沖縄観光のメッカ、青の洞窟のすぐ近くに2015年4月にオープンしたpizzeria da ENZO(ピッツェリア ダ エンヅォ)は、地中海沿いにある
リストランテを思わせる開放感溢れるお店です。
コンセプトは「琉球イタリアン」、 「 farm to table 」 、「プレミアム・イタリアン」。本格的なナポリピザを味わえるとあってローカルグルメの隠れ家的な場所になっています。
グルメ
2015.12.07
グランブルーなイタリアン
ピッツェリア ダ エンヅォ
writer : 福田展也
イタリア製の石窯で焼く飛び切りのピッツア
自慢の料理は本格的なナポリピザ。カリッとした表面と対照的なモチモチした歯ごたえが特徴です。極上のピッツァを生み出す鍵は三つなのだそう。
カプート社の小麦と水牛の乳を使ったモッツァレラブッファラ、
イタリア人のピッツァイオーロ(ピザ職人)、そして、イタリアから取り寄せた石窯。おいしさのトライアングルのなせる技なのです。
ピッツァはナポリスタイルからオキナワン、アメリカンまで
スタッフのオススメはチェリートマトにバジル、モッツァレラブッファラというシンプルな構成の「 “エンヅォ”」。食べてみると、生地のもっちり感と小麦とチーズの味わいがしっかり伝わってきます。
お客さんに人気なのが「ゴーヤチャンプルー」。アグーのベーコンに
ゴーヤー、卵、モッツァレラブッファラのコンビネーションが文字通り琉球イタリアン。アグーの旨味とゴーヤーの苦みが卵とチーズのまろやかさに優しく包まれている感じです。
沖縄の海や畑と直通のリストランテ
オススメはピッツァだけではありません。 “ farm to table ”という
コンセプト通り、とれたてのみずみずしい素材を味わえるのです。
例えば、東村で循環型の農業を行っているカナンファームの沖縄在来豚の
アグーはゆっくりと丁寧に育てられているので肉質が最高。新鮮さが命の
近海ものの魚やタコは懇意にしている海人からの直接仕入れ。その一人が
北海道出身の佐藤友理さん。沖縄の海に魅せられて水中銃を使ったスピアフィッシングで漁をしています。
息を呑むようなサンセットも自慢の一つ
ワインのセレクトは赤、白それぞれ12〜13種類にスパークリングが数種類。モレッティなどのイタリアンビールのほかグルメの間で話題になっている
東村の塩パインを使ったピーニャ・コラーダなど、南の島にぴったりな
カクテルも充実しています。
テラス席からは東シナ海の青い海と息を呑むようなサンセットを眺めることができるのもpizzeria da ENZOの人気の秘密。
スキューバダイビングやシュノーケリング、サーフィンのポイントして
知られる真栄田岬周辺というロケーションも手伝って、pizzeria da ENZOは国内外の海好きが集まる場所になっているそうです。
名前の由来は映画『グラン・ブルー』
伝説的なフリーダイバー(素潜りダイバー)ジャック・マイヨールを描いた映画『グラン・ブルー』に登場するエンゾ・マイオルカからその名をとったというだけあって、オーナーとスタッフは大の海好き。沖縄の青の世界に抱かれて味わうイタリアンは都会で楽しむイタリアとはまた違った表情を見せてくれるはずです。
スマートポイント
- お酒が好きな方には飲み放題プラン(1,500円/2時間)がオススメです。
- 天気が良い日はぜひテラス席へ。時間帯によって表情を変える空と海が最高です。
- 心のこもったサプライズが好評です。大切な記念日ディナーでご利用の際は前もって相談を。
ライターのおすすめ
映画『グランブルー』を観てからお店に行くと、ピザをより一層おいしくいただけますよ。映画にはジャン・レノ演じるエンゾ・マイオルカのお母さんと、彼女の自慢のピザも登場します。そのピザをヒントにしたのがチェリートマト、バジル、モッツァレッラ、ブッファラを使ったシンプルなピザ「ENZO」です。
福田展也
目下の趣味はサーフィン・沖縄伝統空手・養蜂。心で触れて身体で書けるようになることが10年後の目標。
INFORMATION
スポット名 | pizzeria da ENZO(ピッツェリア ダ エンヅォ) |
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住所 | 沖縄県恩納村真栄田塩焼原715-3 |
ジャンル | ピザ |
電話番号 | 098-923-5924 |
営業時間 | 11時30分~15時(LO.14時15分)、 17時30分 ~22時(LO.21時) |
定休日 | 不定休日あり |
駐車場 | 無料駐車場有(18台) |
備考 | HP:https://pizzeriadaenzo.gorp.jp/ |