リゾートシティとして人気の街、沖縄県の中部・北谷町。
南国の香り漂うこの街にぴったりのハワイアン家具を、長年取り扱っている専門店があります。
爽やかなピンクの外壁が目をひくこのお店が、TROPICAL RESORT LIVING MARTAC(トロピカルリゾートリビングマータク)です。
※中頭郡北谷町から宜野湾市大山へ移転しました。
おみやげ
2016.11.04
writer : 仲濱淳
リゾートシティとして人気の街、沖縄県の中部・北谷町。
南国の香り漂うこの街にぴったりのハワイアン家具を、長年取り扱っている専門店があります。
爽やかなピンクの外壁が目をひくこのお店が、TROPICAL RESORT LIVING MARTAC(トロピカルリゾートリビングマータク)です。
※中頭郡北谷町から宜野湾市大山へ移転しました。
次に、お店に近づくと目に飛び込んでくるのは、この看板。これは、ハワイのハレイワという町のサインのレプリカ。
沖縄の青空の下に、ハワイアンテイストたっぷりの看板。南国らしい雰囲気をさらに盛り上げてくれます。
店内にはソファやテーブルをはじめ、さまざまなハワイアン家具や雑貨に溢れています。
「MARTAC(マータク)」は2002年にオープン。東南アジアに自社工場を構え、オリジナルの家具を製造、販売している家具店です。ネットで「ハワイアン家具」と検索すれば常に上位をキープ、愛好家の間では名の知れた存在です。
店名の「MARTAC(マータク)」は、「真竹」を意味する沖縄の言葉。その名の通り、竹を使った家具を始め、籐やマホガニーなど天然素材の家具がそろいます。
「ハワイアン家具」と呼ばれている家具は、いったいどんなものなのか?オーナーの石井信也さんにうかがいました。
「1920~60年代ごろ、アメリカで流行した“トロピカルテイストの家具”の通称です。当時のアメリカでは、オリエンタル(東洋風)な家具や雑貨がもてはやされていました。そしてアメリカ本土の人とっては、ハワイもオリエンタルな場所。ハワイアンテイストのラタン家具は“東洋風で格好いい”、ということで流行となり、アメリカの上流階級のステイタスシンボルになりました。それが日本にも伝わり、感性の高い一部の人々の間でも流行り始めたんです」
かの吉田茂氏も、マータクにあるようなラタン家具を愛用していたという記録が残っているそうです。
日本ではごく一部にのみ知られた存在だったオリエンタルなラタン家具ですが、沖縄ではずっと以前よりポピュラーな存在だったそうです。
「沖縄では米軍基地からの払い下げ家具が、戦後間もないころから出回っていました。そのため、一般の家庭でもラタン家具が結構使われていたようです。マータクにたまたま入ってきた沖縄のおばぁは、『こんな家具、昔うちにあったさーねー』なんていいますよ(笑)」
高級品だったハワイアン家具は、意外にも沖縄で安価に手に入り、親しまれていたようです。
マータクは、食器や置物など、家具以外の雑貨が豊富なことも特徴です。特にハワイから直接仕入れているハワイアンファブリックの品ぞろえは、国内でも有数。ヴィンテージ柄から流行の柄まで豊富に扱っていて、自分で柄を選んでテーブルクロスやカーテンなどをオーダーすることも可能です。
ハワイアンビールとして人気の「PRIMO(プリモ)ビール」の看板も豊富。すべて本物、ハワイ直輸入品です。
はにかんだ表情の男性がオーナーの石井さん、そして手にするのはハワイのアンティーク人形。このような人形なども、多くそろいます。
インテリアのアクセントになって、南国気分をいつでも味わえそうなハワイアン家具と雑貨。個性豊かでおしゃれな雑貨や家具を探している方に、おすすめのお店です。
スマートポイント
ライターのおすすめ
マータクで作られたソファは座り心地抜群!使われている布は、ハワイアンファブリックの中でも特に厚手のものなので、とても丈夫。デザインと機能性に優れたおすすめの一品です。
仲濱淳
沖縄の観光誌とウェブマガジンで、ひたすら情報を
かき集めてきた感覚を駆使して、旅に即効で役立つネタをお届けします。
スポット名 | TROPICAL RESORT LIVING MARTAC(トロピカルリゾートリビングマータク) |
---|---|
住所 | 沖縄県宜野湾市大山1-5-18 |
ジャンル | 家具店 |
電話番号 | 098-975-7873 |
料金 | 家具10,000円~、ファブリック5,000円~ |
営業時間 | 12時〜19時 |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | なし |
備考 | HP:http://www.martac.com/ |