南の島の灼熱の太陽で乾いた体に
アロエベラジュースがとろりと染みこんでいく。
大地の恵みで満たされていく体と心を感じた時に、
溢れてくる言葉達との出合いを
ポストカードに綴っていく。
それが宮古島の畑の真ん中にあるカフェ、
ALOHAS(アロハス)での過ごし方。
メールでもLINEでもfacebookでも、
自分の旅先でのひとコマは気軽に送れる現代だからこそ、
南の島から届く手紙は、思わぬ贈り物として喜ばれるはず。
宮古島のカフェ、ALOHASで、
大切なあの人を思い、ポストカードを選んだら、
アロエジュースを傍らに、
優しい南風に吹かれながら、
思いのままに手紙を書いてみませんか?
グルメ
2016.11.07
[宮古島]アロエベラ+手紙=
心と体を癒すカフェ・アロハス
writer : 砂川葉子
畑の真ん中で頂く大地の恵み、スーパーフード・アロエベラ
さとうきび畑が、延々と続く一本道の先、
アロエ畑が広がる風景のど真ん中にあるALOHASは、
宮古島のアロエ農家さんが営むカフェで、
おいしくて体に優しいアロエベラジュースがいただけます。
ALOHASのオーナー、ポストママのカオリさんによると、
アロエベラは、スーパーフードともいわれており、
体の中で作ったり貯めておけないといわれる46種類の必須栄養素のほとんどが含まれているそうです。
そして、アロエベラを熱処理しない、生絞りのアロエジュースは、
とっても貴重なのです。
目の前の畑で採れたてのアロエベラだからこそ、
熱処理をしていないからこそ、
よりスーパーフードとして体内を巡ります。
そして、ALOHASは体に優しいだけでない、
心も癒す、優しいカフェです。
ALOHASのドリンク類には、
とてもかわいらしいオリジナルのポストカードと切手がついてきて、
この空間で手紙を書くのは、極上の癒しの時間なのです。
とろ~り体に染みこむアロエベラ
ALOHASでは、アロエベラにどの素材をかけ合わすかで
ジュースのトロトロ具合が変わってきます。
私はグアバをチョイス、優しいピンク色に心が癒されます。
ストローから、とろ~りとしたジュースと
すりつぶしたアロエがつるんと入って来ました。
これは、ちょっと新感覚なドリンクです。
とろみが少なく飲みやすいのは、シークヮサーやパインの組み合わせ。
逆に、とろ~り、というよりは、どろ~りで
飲むというよりは食べるという感覚に近いのが、
ミキや黒糖玄米の組み合わせです。
観光客には聞きなれない言葉かもしれませんが、
県民にはいわずと知れた沖縄の健康飲料のことで、
こちらも正にスーパーフードと言えるでしょう。
スパーフードアロエとスパーフード黒糖玄米の組み合わせは
まさに最強、飲み物だけど、食べているような感覚です。
ちょっととろみ系が苦手な方は、スムージがおすすめです。
また、コーヒーもこだわりがあり、男性客にも人気なんです。
シャクシャクからとろ~り、変化を楽しアロエベラジュース
私のイチオシは、コーディアルシロップと炭酸水を割り、
アロエベラの氷が浮いているアロエジュースです。
ミントの香りとスターフルーツや、アセロラのフレッシュな甘みも加わって、とっても飲みやすく、こちらは時間とともに味や味わい方が変わる楽しいドリンクなんです。
カットしたアロエベラをそのまま凍らした氷が解けるにつれ、
ジュースは少しずつとろみが増していきます。
そして、氷が溶け出したころスプーンでアロエベラの氷を食べてみてください。氷に染みこんだ炭酸がシュワッと口に広がり、
噛むとシャクシャクの氷はまるでシャーベットのようです。
また、ポストママ・カオリさんの手作りのローズマリーのスコーンもとってもおすすめですよ。
お子様のアレルギーがひどく、食生活の大変さを味わってきたカオリさんだからこそ、できるだけ添加物や卵などを使用しない焼き菓子やサンドイッチを用意しています。
心と体を解き放つALOHASの魔法
SNSが発達したせいか、
旅先から手紙を出すなんてことも遠のきつつある現代、
手紙を書くなんて、どれくらいぶりでしょう?
いざペンをとると、なかなか言葉が出てこず、
ペン先は宙をさまよっていましたが、
自家農園で採れたてのアロエジュースと
ポストママカオリさんの笑顔が
かしこまって固くなってしまった旅人の心を解き放っていくようです。
思いのままに綴ったポストカードは、こちらに投函します。
これは、牛乳缶のリサイクルのオリジナルのポストなんですよ。
え?郵便のマークがないけど、どうやって手紙が届くか?
はい、それはですね。
とびきりの魔法で届くんです。
アロエベラは太陽の光をさんさんと浴び、
サトウキビ畑が揺れる、畑の真ん中にあるカフェ、ALOHAS。
ここを吹き渡る風が、大切なあの人へあなたの思いを届けてくれます。
スマートポイント
- ALOHASは、畑の真中で、新鮮なアロエの生絞りドリンクが味わいながら、手紙が書けるカフェです。営業日は、木〜土曜日のみなのでご注意ください。
- おすすめのアロハスオリジナルのポストカードは、何ともほっこりさせられます。また、写真好きのカオリさんが撮影したポストカードも、 南の暮らしのささやかな幸せが溢れ出ています。
- ALOHASのドリンクは、アロエボすりつぶしにかけ合わせる素材によってとろみ度が変わります。
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手紙を書くなんていったい何年ぶりだったでしょう。すっかり忘れていた時間を取り戻した時、感じた甘酸っぱさ。そんな時間が私に元気をくれました
砂川葉子
岐阜県出身、宮古島諸島のどこかの小さな島に在住。農業と民宿業、島興し業と並行してライター業にも携わる。