におすすめ。原始・古代の神戸から港町、旧居留地へと発展していく様子を知ることができる。神戸らしく、ファッションにも注目した見どころいっぱいの博物館なのだ。