菅原道真公をご祭神とする北野天満宮は、道真公を祀った全国約12000社の天満宮の総本社で、天神信仰発祥の地です。学問の神様として有名で、受験時期のお参りや修学旅行の聖地ともなっています。
梅の香りが早春を告げる
境内には、梅を愛した道真公にちなんで、約1500本の梅の木が植えられ、2月からの梅のシーズンには、「梅苑」もオープンします。早春には甘い香りが境内に漂い、梅雨明けには土用干しのシーンが見られ、風物詩になっています。この干し梅は平安時代に村上天皇が梅を入れたお茶を飲んで病が癒えたことに由来したもの。「大福梅」といわれ、無病息災を願い元旦に飲むお茶に一粒入れるといいそうです。
境内には臥牛がいっぱい
道真公が、丑年生まれだったことから神様のお使いとされ、境内のいたるところに臥牛(横たわった牛)の像があります。自分の身体の悪い箇所をなでた後、牛の像の同じ箇所をなでると、自分の悪い箇所が治ると言われています。また、牛の像の頭をなでると頭がよくなるといわれ、多くの受験生があやかりに訪れています。表情もかわいいので、見比べながら歩くのも楽しいですね。
毎月25日のご縁日も楽しい
道真公の誕生日6月25日、命日2月25日にちなみ毎月25日はご縁日。骨董品や古着、雑貨、衣料品、食品など幅広いジャンルの露店が並び、大勢の観光客らが訪れます。特に初天神はにぎやかです。
※こちらは、公開日が2015年12月27日の記事となります。更新日は、ページ上部にてご確認いただけます。