スポンサーも付けず、広告宣伝費も使わない。しかし始まってから丸2年を迎えるOKINAWA FOOD FLEA(オキナワフードフレア)はますます人を引き付ける大きなイベントに成長した。次回8月20日に開催されるOKINAWA FOOD FLEAは、8回目にして初めての那覇会場。暑さも考慮して午後3時~夜9時までのイベントとなる。今回もまた、本当においしい食べ物を求める人々で大盛り上がりを見せること間違いなしだ。
グルメ
2016.08.16
沖縄最大!食の蚤の市
OKINAWA FOOD FLEA
writer : てんもり
主役は、気持ちのこもった本当においしい料理達
3か月ごとに開催されながらも毎回動員数が伸びている訳は、なんといっても出店者ごとに個性を打ち出した食べ物だ。とにかくおいしいものを届けたいという本気の思いは明快に客に伝わり、次々とリピーターが増えていく。その魅力は米軍関係者にも広がり、回を重ねるごとに家族連れで、あるいは友達同士で訪れる外国人も増えている。
会場は抜群のロケーション。海を眺める公園だ。
主会場は宜野湾マリーナに付属する公園。適度な起伏があり芝生の広場や涼しい木陰もある。高い位置から見わたすと視界のほぼ180度に海が広がり、沖縄の強烈な日差しに輝く海はそれだけでも目のご馳走だ。公園全体を使って適度に配置された各ベンダー(屋台)からはおいしそうな匂いが溢れ出す。夏の海上ではマリンスポーツをしている人達も多く、音楽のライブもあり、それらを楽しみながらリラックスできる、沖縄らしい、いや、沖縄でしか味わえない雰囲気に心が解ける。
世界各国の料理、スィーツ、個性的な工芸品
肉のおいしさを味わえるワイルドなハンバーガー、イベント用に作られた薪を使ったピザ窯で焼きたてピザ、大きなパンの量り売り、日本酒が楽しめる居酒屋屋台、イタリアン、フレンチ、スィーツ、ヴィーガン、インドカレー、タイカレーなどなど、50店を超える思い切り個性的なベンダースタッフは例外なく楽しそうだ。そしてその雰囲気がこちらにも伝わってきて、お客さんまでもがなんだかワクワしてくるのだ。飲食店だけでなく食器や衣類、家具など、さまざまなジャンルの店舗が出店しているのも大きな魅力だ。
主催者の思いが形になった
主催者は北谷で人気の炭火串焼き「月と器」の店主石井雄一郎さんだ。京都生まれで、海外のガイドなどを経て京都の焼き鳥屋さんで修業し北谷に店を構えた。海外の食の蚤の市に影響を受けたフードフレアが始まったころはスタッフも足りず手探り状態で、予想以上の人の多さや台風の影響による延期や中止など、決して順調にここまでの大きなイベントに成長したわけではない。しかし、「食を通じて人々を幸せにし、かっこいい大人の姿を子ども達に見せたい」という石井さんの思いに共感した、店主達やボランティアスタッフとともに作り上げたOKINAWA FOOD FLEAはどんどん周囲の人々を魅了した。その結果、回を追うごとにおもしろくなっているように感じる。
新しい観光資源としてのOKINAWA FOOD FLEA
今ではアジアをはじめ、海外にもその名を知られるようになったOKINAWA FOOD FLEAという存在。国内の観光客だけでなく、世界中からおいしい食を求めて沖縄へ、そんな日が訪れる日もそう遠くない。
スマートポイント
- 那覇会場はハーバービューも魅力。夕暮れ空のグラデーションから夜景までも楽しめる。人気のベンダーは早めに売り切れることもあるので、早めの到着がおすすめ。
- 店舗数が50店を超えるので、グループで出かけて分け合って食べるのがより楽しむコツ。芝生に座って、寝転んで次は何を食べようかと悩むのも楽しい。
- 運転手じゃなければ、居酒屋で日本酒も楽しめる。ハンバーガーやピザにビールは最高だ。手作りのソフトドリンクやスムージーも充実。県内の珈琲マイスターが焙煎して淹れるスぺシャリティーコーヒーのレベルは高い。
ライターのおすすめ
日本中探してもこんなイベントはない。沖縄の日差しの下で飛びきりおいしい料理を楽しもう。ただし、野外イベントなので天候チェックは忘れずに。
てんもり
全国の「食」を描いた個人ブログが大人気。数多くの全国食べ歩き経験を活かして沖縄ならではの「食」の良さを紹介していく。
INFORMATION
スポット名 | OKINAWA FOOD FLEA(オキナワフードフレア)食の蚤の市 |
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住所 | 季節によって会場が異なります。詳細はFBでチェックしてください。 |
ジャンル | 野外イベント |
備考 | facebookページ |