沖縄モノレールの美栄橋駅から徒歩5分、那覇市牧志にある「たそかれ珈琲」は自家焙煎のコーヒーショップ。自家製スイーツや自家製天然酵母パンのサンドイッチなどが食べられ、毎月個展や写真展を店内で開催するカフェ好きに人気の店です。
グルメ
2016.08.29
那覇の自家焙煎のコーヒー屋
毎月個展を開催、たそかれ珈琲
writer : miya-nee(みやねえ)
店内に漂うレトロ感、もともとここはカフェだった
久茂地川沿いの道路には車が行き交い、通行人を見かけるのは朝と夜くらいだとか。
以前はイタリアン料理の店でソムリエをしながら、珈琲豆の焙煎をしていた久高さんがひとりでカフェを営業したいとオープンしたのがこの「たそかれ珈琲」です。
だいぶ長い間営業しているイメージがあり、店長の久高悠三さんに話をうかがってみると2016年で4年目に突入したばかり。もともとあったカフェをリニューアルしたので椅子やテーブルはもとのカフェにあったものをそのまま利用しているそうです。
「だから古さを感じるのかもしれませんね(笑)」と話す久高さん。
「家具で変えたのは、カウンター席の椅子だけなんですよ」とも。
自家製スイーツや自家製天然酵母パンの軽食
オープン以来、ほぼメニューを変えずに定番の自家製スイーツや自家製天然酵母パンのサンドイッチなどの食事を用意しています。自家製天然酵母パンは、北海道産のハルユタカ100や北海道産ライ麦全粒粉、そして県産の伊江島産全粒粉をブレンドして使用。
「豆のペーストとトマトのサンドイッチ(500円税込)」は、ケークサレやピクルスがつき、食材は日ごとに変わります。野菜たっぷりのヘルシーな軽食!と思いきや、わりとお腹がいっぱいです。仕込みは朝の5時からスタート。日ごとに食材を変える付け合わせは「自分の食べたいものを作っている感じです(笑)」と話す久高さん。
一人で来て2〜3種類のスイーツを食べていく人もいる定番の自家製スイーツは、うれしいことに1種盛りや2種盛りの他、3種盛りまであるのです。
食いしん坊、万歳!
珈琲豆は販売も!器は那覇市壷屋の「陶よかりよ」
業者から仕入れた珈琲豆を手で回すタイプの特注のロースターで焙煎し、常時4種類の珈琲豆を用意して販売もしています。
店内で使う9割の器が、那覇市壷屋にある器屋「陶よかりよ」のもの。県内外の期待の焼き物作家の作品を販売し、結構いいお値段がする器屋なのです。
また、店内では毎月2週間ほど個展を開催しています。個展を始めた当初、久高さんの知り合いに声をかけたそうですが、その後は個展を見に来たアーティストから自分も個展を開催したい!と声がかかるようになり、現在はアーティスト側から個展を依頼されることがほとんどだとか。
「会場が無料ですからね。笑」と久高さんはいうけれど、この店に来る不特定多数の客層がターゲットになると考えたら、自分の作品を発表する場に相応しい、そんないい機会になるのかもれません。
個展を希望する人がいましたら、ぜひ店までご連絡を。
「一人で営業してるけど特に大変だと思ったことがなくて。全責任自分で負えるほうが気が楽なんですよね」
そう話しながらコーヒーを淹れ、料理の準備をする久高さんの手さばきが早い…。一人で店を営業するコツがこの「たそかれ珈琲」には潜んでいそうです。
スマートポイント
- ランチに合うサンド系は、トーストやサンドイッチ、クロックマダムやトルティーヌなど。好きなパンメニューにスープやドリンクがついたセット(1,200円)あり!
- 定番スイーツはチーズケーキやチョコケーキ、フルーツタルト、黒糖ブリュレなど。これが1種盛(350円)、2種盛(650円)、なんと3種盛(900円)まであるので疲れた時の糖分補給にもどうぞ。
- 店のすぐ裏側にコインパーキングあり。沖縄モノレールなら美栄橋駅から徒歩5分です。
ライターのおすすめ
コーヒー休憩したい時、プラっと寄ってゆっくり過ごしたい静かな店内。毎月開催されている個展や写真展も楽しい、カフェ好きに教えたい那覇のコーヒーショップです。
miya-nee(みやねえ)
JTBの元ツアーコンダクター。現在はライターをはじめとして、Web講師、カメラマンなどと多岐にわたる仕事に取組む。
INFORMATION
スポット名 | たそかれ珈琲 |
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住所 | 沖縄県那覇市牧志1-14-3 |
ジャンル | コーヒーショップ |
電話番号 | なし |
料金 | 1,000円〜 |
営業時間 | 11時~19時(LO.18時30分) |
定休日 | 毎月1日、10日、20日、30日、31日 |
駐車場 | なし |