これが嘉手納町にある「GORDIES OLD HOUSE」だ!
那覇方面から国道58線を北上し、嘉手納基地の横目に走行していると左手に「GORDIES OLD HOUSE」の建物が現れる。オーソドックスな外観でシャレオツでありながら、レトロ感が漂う造りだ。
壁や窓に描かれたクラシックな文字とイラスト。窓ガラスや店内の看板はすべてオーナーの知り合いであるピンストライパーが手描きしたもの。
「店内の内装はすべて手作り」だと話す店長の亀島さん。
「壁のレンガもスタッフで貼ったんですよ。よく見るとちょっと雑なんですけどね。笑」
いやいやいやいや…遠目に見ればまったく違和感のない立派な店内装飾。ただひとつだけいわせてもらえれば、さりげなく貼ってある「スタッフ募集」の告知が気になる。
店名に「OLD HOUSE」とつくように店内はアメリカの1900年代初頭、1920年代のアメリカをイメージしている。アンティークの椅子を並べたカウンター席は、妙なクールさを醸し出し、カッコイイ!のひと言に尽きる。
内装はもとより「主役のハンバーガーもほとんどが手作り」と話す亀島さん。
では「GORDIES OLD HOUSE」のオリジナルメニューを紹介していこう。
「GORDIES OLD HOUSE」だけのオリジナルメニュー
もしかするとこの店だけのオリジナルメニューがあるのだろうか、と亀島さんにうかがうと「あ。あります、あります。これおすすめですよ。笑」と北谷店では食べられないメニューを教えてくれた。
メニュー表を見るとハンバーガーの他に「サンドウィッチ」とある。店長おすすめの店オリジナルのメニュー、それはなんとサンドイッチだったのだ。
「えっ。ハンバーガーショップなのにサンドイッチがおすすめ!?」
一瞬驚いたが、出てきたのは自家製パンにパティと厚切りオニオンを挟んだ肉々しいサンドイッチだった。
自社レシピの粗挽き100%ビーフ。ハンバーガーのパティと同じものを使用して
いる。
「シンプルな素材と味。店のコンセプトと同じように、クラシックをイメージしたサンドイッチなんです」
サンドイッチにハンバーグを挟んだメニューを「パティメルト」という。来店客のアメリカ人からそう教わったのだと嬉しそうに話す亀島さん。
ソースはケチャップとマスタードのみ。ハンバーガーにはオリジナルのBBQソースを使い、バンズや食パンも店で手作りしている。
自家製パンへのこだわりは、必然的なことだった
北谷の1号店のオープン準備中、一度は地元のパン屋に依頼したバンズ。だがイメージしていたパンと何かが違う。開店までもう時間がなかったのもあり、パンの本を購入して自らパン作りを始めてしまったオーナー。このパンの出来が意外とおいしく「んー。ならば店で作っちゃおうか、バンズ!」と始まったのが自家製パンのキッカケである。
スタッフが手探り状態で少しずつ改良を重ねていった自家製パン。パン生地はすべて手でこねているため、一度に大量のバンズは作れない。だから一度に作れるのはせいぜい40個ほど。店舗内にベーカリーを持つハンバーガーショップの自家製バンズだ。
「ハンバーグに合うバンズを手作りで」
店の「こだわり」というよりは、必然的に自然と手作りしていたアメリカンな本格派ハンバーガーだったのである。
そんな本格派のアメリカンバーガーがこちら
こちらが「ダブルチーズバーガー」。何やらハンバーガーが遠くてやや確認しづらいので、もう少しアップでお見せしよう。
ジャーン!これがGODIESの「ダブルチーズバーガー」だ。
艷やかに滴る肉汁、そしてパティとチーズのダブルパンチのボリュームは、メタボに向かってまっしぐらなほど爽快な味。
シェイクは、全部で6種類。このシェイクは「チョコレートクッキー」である。
嘉手納基地の近くにあるアメリカンクラシックな店内で、本格派のハンバーガーやパティメルトを食べる。肉々しいパティや素材を生かしたシンプルな味、そして甘めのシェイクは別腹のデザート代わりにどうぞ。