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グルメグルメ

2017.02.14

古宇利大橋を望む超絶景橋の駅
リカリカワルミで今帰仁満喫♪

writer : 阿久津彩子

橋の駅リカリカワルミ
今帰仁村と屋我地島を結ぶワルミ大橋のたもとに建つ「橋の駅リカリカワルミ」は、沖縄北部の人気観光地・古宇利島を見渡せる隠れた絶景スポットです。展望台からはエメラルドグリーンの海が広がり、その先に見えるのは全長約2キロの古宇利大橋。感動の景色を楽しみながら、今帰仁村の特産品やここでしか味わえないご当地食材を堪能できます。

品数豊富!今帰仁土産を集めた売店コーナー

売店コーナー
橋の駅リカリカワルミは2013年4月にオープンしたまだまだ新しいお店です。リカリカとは沖縄の言葉で「行こう!行こう!」という意味。地元の人や観光の方に気軽に訪ねてもらえるようにと名付けられました。
玉城養蜂園のはちみつ
こちらの特徴のひとつは、地元の農作物や加工品にこだわって取り扱いを行っていること。野菜や果物をはじめ、玉城養蜂園のはちみつや共栄社の黒糖、今帰仁ざまみファームのクワンソウ茶など、村の自慢の品が集まっています。
トマト
売店の入り口には野菜や果物の詰め放題コーナーを用意しており、秋から冬にかけてはシークヮーサーやタンカン、夏にはゴーヤーといった旬の味覚がお安く購入できるのもうれしいところ。この日は真っ赤に熟したトマトが山盛りに積まれていました。
袋に詰め込んだトマト
試しに挑戦してみると、300円で15個以上もの大量ゲット!スーパーとは比べ物にならない価格は直売所ならでは。
当然、鮮度も甘さも抜群です。青々としたトマトの香りに思わずニンマリ!

古宇利大橋を一望できるビュースポットへ

双眼鏡を貸してくれる売店
ショッピングを楽しんだ後は2階の展望台へと向かいましょう。売店では双眼鏡を無料で貸し出してくれるので、スタッフさんまで気軽に声をかけてみてください。
展望台から見える絶景
展望台から見えるのは色鮮やかな青と緑の世界。ワルミ海峡と古宇利大橋、亜熱帯の森の大パノラマが広がっています。当日は晴れたり曇ったりでしたが、それでもこの絶景。
思わず笑ってしまうほどの美しさです。これでもっと強い日差しが顔を出せば、空も海も想像以上の色合いに変化していくことでしょう。
琉装
景色とともに無料の琉装体験もお試しあれ。洋服の上から羽織るだけ、わずか30秒で沖縄気分を満喫できます。衣装は店舗前に用意されているので記念に変身してみてはいかがでしょうか。

和牛、アグー豚、鯛にウナギ、魅惑の今帰仁グルメ

レストランFull里(ふるさと)
お土産と景色に続いてご紹介するのは食。自然豊かな今帰仁村は漁業や畜産業なども盛んに行われている地域です。村で大切に育てた食材をもっと気軽に味わって欲しいと、併設のレストランFull里(ふるさと)では地元でとれた海の幸・山の幸を提供しています。
今帰仁和牛そば
人気の今帰仁和牛そばは1日20食の限定メニュー。沖縄そばの麺にコクのある特製スープがほどよく絡み、炒めた野菜とお肉が豪快にのった一品です。
今帰仁和牛そばの上に乗ったお肉
牛肉はもちろん今帰仁村で育てられた和牛。沖縄でお肉といえば豚をイメージするかもしれませんが、和牛の品質も全国レベルの実力なのです。しっかり煮込まれているのでトロッとした牛すじの部分と、ホロホロとほぐれる赤身の両方が楽しめますよ。
今帰仁和牛の炙り寿司
さらに今帰仁和牛の炙り寿司も外せません。お肉の軟らかさと肉本来の旨みが口いっぱいに広がります。うれしいことに1カンからオーダーできるので他の料理と合わせてどうぞ。
金城アグーを使った生姜焼き
その他、今帰仁村の金城アグーを使った生姜焼きや豚かつ、沖縄風炊き込みご飯のジューシーなど、たくさんのメニューを用意しています。また、季節にもよりますが、運が良ければ今帰仁産の鯛やウナギが入荷することも。いずれも今帰仁村を代表する食材ですが、特に鯛の養殖場はリカリカワルミから一望できる羽地内海にあるというから驚きです。
サラダビュッフェ
彩り豊かな自家製ドレッシング
ちなみに沖縄そばや定食類を注文の方は、セルフサービス式のサラダビュッフェが自由に楽しめます。毎朝届く今帰仁産の新鮮な野菜をお皿によそって、彩り豊かな自家製ドレッシングをたっぷりと。無くなり次第の終了のため、週末は特に早めの来店がおすすめです。

旅行者と地域の人々を結ぶ村の交流の場

謝花隆太さん
リカリカワルミは地元で活動している有志が集まり、企画・運営を行っている道の駅。代表の謝花隆太さんに今帰仁村の魅力を伺うと「何もないところ」という意外な答えが返ってきました。
「村のキャッチコピーは”ぬーん ねんしが 今帰仁村”。何もないという意味の沖縄の言葉です。都会的なものは何もないけれど、手つかずの自然が残る風景が村の魅力だと思っています。リカリカワルミは今帰仁村の良さを発信しながら観光客や地域の人々の交流が自然と生まれる、そんな場所になれればと思っています」
謝花隆太さんと小浦建夫さん
沖縄北部を総称するやんばるではなくあえて今帰仁村で勝負するスタイルには、地域の人々の地元愛が込められているんですね。村の魅力を聞くうちに話はさらに発展し、運営メンバーであり今帰仁グスクを学ぶ会の副会長を務める小浦建夫さんにもご登場いただくことに。どうやら周囲には神聖な場所が点在し、歴史的にも大変意義深い土地だそうです。
周囲に点在する神聖な場所が掲載された書籍
特にリカリカワルミの目と鼻の先にはワルミのティラと呼ばれる拝所があり、沖縄の製塩発祥の場もこの付近になるとのこと。地元の方の貴重なお話を聞く機会もまた、旅の貴重な思い出となりそうです。
リカリカワルミとスタッフさんたち
最高の景色と豊かな食、そして村をこよなく愛するスタッフさんたちが活躍するリカリカワルミ。今帰仁村の魅力がギュッと詰まったこの場所でひと休みしていきませんか?
”ぬーん ねんしが 今帰仁村”、この言葉の意味がきっと実感できるはずですよ。

スマートポイント

  • 沖縄美ら海水族館と古宇利島を結ぶ道路上にあり、北部観光の合間に立ち寄れる便利な立地です。
  • レストランFull里の食事は屋外のテラス席で食べてもOK!絶景を前に今帰仁グルメを味わえます。
  • 無料の琉装体験は男性用とお子様用もスタンバイ。カップルやご夫婦、ファミリーで楽しめること間違いなし!

ライターのおすすめ

沖縄本島北部のやんばる全体ではなく、今帰仁村に焦点を当てたお店です。販売している商品は地元スタッフが太鼓判を押すものばかり。スイカ祭りや黒糖づくり体験など、収穫期には楽しいイベントも開催しています。

阿久津彩子

得意ジャンルは食・人・体当たり。沖縄の旬を味わえるおいしいお店から本当は秘密にしたい穴場スポットまで幅広くご紹介します。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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