プラザハウスで楽しめるものは?
1954年創業のプラザハウス。日本で初めてハンバーガーやLevi’sのジーンズ、アメリカのヒットレコードが発売されたのは、なんとここプラザハウスなんです!
プラザハウスは、アメリカのミッドセンチュリー時代に誕生した典型的なショッピングモールの建築様式が特徴的。広い駐車場に面して、個別の店舗がジグザグに軒を連ねる様子は、フォトジェニックで人気の撮影スポットでもあります。
プラザハウスとともに創業したセレクトショップ「ロジャース」と広東料理専門店「月苑飯店」の他にも、本場さながらの多国籍レストランや上質な沖縄土産を販売するセレクトショップ「フラッグシップオキナワ」、洋書専門店、地元スーパーや輸入食材を扱う店舗もあります。
フラグシップオキナワで販売している新商品「ブラウンシュガーファッジ」は、イギリスの伝統菓子に沖縄の黒糖を使用。沖縄のみかん「たんかん」フレーバーが大人気!
見るだけじゃない、魅せるスペース
3Fにある「ライカム・アンソロポロジー」のエントランスロビーでは、沖縄がアメリカだった時代(1945−1972年の米政府統治下)の「琉米文化」を紹介する写真を展示しています。琉米文化とは、琉球(沖縄)と米国の文化が混じり合った時代のことで、歴史的にも価値ある写真がずらりと並び、当時を懐かしむ年代の方々にも好評です。
ライカムの由来は、Ryukyu・Command・headquarters(在沖米軍総合司令部)の通称「RYCOM」から。アンソロポロジーは直訳すると文化人類学ですが、ライカム・アンソロポロジーは、ブラザハウスが長年ファッションや文化を通して、世界とダイレクトに繫がり、運んできた夢や憧れを「今」に伝える場所として開設されました。
併設するイベントスペースでは、これまでにアフリカ大陸コンゴの「世界一おしゃれな紳士」とされるSAPERUR(サプール)の写真展や、スペインのブランド「Desigual(デシグアル)」の日本初アーカイブ展を開催するなど、他がまねのできない独自の企画展を開催しています。
クオリティを重視する顧客へ、作り手の顔が見えるサービスを
沖縄がアメリカ統治下にあった1954年、外国人オーナーによって、当時のアメリカ本国の上流社会に愛される食文化とファッション、ライフスタイルをテーマに、プラザハウスはオープンしました。
初代から3代目までは外国人オーナー、4代目からは経営を地元企業が担い、現在のオーナーである平良由乃(たいら よしの)さんは5代目にあたります。
ロジャースでは、当初から世界中の憧れだったヨーロッパブランドをいち早く輸入し、その後’70年代のアメリカンカジュアルが台頭してくると、いち早くカリフォルニアファッションを取り入れるなど、時代の変化を意識しながら、質の高い「多種少量」のセレクションにこだわったところが特徴的です。
沖縄と世界を結ぶGATE WAY
沖縄の中でも特に異国の文化が混じり合った沖縄市だからこそ、国際的な地域の特性を活かし、欧米とアジア、そして沖縄の良質の品が一堂にそろい融合するプラザハウスでありたいと平良さん。
「昔も、今も、これからも、世界へ繫がるGateWayでありたい」と願っているそうです。歴史と文化が交わるとっておきの場所へ、ぜひ訪れてみてはいかがでしょう。
おすすめの店舗やアイテムなど
【フード】
A&W Plus Café:通常のA&W店舗にはない、Cafe店舗だけの自慢のメニューも。
セニュールターコ:老舗のタコス屋さん。タコスやブリートなどが大人気。
花とみつばちカフェ:夏に嬉しい「沖縄ぜんざい」なども楽しめます。
月苑飯店:家族やグループで。春巻きの皮も手作りの本格的な中華料理。
Bali Noon Bali Moon:現地からシェフを呼び寄せた身体に優しいバリ料理。
Krishna:沖縄食材を使ったインドカレーなども。県内の外国人にも大人気。
【ファッション】
PLATFORM OKINAWA:新登場のオリジナルブランド。デザイナーとコラボしたシルクスカーフなど、ギフトにもおすすめ。
JARDIN:パリ、ミラノから直送される彩り豊かなセレクションに心が躍ります。
PASSAGE:国内随一のシューズとバッグのコレクションを誇り、ヨーロッパのデパートのように、上質のベッドリネンやランジェリーなどが手に入るのも魅力。
ARENA:伝統と革新を感じるデザインを選りすぐったメンズファッションのフロア。国内でもこれだけの個性的なセレクションは、少ないので必見。
ECOLE:子ども服や子ども達の感性を育む物に溢れた空間。子ども達が遊べる小さなスペースもあります。天然素材にこだわったイタリアの子ども服「FILOBIO」はいち押し!
Desigal:日本ではここ「プラザハウス」のみ、取り扱いのあるシューズやリビングコレクションなどもあり、そのためにわざわざ訪れる人も!
【カルチャー&ライフスタイル】
Flagship Okinawa:琉球漆器をはじめとする沖縄の伝統工芸品やお土産品などが揃う。
Tuttle・Book・Store:日本で唯一、シンガポールに本社があるタトル出版創業者の志を受け継ぐ、老舗の洋書専門店。英語で日本文化を紹介する本や写真集、子供向けの絵本や教材なども種類豊富。英語表記の沖縄ガイドブックはベストセラーとして大人気で、沖縄文化関連書籍も選りすぐりのものが揃う。
Rycom・Anthropology:常設の写真展や企画展などを開催。日本初となる趣向を凝らした展示会や地元沖縄や世界各国の作家によるユニークな企画展を開催。
Acute:インドネシアの家具や雑貨、衣類など。オリジナル商品も豊富。
沖縄自動車道の沖縄南インターチェンジからも近いので、本島中部周辺の観光の際にはぜひ立ち寄ってみてはいかがですか?