この空間に迷い込むとすぐに脱力、リラーックス。沖縄らしい赤瓦の古民家で味わえるのは、湯気が立ち上るカレーにハンバーグステーキと本格的な洋食メニュー。那覇市泉崎の住宅街に隠れた「食堂ぬーじボンボンZ」は老若男女に愛される憩いのお店です。
グルメ
2016.04.09
沖縄古民家でまったりランチ
下町系洋食ぬーじボンボンZ
writer : 阿久津彩子
友達の家にお邪魔するようにピンポーン
個性的な店名もさることながら、見てくださいこの外観。沖縄の古民家を利用したお店はどことなくメルヘンチックで懐かしい雰囲気。ピンポンを押したら、どんな世界が待ち受けているのでしょうか?
店内に一歩入るとそこは和みの境地まっしぐら。玄関で靴を脱いでお邪魔するスタイルもまさにオウチです。古民家の面影を残した空間で足を伸ばせば、旅の疲れも一気に吹き飛んでしまいます。
待ち時間はのんびりと読書に耽るべし
2008年5月にオープンした「食堂ぬーじボンボンZ」は洋食、エスニックとさまざまな飲食店を渡り歩いた奥間朝樹さんが開いたお店。店名の由来は沖縄の言葉でぬーじ=虹、ボンボン=てんとう虫。それに奥間さんのももいろクローバーZ好きが加わり、いつしか末尾にZを付けるようになったそう。
「Z」に改名して以来、その存在をモノノフ(ももクロファン)に知られ、ここを目当てに来沖する旅行者も多いのだとか。ちなみに2008年5月にピンと来ない人は本当のモノノフとはいえませんぞ!
店内にはももクロ関連の他にマンガや小説、絵本などがずらりと置かれ、サブカル好きにはたまらない品ぞろえ。注文後は気になる一冊を手に取ってゆっくり待つと致しましょう。
腹ペコ男子も大満足の洋食メニュー
こちらでいただける料理は正統派の洋食がメイン。しかし、そこはさまざまな料理を学んできた奥間さんです。「家族みんなで食事を楽しんでほしい」と、ゆし豆腐や沖縄そばといった沖縄の食堂メニューも用意しています。
2大名物の一つ、県産和牛入り本格ハンバーグステーキ(200g 950円)は100%沖縄県産肉にこだわった一品。もとぶ牛7割、やんばる豚を3割使い、4種類もの部位をブレンドして焼き上げたパティは肉の旨味をしっかりと感じられます。
もうひとつの名物はチーズ黒焼きカレー温玉添え(850円)。欧風黒カリーの上にはたっぷりチーズ、とろーり卵。文句なしのおいしさを前にカロリーなんて言葉はどうでもいい。マイルドなカレーは「那覇カレーグランプリ」で見事2連覇を成し遂げました。
3時はデカ盛りスイーツと漫画で過ごす
どれもボリュームたっぷりの料理だけれど、まだ帰るのはいや。この世界観にもっと浸かりたいあなたは甘味を食べましょう。抹茶金時ぜんざいアイス添え(450円)はブラックジャックを越える高さで登場。一気に食べると頭痛の恐れがあるため、やはりマンガを読みつつが正解です。
ランチにスイーツにディナーに、のんびりまったり過ごせる下町系洋食屋。座敷席やキッズチェアもあるのでお子様連れのファミリーからご高齢のお客様まで気軽に利用できますよ。モノノフでなくとも一度は訪れてほしい那覇のオアシス的存在です。
スマートポイント
- ANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービューから徒歩3分ほど。ゆいレール県庁前駅や国際通りからも徒歩10分圏内です。
- 4名以上で申し込めるディナーコースは7品飲み放題付きで3,500円。前菜盛り合わせにサラダにパスタ、名物のハンバーグとカレーも含んでこの価格。
- ランチタイムにはサラダ&スープor味噌汁&ライスorガーリックバタートーストがサービスに!一時間1,000円で昼飲みもやっています。
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ランチタイムにはサラダ&スープor味噌汁&ライスorガーリックバタートーストがサービスに!一時間1,000円で昼飲みもやっています。
阿久津彩子
得意ジャンルは食・人・体当たり。沖縄の旬を味わえるおいしいお店から本当は秘密にしたい穴場スポットまで幅広くご紹介します。
INFORMATION
スポット名 | 食堂ぬーじボンボンZ |
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住所 | 沖縄県那覇市楚辺276 |
ジャンル | グルメ |
電話番号 | 098-832-8415 |
料金 | 昼1,000円~、夜1,000円~ |
営業時間 | 月~金曜日 ランチ11時30分 ~15時(LO.14時30分) 月~木曜日 ディナー18時~22時 (LO.21時30分) 金曜日 ディナー18時~24時(LO.23時30分) 土曜日 11時30分~24時 (LO.23時30分) 日曜日 11時30分~22時 (LO.21時30分) |
定休日 | なし |
駐車場 | あり(3台) |
備考 | HP : http://nuzibonbonwakaokami.ti-da.net/ |