新薬師寺は聖武天皇の病気平癒を願い、光明皇后が建てた寺です。本尊の薬師如来を護る十二神将立像は余りにも有名。躍動感にあふれた姿は迫力満点で、見るものを魅了します。
聖武天皇の病気平癒を祈願して創建
新薬師寺は、平城京遷都の約30年後、747年に創建した古寺。聖武天皇の病気平癒を祈願して、光明皇后が創建したという由緒あるお寺です。当時は敷地面積8万㎡の大寺院でしたが、今は堂宇が国宝の本堂だけになりました。
わが国最古で最大の十二神将
この本堂がすごい!中央にどっしりと国宝の薬師如来坐像が安置され、その周りを囲むように外向きで立つ十二神将像は迫力満点。表情といい体格といい躍動感にあふれています。わが国最古にして最大の十二神将。江戸時代の地震で砕け、昭和の補作である波夷羅以外の11体は国宝で、天平文化が残した最高傑作の一つです。一人ずつ表情も違えば、ポーズも衣装も武器も違う。自分好みの神将を見つけるのも楽しいですね。また十二の方角を守ることから、十二支の守護神としても信仰されています。自分の干支の神将のところでお参りし、絵馬をかけるとご利益があるそうですよ。
縁起物やフィギュアをお土産に
本堂には、CGで色彩を再現した伐折羅大将のポストカードや十二神将ポストカードのほか、十二神将のコンプリートフィギュアも置いています。また、新発売の十二神将エトお守りは、自分の干支のものをゲットしましよう。