那覇の奥武山公園(おうのやまこうえん)で開催された「おきなわ花と食のフェスティバル2017」。新鮮な県産野菜をお手頃価格で販売し、県産の肉や魚介やスイーツや……と沖縄グルメが集結!品評会と称しておいしそうな野菜や果物をズラリと並べた沖縄県立武道館の展示も見所です。
グルメ
2017.03.08
県産野菜や沖縄グルメが集結!
おきなわ花と食のフェスティバル
writer : miya-nee(みやねえ)
イベントの当日は、那覇軍港西側の臨時駐車場に車を停める
イベント会場となる那覇の奥武山公園は広い駐車場がなく、イベント当日は那覇軍港西側の臨時駐車場に車を停めます。
那覇軍港の臨時駐車場からイベント会場までは、無料のシャトルバスを運行。午前中だったので特に並ぶことなくスムーズに乗車して、いざイベント会場へ。
会場に到着すると「沖縄県立武道館」の真横がシャトルバスの乗降所です。そこから1番近いエリアが「セルラースタジアムエリア」、その先に「セルラーパークエリア」、「テニスコートエリア」へと続きます。
「セルラースタジアムエリア」へ!JAファーマーズの新鮮な県産野菜を購入
58号線に面した大きなゲートをくぐると、そこが「セルラースタジアムエリア」です。このエリアの見所は、JAファーマーズの新鮮な沖縄県産野菜の販売でしょう。
それぞれの野菜に金額シールが張られ、よく見ると100円のオンパレード。もちろん量や商品によっては200円以上の野菜もありますが、値段が高い分だけ量が多くてお得感が満載なのです。
スイスチャードやコーラルリーフプルームなどの珍しい野菜も多数並び、購買意欲を駆り立てられます。
私が購入した新鮮野菜はこちらの9品。この量で締めて1,100円というお得感にやや興奮気味です。
しかし、初っ端からビニール2袋分の野菜を手にして、「しまった!」と後悔の念にさいなまれました。まだまだこれから歩くのに……
と思いきや、実は手荷物預かり所があったのです!18時まで利用できるので必要な方はご利用ください。(場所はイベント会場マップを確認するか、会場内の本部のテントでも案内してるそうです)
人気投票でグランプリを決める「島ふ〜どグランプリ」の会場では、35商品の試食を配布しており、溢れんばかりの人、人、人。
中でも、特に気になったのがマンゴースイーツ専門店「おきぽたショップ」の2品。2層になった濃厚なマンゴープリンの「プリン・ス・マンゴー(300円)」と完熟マンゴー生搾りの「マンゴージュース(350円)」を販売し、沖縄産の濃厚なマンゴー攻めにやられました。
最後は、「島ふ〜どグランプリ」の会場出入口にて美味しいと思った試食の商品番号を記入して投票していきます。
テニスコートエリアのまーさん市場へ!県産肉が集結
テニスコートエリアにやってくると、県産の畜産業者が集結した「ま〜さん市場」があります。県産肉やお肉の加工品を通常価格よりも安く販売し、揚げたてコロッケや焼きたてウィンナーなどの食べ歩きもできます。
まとめ買いで安く購入できる商品もあり、炊き込みご飯の「あぐーじゅーしぃの素」や「鶏じゅーしぃの素」は、格安セットでの販売です。
沖縄県養鶏協会からは、1パック150円の「沖縄県産たまご」を2パック、3パック、4パック……とまとめ買いするほどお得な金額設定での販売です。
熱々の紅豚ステーキやオキハムの焼きたてウィンナーを食べ歩きできたり……
今回の食べ歩きグルメの中では、最高値だと思われる「おきなわ和牛リブロース サイコロステーキ丼」のお肉のツヤが堪らなくおいしそうでした。
テニスコートエリアのグルメたち
カラフルなポスターが賑やかな南都酒造所からは、5種類の「OKINAWA SANGO BEER」を販売。サンゴで形成された沖縄の鍾乳洞「玉泉洞」の地下水CORAL WATERで仕込んだビールなんだそうです。
見た瞬間、「何ですかこれ!?」とスタッフに質問してしまった缶のお酒「琉球ハブボール」は、沖縄の蛇のハブと香草のハーブのエキスをブレンドし、シークヮーサー果汁を加えた新感覚の沖縄産ハイボール。
離島や市町村のグルメコーナーでは、鮮やかな色の「うるま市の島魚の干物」や「久米島の車海老」、パッケージがオシャレな「石垣島のツナ」など、各地域から地元の特産物グルメが登場しました。
行列ができていたのでのぞいてみた離島・伊江島の「伊江牛」コーナーでは、伊江牛の牛丼や牛汁などを販売。
牛丼の煮汁が……お、おいしそう!
ヴィーガン料理でお馴染みの那覇の「浮島ガーデン」からは、オシャレな陳列で天然酵母パンやピクルスを販売。
ナン付きの牛すじカレーを販売する「黒糖カレーのあじとや」。スパイシーな北海道スープカレーの中には、トロッとした牛すじ肉の塊。大人の味を噛み締めました。
「おきなわ和牛リブロースのサイコロステーキ丼」は、冷めてもお肉が軟らかいまま。ジューシーでニンニクが効いた上品な味でした。
うるま市の「榮料理店」からは、人気の「てびち(豚足)の唐揚げ」が登場です。トロッとした豚足をカラッと揚げて甘酢に漬けた、もうこれは絶品の味!周囲の目を気にせずに手で持ってかぶりつきましょう。
沖縄県立武道館エリア!花や野菜の品評会が想像以上に楽しい
野菜の品評会では、沖縄の農家で栽培された県産野菜を一定の基準で評価して表彰する品評会です。
金賞の八重瀬町具志頭のピーマンは大きくて肉厚。脚線美のような美しい形の金賞のゴーヤーは、イボの粒まで美しいツヤを放ち、金賞のさやいんげんもまたスラッとした脚長の美しい形状。青々とした冬瓜は身が引き締まり、野菜も愛情を持って育てると美しく優秀に育つものなのだなあ、と感心しました。
きれいな彩りの野菜のデコレーションは、野菜という食べ物を並べたとは思えないほど。目にも楽しくておいしそうなディスプレイでした。
額縁を使って立体的な絵を表現した花のデコレーションもお見事。
小さな子ども達が飽きないようにと、積み木コーナーのキッズスペースを設け、その横にはこんなコーナーもありました。
【沖縄編】どんな給食を食べてたかで世代がわかる給食の歴史。 pic.twitter.com/8kOVU9C1AN
— miya-nee(みやねえ)@沖縄 (@miya_nee3) 2017年2月4日
沖縄は、給食に沖縄そばが出るんですね。
最後に、「おきなわ花と食のフェスティバル」を制覇する極意
毎年このイベントに行っていて、気付いた点をまとめておきます。
1. 10時のオープンとともに入場
オープンの10時前後から入場するのが理想的。臨時駐車場の無料送迎シャトルバスの乗車もスムーズです。わりと空いている午前中の時間帯までが狙い目!昼過ぎからかなり混雑してきます。
2. 持ち帰れる量を考えて購入
格安のまとめ買いや新鮮野菜を目の前にすると、ついつい購買意欲を駆り立てられますが、買い過ぎると持って帰るのが大変。家族で行って手分けして持ち帰るなど、買い物予定の方は持ち帰る方法も工夫しましょう。
3. 大きめのエコバッグを持参
そこで役立つのが、エコバッグ。大きな袋にまとめると持ち帰りしやすく、歩きやすいです。
4.食べ歩きグルメは昼前が狙い目
昼食時間帯に突入すると、やはり混雑が見込まれます。しかし、夕方になると人気の商品は売り切れるため、お目当ての沖縄グルメがある場合は、オープンからお昼前後までの時間帯が狙い目です。
5.テイクアウトできる沖縄グルメが意外とある
食べ歩きグルメでも、わりとテイクアウトできるメニューが多いです。そこで、お目当ての沖縄グルメを誰かがまとめてササッとテイクアウトし、家に持って帰ってからゆっくり食べるなんてことも可能なわけです。
年に一度開催される、沖縄グルメと沖縄の特産品ショッピングを満喫できる「おきなわ花と食のフェスティバル」。野菜や花の品評会も見学でき、沖縄をまとめて味わえて楽しめるイベントです。来年の開催も、どうぞお楽しみに!
スマートポイント
- 農林高校や農業大学の学生達が販売するコーナーがあり、お手頃価格で野菜や花などを販売。沖縄の学生達の姿を見てついつい応援したくなる、そんなブースです。
- 人気のグルメ店は並んだり、早めに売り切れたりするので、午前中もしくは昼過ぎまでに購入するのが理想的。
- 車で行く場合、那覇軍港西側の臨時駐車場に車を停めてシャトルバスの無料送迎付き。夕方になるとシャトルバスのりばが混雑するため、早め到着早め退散の短期決戦がベスト。
ライターのおすすめ
午後になると大混雑が見込まれるため、オープンの10時から午前中が狙い目。JAファーマーズから反時計回りに周遊しながら買い物➡昼食➡最後に再び戻って武道館の野菜の品評会を見学してシャトルバスのりばへ。Webサイトの会場マップをチェックしてあらかじめ行きたい店の目星をつけておくとスムーズです。
miya-nee(みやねえ)
JTBの元ツアーコンダクター。現在はライターをはじめとして、Web講師、カメラマンなどと多岐にわたる仕事に取組む。
INFORMATION
スポット名 | おきなわ花と食のフェスティバル |
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住所 | 奥武山公園運営管理事務所 沖縄県那覇市奥武山町52 (沖縄県立武道館内) |
ジャンル | イベント |
電話番号 | 098-858-2700 |
営業時間 | 10時〜18時 |
駐車場 | あり(那覇軍港臨時駐車場) |