「石垣牛」。石垣島が誇る、最高級の黒毛和牛。その上質な肉と脂は美味この上なく、島の焼肉屋は連日満席、肉牛の生産も追いつかないほど。
その石垣牛の皮に着目し、ランドセルが企画制作された。最高の牛革を使った、専門の職人達の手によって作られたランドセルは、これ以上ないほど贅沢な逸品に仕上がりました。
県内初、県産和牛の革で作られた話題のプレミアムランドセル。ぜひ大切なお子様やお孫さんへの特別なお土産にいかがですか?
おみやげ
2017.07.04
[石垣島]他と断然差がつく
石垣牛革のプレミアムランドセル
writer : 池田麻紀
石垣牛ランドセルはこうして生まれた!
石垣牛の肉牛生産数は年々増えていますが、これまで肉を取った後の大量の皮はほとんどが廃棄されていました。理由は皮を革にするまでの保存、加工が大変なこと、コストがかかることからでした。
石垣牛は、絶対に最高の牛革になるはずなのに、もったいない。食肉だけではなく、革製品を使い、違う形でも、石垣牛の良さをアピールしようと、市内の畜産業者で組織された「石垣皮革組合」が発足しました。
加工した牛革で何を作るか? 革の確かな品質を証明できるもの…、それは成長期の子どもが6年間毎日使用するランドセルではどうだろう?「たくさんの子ども達に長く使用してもらって、石垣牛革の良さを知ってもらいたい!」。こうして石垣牛ランドセル開発が始まったのでした。
石垣牛がランドセルになるまで
石垣皮革組合では、石垣牛ランドセル開発にあたって、原皮の入手先から、デザイン、加工をお願いする業者選びを慎重に検討してきたそうです。また何度も試作と改良を繰り返し、ランドセルプロジェクトが立ち上がってから商品化するまで、約4年もの歳月をかけて、やっと納得のいく究極のランドセルを完成させたのです。
石垣牛の原皮は島内の「石垣島種牛牧場」、「ゆいまーる牧場」、「美崎畜産」から提供されます。牛一頭につき、ランドセルは2個しか生産できないそうで、原皮はとても貴重な材料です。冷凍保存した原皮を、兵庫県姫路たつの市にあるタンナー(鞣し加工)会社、雅彦化成にて、時間と手間暇かけて革に加工されます。
こうやってでき上がった最高級の牛革は、愛知県春日井市にある老舗のランドセル製造会社「松山カバン」へ持ち込まれます。全国カバン技術コンクールで、毎年入賞している熟練の職人さん達が大切に裁断、一針一針心をこめて縫い上げて、こだわりの石垣牛ランドセルが完成するのです。
石垣牛ランドセルはこのように、正真正銘、材料から製造まで一貫した国内産・国内製造です。どうしても材料に限りがあり、すべて手作業のため少量生産なのですが、大変質の高い仕上がりです。何よりも日本国内で非常に稀少価値のあるランドセルといえるでしょう。
他のランドセルを圧倒する個性と高級感
材質はもちろん石垣牛革100%。石垣牛はおおむね生後3年以内の若い牛であることから、その光沢と手触りは格別。人造皮革や輸入物の牛革にはない、高級感と心地良い使用感があります。また使い込むほどに味わいが増し、軟らかくなり、子どもの肌になじんでくるそうです。その経年変化を楽しむのも牛革の醍醐味です。
形は「学習院型」と呼ばれる最もオーソドックスなタイプ。その形と素材の良さを引き立てるために、色は赤と黒の二色のみの展開で飽きのこないシンプルなデザイン。
パッと目を引く、かぶせ下のシルバーのミンサー柄。八重山諸島の伝統工芸ミンサー柄には「いつの世までも」という意味があり、「子どもがずっと健康安全で成長する」という願いが込められています。
かぶせ部分はミシンで縫わず、型押しを施した松山カバンオリジナル「盛り上がりかぶせ」。雨などの浸透を防ぎ割れ、ひび割れを防ぐだけでなく、高級感と温もりが出ています。
かぶせを開けるとポケットの中に、あざみ屋 のオリジナルミンサー織が入るという、心憎い演出が。ポケットの形とファスナーについているチャームは、黒は四角形と星型、赤は両方ともハート形となり、伝統工芸の美しさと子どもが喜ぶかわいらしさを兼ね備えたデザインに仕上がっています。
機能性にも優れた、本当に完璧なランドセル!
牛革ってどうなの?お手入れが大変そう。大手ランドセルメーカーと違って機能性が心配なお母様方、ご安心を。
重量は約1kgと他のランドセルと変わらぬ軽さ。牛革は防水加工されているので、耐久性にも優れ、お手入れは乾いた布で拭くだけ、という手軽さも魅力。
松山カバンのランドセルは、マチを強化していることによって、どんなに押しつぶしても元の形に戻る復元力が特長。型崩れせず、6年間安心して使える強度があるそうです。
加えて、自動回転するワンタッチ錠や防犯ブザーをかけるフックなどはもちろん、A4ファイルもすっぽりと入る収納力もあって、他の一般的なランドセルと同じ機能があります。
背かんや肩ベルト、背あてにも工夫をこらし、背負いやすさや背中の通気性も抜群です。
6年間の保障付きで、メンテナンスは6年間無料で何度でも可能だそうです。メンテナンス中は代わりのランドセルのレンタルもあります。
6年間使用した後は、小さなランドセルや小物へのリメイクも可能。大切な小学校時代の思い出を形にして、お部屋に飾ったり身に着けるのも素敵ですね。
見て触って、購入できる場所はこちら!
石垣牛ランドセルの気になるお値段は、64,800円(税込)。「より多くの人に使ってほしい」と、手の届く価格設定にしたそうです。石垣島島内では、ゆいロードにある山田書店にて通年販売。沖縄本島ではサンエーメインプレイスをはじめとするサンエー各店、TSUTAYA各店にて陳列、販売予定。ぜひ手に取って、実際のランドセルの完成度の高さ、肌触りの良さを体感してください。
また石垣市のふるさと納税サイトから購入することもできます。こちらも大変好評だそうなので、遠方の方はぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
石垣島の自然の恵みと最高の技術のコラボレーションが形となったプレミアムランドセル。石垣島ファンの人はもちろん、その確かな品質はどなたにも満足いただけること間違いなしです。
原皮を提供している牧場直営焼肉店はこちら!
① 石垣牛専門店いしなぎ屋(石垣島種牛牧場)
・お食事処 和牛専家
高級感漂うシックな店内でゆったりとくつろぎながら、こだわりの石垣牛を楽しむことができます。「毎月29日は焼肉が半額!」という見逃せない企画も!向かいの精肉店では、石垣牛精肉を購入、全国への発送も可能です。
住所:沖縄県石垣市大川48
営業時間:ランチ11時30分~15時30分 / 夜17時〜22時30分
定休日:不定休
☎0980-83-9929
②スカイカフェいしなぎ屋
南の島石垣空港内にあり、旅の最後にも、本格ステーキから手軽な牛丼まで、美味しい石垣牛が手軽に食べられます。
住所:南ぬ島空港内
営業時間…8時~20時
定休日:なし
☎0980-87-0438
③美崎牛本店(美崎畜産)
・YAKINUKUYA SUN
独自に展開する、石垣産和牛ブランド「美崎牛」の直営店。おしゃれなウェスタン調の店内で、直営店ならでは新鮮で貴重な部位が食べられます。
住所:沖縄県石垣市浜崎町1丁目2-6
営業時間:17時~22時
定休日:不定休
☎ 0980-83-2941
④炭火焼肉 畑人(ハルサー)
ART HOTEL 石垣島内にある優雅な雰囲気で絶品美崎牛はもちろん、石垣牛や石垣島産豚肉、魚介類も楽しめます。石垣島産の新鮮な野菜(焼き野菜、サラダ)が食べ放題なのがうれしい!
住所:沖縄県石垣市大川599 ART HOTEL石垣島内(元ホテル日航八重山)
営業時間:17時30分~22時(LO.21時30分)
定休日:なし
☎0980-83-3311(代表)
④石垣牛専門店 焼肉 金城(ゆいまーる牧場)
ゆいまーる牧場のこだわり石垣牛とアグー豚の両方が食べられる県内では老舗の焼肉店。
毎月1日は、なんと焼肉半額デーなので、日程が合えば格安で絶品石垣牛が楽しめますよ!
住所:沖縄県北谷町北前1-11-10
営業時間…11時30分〜23時
定休日:なし
☎098-983-7566
スマートポイント
- 貴重な国産の牛革ランドセルは国内でも稀少。
- 個性、高級感、多彩な機能を兼ね備えたプレミアムランドセル!
- 安心の6年間保証。修理の際は代わりのランドセルを貸してくれます。
ライターのおすすめ
最高の素材を最高の職人さんが形にした、至極のランドセルです。それがこの値段で買えるのは本当にお値打ちだと思います。 石垣牛革に、二か所に施されたミンサーは、石垣ファンの皆さまにとっては垂涎ものの逸品!
池田麻紀
三児の母。アロマ屋さん。島の小さな手作り市「ぬちぐすい市」を主催。
INFORMATION
スポット名 | 石垣レザー |
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住所 | 沖縄県石垣市浜崎町2-6-20 |
ジャンル | 皮革加工・企画販売 |
電話番号 | 0980-87-5185 |
営業時間 | 電話にてお問い合わせを |
定休日 | 電話にてお問い合わせを |
駐車場 | あり |
スポット名 | 山田書店 |
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住所 | 〒907-0022沖縄県石垣市字大川204 丸喜屋ビル1F |
ジャンル | 書店 |
電話番号 | 0980-82-2511/FAX0980-82-6177 |
営業時間 | 平日9時~21時、日曜日10時~21時 |
定休日 | なし(台風時も営業) |
駐車場 | 近隣に無料駐車場あり |
備考 | HP : http://yamada-ishigaki.com/ |