沖縄本島から南西に約290kmに位置する離島の宮古島は
エメラルドグリーンの美しい海に囲まれた島です。
夏になると様々なマリンスポーツを楽しむことができます。
今回はその中でも沖縄では宮古島でしか楽しむことができない
神秘のパンプキン鍾乳洞探検ツアーへ参加してきました!
マリンスポーツ
2015.10.16
writer : ほりかわくみ
沖縄本島から南西に約290kmに位置する離島の宮古島は
エメラルドグリーンの美しい海に囲まれた島です。
夏になると様々なマリンスポーツを楽しむことができます。
今回はその中でも沖縄では宮古島でしか楽しむことができない
神秘のパンプキン鍾乳洞探検ツアーへ参加してきました!
スタート地点の保良泉(ボラガー)ビーチからは
宮古島の有名な景勝地「東平安名崎」を望むことができます。
鍾乳洞のある洞窟へは潮の引いた海沿いを歩いて向かいます。
潮位の関係で行けない日や行けない時間帯があり、
その判断は素人では難しいため、ツアーに参加するのが一般的です。
今回は宮古島でシーカヤックをはじめ、鍾乳洞ツアーを
主催しているショップ、カヤックやまちゃんの
オーナー山本さんにツアーガイドをお願いしました。
この日はスタートした時間が最も潮が引く時間を過ぎていて
海が満ちてきていたこともあり、水深20cmくらいあるところを
ゆっくりと歩いて向かいました。
ちなみに装備としては
水着、ラッシュガード、ライフジャケット、マリンブーツが必要になり、
水着、ラッシュガード以外はレンタルすることができます
(ツアー代金に含まれます)。
しばらく歩くと洞窟の入り口へとたどり着きました。
洞窟内は昔から神聖な場所と言われている事もあり
入る際は一言「お邪魔させて頂きます」と唱えてから入ります。
入り口付近は水深が深くなっており
足が着かないので泳いで中に入ります。
ライフジャケットを着けているので溺れる心配はありません。
そして中に入り、目の前に現れたのは
大きな大きな丸い鍾乳石の数々!
まるでカボチャのような形をしているので
パンプキン鍾乳洞と呼ばれています。
このパンプキン型の鍾乳石の上からは
止めどなく水が滝のように流れています。
この水は宮古島に降った雨が地中に浸透し
琉球石灰岩の地層を通り、染み出てきたものです。
地中に浸透した雨水と石灰岩の成分が分離して
何年もの年月を経て形づくられたのが、この鍾乳石。
日の光が入らない洞窟内は真っ暗なので
懐中電灯を持って奥へと進んで行きます。
つららのようにいくつも天井から垂れ下がっている鍾乳石や
天井から地面までつながったもの、
段々畑のようになっている所もあります。
これらの鍾乳石は1年に約1mm程度しか成長しないと言われており
ここまで大きな鍾乳石が出来上がるのには
何百年もの年月が必要ということがわかります。
そんな自然の壮大さ、美しさを目の当たりにして
感動と共に、これから先も大切に守って行かなければならないと
思ったのでした。
見ての通り水が溜まっている穴があったり
極端に天井が低くなっている所が数多くあります。
真っ暗な上、足場が悪く、非常に歩きづらくなっているので
十分注意して歩くようにしましょう。
当たり前のことですが鍾乳石を折ったり持ち帰ったりすることのないよう
お願いします。
しばらく進んで行くと行き止まりになりました。
その周辺をよく見てみると、そこに泥のような物が付着しています。
これは海泥(通称クチャ)と言い、化粧品として多く使われています。
このクチャをパックするとお肌がツルツルになるらしいとのことで
早速試してみることに。
効果には個人差があると思いますが、
私自身の肌はツルツルになったような気がしました。
なるかどうか、ぜひみなさんも確かめてみてくださいね!
先ほど進んできた方向と反対側を歩いて入り口へと戻るのですが
その途中、他のどこよりも激しく水が流れ出ている所がありました。
ガイドの山本さんはここを母の泉と呼んでいるそうで、
雨が降ったあとは、ものすごい勢いで水が流れ出ているそうです。
まるで滝のようなので、滝業ならぬ鍾乳業をしてみました。
山水のように凍てつくほど冷たくはありませんが
それなりに冷たかったので修行気分を味わえました。
入り口にあった大きなパンプキン型の鍾乳石の上へと戻ってきました。
最後はここからジャンプをして海へ飛び込みます。
飛び込みをするなんて何年振りでしょうか。
童心にかえった気分で楽しめるかと思いきや
意外と高さがありドキドキしましたが
ここは勇気を振り絞ってジャーンプ!!
ライフジャケットを着けていれば
沈むことなく浮いてくるので安心です。
洞窟から出たら、入った時と同じように
一言「お邪魔しました」と言い、一礼をします。
来た時よりも潮が満ちて、水深が少し深くなっていたので
帰りはシュノーケリングをしながら洞窟を後にしました。
これでツアーは終了です。
約2時間30分のツアーでしたが
盛りだくさんの内容で、あっという間に時間が過ぎ、
普段見る事ができない景色の数々は、
どれも新鮮で驚きと感動の連続でした。
沖縄県内で鍾乳洞を見ることができる施設はいくつかありますが
この様に探検家になったような気分で楽しむことができるのは
宮古島のここだけです。
この夏、貴重な体験をしに
ちょっと足を伸ばして離島の宮古島へ遊びに来てみませんか?
スマートポイント
ライターのおすすめ
海沿いを歩き、洞窟内に泳いで入り、探検家になった気分で楽しめるのは沖縄の数ある離島の中でも宮古島のここだけです。何年もかけて自然が作り出した造形美を目の前で見る事ができるのは貴重だと思います。
ほりかわくみ
初めての訪問時に魅了され、そのまま宮古島に移住し十数年が経過。趣味の写真を活かし島の良さを最大限に伝える。
スポット名 | カヤックやまちゃん |
---|---|
住所 | 沖縄県宮古島市平良東仲宗根279 |
ジャンル | 鍾乳洞ツアー |
電話番号 | 090-3793-4589 |
料金 | 大人5,500円、小人4,000円 |
営業時間 | 8:00~20:00 |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | なし |
備考 | HP : http://kayakyama.com 鍾乳洞探検ツアーは潮位の関係で開催日・時間が限定されているので事前に必ず問い合わせをが必要 |