沖縄本島の中部・宜野湾市にある唯一の海水浴場「ぎのわんトロピカルビーチ」。大規模なライブイベントが開催される沖縄コンベンションセンターや野外劇場、横浜DeNAベイスターズの沖縄キャンプ地となる宜野湾市立野球場などが集まる「ぎのわん海浜公園」内にあります。
有料のマリンスポーツやビーチBBQ(事前予約制)が利用でき、海水浴に必要なひと通りの設備が整った利用しやすいビーチです。東シナ海に沈むサンセットが展望でき、散策に適した遊歩道は一押し!そして、売店で地味に販売している「ビッグなかき氷」を発見しました。
マリンスポーツ
2015.10.25
那覇から車で30分!
ぎのわんトロピカルビーチ
writer : miya-nee(みやねえ)
景色にも酔いしれたい!「ぎのわんトロピカルビーチ」
ビーチ専用の無料駐車場に到着すると、視界が開けて人工ビーチが現れます。左手には沖縄電力があり、工業地帯に似た無機質な景色。都会に近いビーチであることを彷彿とさせます。
平日は人がまばらでガラガラですが、週末ともなると大混雑する「ぎのわんトロピカルビーチ」。夏場のオンシーズンは人を掻き分けて泳ぐシーンも多々あります。
この砂浜は、3月に開催される「沖縄国際映画祭」のビーチステージが設営される場所でオープニングのレッドカーペットや大スクリーンでの屋外映画上映などが開催されます。
定番以外の「マリンスポーツ」とは!?
マーブル、モンスター、ポッセなど聞き慣れないマリンスポーツの名前がズラリ。中でも注目なのが、水中ヘルメットをかぶりながら水底を歩く「オーシャンウォーク」でしょう。30分6,480円と値段は高めですが、8歳以上から参加可能で泳げない人でも安全に水中体験ができます。
10種類以上あるマリンスポーツは、宜野湾マリン支援センターが運営しています。
サンセットをひとり占め!遊歩道がいち押しです
ビーチの右手に見えるのが、海沿いを散策できる遊歩道。赤いタイルが敷き詰められた散策路は、徒歩10分ほどでぐるりと1周できます。
遊歩道の北側は、アメリカンビレッジがある賑やかな北谷(ちゃたん)町から読谷(よみたん)村の先端まで見渡せ、なかなか素晴らしい展望です。
そして、海上先端に突き出た石灰岩の展望台。その心地良さは偶然居合わせた2組の爽やかカップルが物語ってくれています。
散策中はいろいろなたそがれ方があり・・・
水平線を見渡せる特等席のカップルシート(?)までありました。
目の前は遮るものがなく、長椅子は全部で4つ。先着4組様までご利用いただけます。サンセットを見るならば間違いないでしょう、ココです、この場所からです!
沖縄のビーチバーティー「ビーチBBQ」の設備あり!
ビーチサイドにずらりと並ぶテントは、事前予約でビーチBBQができる場所。
夏を感じたい、海を満喫したい、ビールを飲んでお肉をたらふく食べたい。そんな心身ともにリフレッシュできる五感が喜ぶ贅沢なビーチBBQは、沖縄の風物詩ともいえます。
そんなとき、ビーチBBQと夏を満喫している沖縄リハビリテーション福祉学院の言語聴覚学科の学生さんたちに遭遇しました。
話しかけてみると、お肉を焼いてくれるとのこと。その後はお箸とお皿を渡されて気づけばつかの間のBBQタイムに参戦しており、空腹のお腹が喜んだ上に沖縄の夏を30分だけ満喫できました。
最後に、設備のご紹介!
レンタル用品や物販、飲食系は売店の「トロピカルハウス」まで。海水浴に必要なグッズを取り揃え、食事は沖縄そばやホッドドッグの軽食、ペットボトルのドリンクや冷えた缶ビールを販売中です。
[レンタル用品]
・コインシャワー:100円(14室)
・コインロッカー:200円(200個)
・チェアー:500円
・パラソル:1,000円
・浮き輪:大500円、中400円、小三00円
そしてメニュー表を見ると、ふと目に止まったデザート。その名は「トロピカルぜんざい(500円)」です。沖縄では「沖縄ぜんざい」といって煮込んだ金時豆と白玉団子を入れたぜんざいの氷菓子があり、真夏には欠かせません。
高さ20cmはあろう、素晴らしいほどビッグなかき氷。そして3色のシロップとミルクをかけた冷たくてトロピカルな甘い味。時に海辺に吹きつける潮風は氷菓子の天敵と化します。
購入後はお早めにお召し上がりください。
スマートポイント
- 沖縄限定のファストフード「A&W(牧港店)」まで車で5分。アメリカンな味と独特なドライブインシステムを体験できます。
- すぐ近くに沖縄のスーパーマーケット「サンエー宜野湾コンベンションシティ店」があり、沖縄土産や沖縄の珍しい食材に出合えます。しかもスーパーの営業時間は24時まで!
- 夏の海水浴シーズンの週末は無料駐車場がすぐに満車になるため、早めの入場がおすすめです。満車の場合、隣接する宜野湾マリーナの駐車場が1日300円と格安。
ライターのおすすめ
那覇から車で30分。大規模なライブやイベントが開催される「ぎのわん海浜公園」内にあり、イベントのちょっとした空き時間に海水浴やビーチ散策、サンセット鑑賞などが楽しめます。
miya-nee(みやねえ)
JTBの元ツアーコンダクター。現在はライターをはじめとして、Web講師、カメラマンなどと多岐にわたる仕事に取組む。
INFORMATION
スポット名 | ぎのわんトロピカルビーチ |
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住所 | 宜野湾市真志喜4-2-1 |
ジャンル | ビーチ |
電話番号 | 098-897-2751 |
料金 | 無料 |
営業時間 | 4月下旬〜10月30日 遊泳時間:9時~19時(季節により変動) 利用時間:9時~21時30分 |
定休日 | なし |
駐車場 | あり |
備考 | HP : http://www.ginowankaihinkouen.jp/ |