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奈良国立博物館

仏教美術の魅力を堪能できる
古都奈良にふさわしい博物館

writer:編集部(2017.03.19)

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奈良国立博物館は、奈良公園の一角にあり、春日大社・東大寺・興福寺に隣接しています。「なら仏像館」と企画展・特別展などが行われる東西の新館があり、なら仏像館と新館は地下回廊でつながっています。「なら仏像館」は2016年4月にリニューアルオープンし、さらに作品が見やすく生まれ変わりました。また、いまや奈良の秋の風物詩ともなった「正倉院展」には、毎年多くの観光客が訪れます。

Point1

リニューアルオープンした「なら仏像館」

明治27(1894)年に竣工した重要文化財「旧帝国奈良博物館本館」が、現在の「なら仏像館」です。「なら仏像館」では、名品展「珠玉の仏たち」と題し、飛鳥時代から鎌倉時代までの、日本の彫刻史を代表する優れた仏像の数々を常時展示しています。館内には13の展示室があり、外周部分に小部屋が10室、内側に3室あります。2016年4月には、リニューアルオープンし、展示ケースを一新するなどさらに作品が見やすくなりました。

Point2

東西の新館では企画展や特別展を開催

「なら仏像館」の東側にあるのが東西の新館です。どちらの建物も正倉院宝庫のイメージが取り入れられています。
東西新館は、中央エントランスホールで連結してます。東新館は特別展や正倉院展、特別陳列などの展覧会の会場に利用、西新館は絵画・書跡・工芸品・考古遺品の名品展を開催するほか、正倉院展をはじめとする特別展の会場として利用することもあります。
1階には図書コーナーがあり、窓の外には庭園と茶室「八窓庵」が望めます。

Point3

奈良の秋の風物詩・正倉院展

いまや古都奈良の秋の風物詩ともいえるのが「正倉院展」。毎年10月下旬~11月上旬に開催される特別展です。聖武天皇ゆかりのものなど正倉院の宝物を展示しており、2016年は合わせて64件の宝物が出陳され、奈良時代の貨幣、和同開珎などは初公開となりました。毎年20万人以上の集客があり、この博物館の年間入場者の約半数が訪れる超人気の特別展なのです。

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