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グルメグルメ

2019.11.26

[宮古島]モジャのパン屋から
始まる優しくておいしい時間

writer : 砂川葉子

「やさしいパンと珈琲 モジャのパン屋」は、
シンプルなまるいパンとこだわりのコーヒーが、
地元で大人気のパン屋さんです。
市内中心部の道ばたのモジャのパン屋さんには、
いつも行列ができています。
シンプルなまるいパン
フランスで塩職人が作る「ゲランドの塩」など、
モジャさんが良いものを求めて、こだわり抜いた素材で作られたパンは、
ほんのりと甘い優しい味です。
みんなが大好きなモジャのパン屋には、
誰もが優しくなれるような、
おいしくて幸せな時間があります。

モジャのパン屋で開店を待つ幸せ

時計は、10時50分。
お日様がぐんと高くなり、青空が広がる
モジャのパン屋の前で、ベンチに腰かけながらオープンを待ちます。
間口が3mもない、小さなお店の小さな窓、
ドアも小さいのか、ペパーミント色の椅子とテーブルも小さくて、
何だか絵本の世界のよう。
モジャのパン屋の前
ふんわりとパンの香りが漂い、
耳を澄ますと奥からコトコトと物音が聞こえます。
「モジャのパンはあっという間に売り切れるよ~」
「あったらラッキーと思ったほうが良いよ~」
そんな話を聴いたので、開店前から待つことにしたのですが、
パン屋の開店を待つ、って
何て幸せな時間なんでしょう。
優しい笑顔の室上さん
カチャリ、と小さなドアが開きました。
「あ、おはようございます。待っててくれたんですか?
ありがとうございます」
穏やかな優しい笑顔で深々とおじぎをする人、
こちらが室上さんことモジャさんです。

モジャのパンの優しいパンの味

モジャのパン屋のショーケースに並ぶのは、
シンプルなまるぱん、ごまぱん、ぶどうぱん、くるみぱん、ちょこぱん、
あんぱん、フランスパンの全部で7種類です。
モジャのパン屋のショーケース
手のひらサイズの、まんまるのコロンとしたかわいらしいパンは、
意外とずっしりとしています。
ほんのり甘いパン生地から感じる小麦の香り。
レーズンも、ゴマも、チョコも、餡も、
たっぷりすぎるくらいたっぷりと詰まっています。
購入したパンとコーヒー
一緒に買ったコーヒーも、本当においしくて、
ひと口頬張るたびに今日というこの日を優しい色に染めていくのを感じます。
なんでこんなにおいしいんだろう?
なんでこんなに優しいんだろう?
パンとコーヒーという見慣れた当り前の組み合わせが、
たまらなく愛おしくなってくるのです。

誰もが優しくなれるモジャ時間

「ぼく、接客の仕事がしたかったんです」というモジャさん。
コンビニエンスストアの店長を15年務めたことがあるという経歴のモジャさんだからこそ、お客様との会話を大切にしているのを感じます。
「あんぱん、熱いから気を付けてくださいね」
「久しぶりですねえ、お仕事が忙しかったんですか?」
何気ない会話がいつも心を温めてくれます。
パンを買う人
そんなモジャさんの優しさが伝わるのでしょうか?
注文しながら、そっと列の後ろをうかがう人がいました。
後ろのお客さんにもちゃんとパンが行き渡るように、
そんなことを考えているようです。
モジャのパンを買う人もまた優しい人ばかり、
モジャのパン屋の前にできた行列は、
いつもパンの香りとモジャさんの優しさに包まれています。
モジャさん

モジャのパンが優しい理由

モジャのパン屋は、やさしいパンと珈琲の店です。
おいしいじゃなくて、やさしい、パンの店なんです。
その理由は、モジャのパン屋に行ったらきっとわかるはず。
開店と同時にどんどん売れていくモジャのパン、
接客もしながらモジャさんは生地をこね、パンを焼きます。
焼きあがったパン
できるだけ焼きたてのパンを届けたいから、
こんなスタイルだそうです。
今もまさにアンパンが焼けたところです。
「あんぱんって、焼けた所がかわいいんですよ」
と、とてもうれしそうな笑顔を見せるモジャさん。
パンを見つめる視線は、子どもを慈しむ目と同じな気がします。
焼きたてのパン
モジャさんのパンへの愛情が、
このシンプルな形のパンにぎゅっぎゅっと詰まっています。
宮古島の小さなパン屋さんから、
優しくておいしい時間を始めてみませんか?

※こちらは、公開日が2016年9月25日の記事となります。更新日は、ページ上部にてご確認いただけます。

スマートポイント

  • モジャのパン屋は、シンプルな丸いパンの優しい味が人気のパン屋さんです。
  • モジャのパン屋のパンでランチタイムをするなら、ご近所の宮古神社やパイナガマビーチがおすすめです。
  • 5月より、モジャのパン屋にフランスパンが登場しました。焼き上がりは午後3時ごろです。

ライターのおすすめ

大緊張のモジャの取材。モジャの厨房がとても神聖で、職人の魂に満ちていました。オープンと同時に扉が開くと、お客さんの笑顔で緩やかな空気に変わっていくようでした。

砂川葉子

岐阜県出身、宮古島諸島のどこかの小さな島に在住。農業と民宿業、島興し業と並行してライター業にも携わる。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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