［久米島］見て楽しい
食べておいしいCercle

季節を大切にしています

球美中学校の目の前、ピンク色の建物が目印のCercle。
取材をした日は、ハロウィンが近くお店の外では大きなカボチャがお出迎えをしてくれました。店内の壁はブルーに塗られ、まるで海外の子ども部屋のよう。おいしそうな焼き菓子やキュートな雑貨が並べられ、おもちゃ箱の中にでもいるようなワクワクとした空間になっています。


「近くに中学校や小学校があるので、お店の前を通る子ども達に、季節を感じてもらいたいんです」
笑顔でそう話すのは、店主・吉永円（まどか）さん。

確かに久米島に住んでいると、秋の気配を感じさせてくる金木犀の香りが漂ってくることもなく、雪も降らないので、あまり季節を感じることは少ないように思います。
「せっかくの日本の四季やイベントは、
小さいうちから大切にしてあげたい」
現役お母さんの円さんならではのお店の演出になっています。

Cercleの焼き菓子

円さんの作る焼き菓子は、人を幸せにしてくれます。ひと口食べれば、優しい味が口いっぱいに広がり、
なぜか心にジーンと響き幸福感が生まれてきます。
奈良県出身の円さんは、久米島に移住し今年で１２年目。移住前まで、大阪のケーキ屋さんで修業を重ねてきました。経験の分だけ、味にも深みが生まれてきます。
丁寧に作り込まれていく焼き菓子の数々。

２カ月ごとに内容を変え、季節の食材やイベントなどを取り入れた焼き菓子が並んでいます。
この日は、沖縄ならではの、さんぴん茶葉入りのクッキーもありました。

焼き立てのワッフルとスコーン

営業時間になると、店内はお客さんが入れ替わりやってきます。特に、毎週金曜日と土曜日は、焼き立てのスコーンとワッフルが店内に登場します。
取材中も円さんは、どんどんワッフルを焼いていました。
焼いては売れ、焼いては売れ、店内は甘い香りでいっぱいに。
ワッフルは、1日限定30個です。



一人でお店を切り盛りしているので、お客さんをお待たせしないように、
目でも楽しんでもらおうと、おしゃれな雑貨も取りそろえ販売しています。

気軽にオーダーメードケーキ

円さんといえば、ケーキ。島人の間では、そう連想する人も多い。その訳はこちら…。



オーダーケーキは、丸型・直径18㎝・角型・16×22㎝、3,600円（税別）～。
引き取り希望日の１週間前までに要予約です。
注文が後を絶たないほど人気ぶりのCercleのケーキ。
「お客様のご要望通りに、なるべくお答えできるように頑張らせてもらっています」と円さん。
久米島滞在中、お誕生日や記念日を迎える人には、サプライズでこんな
「久米島」が描かれたケーキをプレゼントしても喜ばれるかもしれませんね。

おやつにもピッタリな焼き立てパン

Cercleのすぐ裏に丸高製パンのパン工場があります。
お店がオープンすると、約15種類の焼き立てのパンが次々と運ばれきれいに陳列されていきます。
丸高製パンは、久米島に昔からあるパン屋さんで、学校給食でも食べられている、いわば、島の子ども達の胃袋を支えてくれているパン屋さん。
通常は、何個かまとめて袋に入れたパンを販売していますが、Cercleの店舗のみバラ売りでの購入が可能です。お財布にも優しい金額で、子ども達の
おやつにもピッタリな量を購入することができます。

定番のホテル食パン＆レーズン食パン

目で見る幸せ。食べる幸せ。
どれにしようか、悩むのもまた楽しい島時間です。