宮古島の西の浜近くにあるirayoi(いらよい)は、築60年以上の古民家カフェで、車エビや天然もずく、マグロにカツオ、海ブドウなど沖縄の海の幸をふんだんに使ったランチメニューがおすすめです。
刺身やあら汁、車エビの唐揚げなど、定番の海鮮料理だけでなく、マグロカツや車エビキーマカレーなどフォトジェニックな創作海鮮料理も人気です。
また、グルクン、アカジンやミーバイ、イラブチャーなど聞きなれない沖縄の魚達、旅先だからこそ出合える地のものも充実していますよ。
irayoi(いらよい)は、魚の新鮮さと旬にこだわっているため、お食事メニューはその日の仕入れと、オーナーの中川さんのインスピレーションによって変わるのも楽しいポイントです。
宮古島でのランチタイムに、新鮮でおいしい海鮮料理が食べたい!と思ったら、海辺のカフェ食堂irayoi(いらよい)へどうぞ!
グルメ
2017.07.19
[宮古島]海辺の古民家カフェ
irayoi(いらよい)
writer : 砂川葉子
穏やかな海辺の古民家でゆったりと過ごす
三角形の宮古島のちょうど頂点あたりに西の浜という小さなビーチがあります。
左手には西平安名崎、右手には世渡り埼から池間大橋、池間島とぐるりと囲まれた小さな湾のようになっているせいか、打ち寄せる波はとても静かです。
そんな西の浜がすぐそばにある、青空に白い瓦屋根が映える小さな古民家は、思わず足を止めてしまうかわいらしさです。店内も手作りのインテリアで思わずほっこりとします。
この場所は雪塩製塩所が隣接しているため、観光客の往来は多いのですが、その喧騒が遠く感じるほど、ゆったりとした時間が流れています。
オーナーの中川さんは宮古島に移住するも、さまざまな事情で一度は島を離れます。だけど、宮古島での生活が忘れられず再移住します。そんなにまで惚れ込んだ宮古島だからこそ、島の食材を使った良いものを出したい、特に魚介類にこだわりたい、そんな思いでご夫婦二人三脚で2015年9月にカフェを始めました。
季節とインスピレーションが生み出す海鮮料理
海辺のカフェ食堂irayoi(いらよい)の海鮮料理は、旬と中川さんご夫妻のインスピレーションの世界によって生み出されます。まさに一期一会、また次に必ず出合えるとは限りません。
この日は、マグロ、カツオ、赤仁(あかじん)の刺身の盛り合わせに、伊良部島産のマグロとカツオのあら汁、ジーマミ豆腐やもずく酢などの小鉢もついたセットをいただきました。
赤仁(あかじん)とは本土では聞きなれない魚ですが、沖縄ではいわずと知れた高級魚です。マグロとカツオも、宮古島の海から水揚げされてきたものを漁師から毎朝仕入れるので鮮度は抜群です。また、この日は限定2食というアカジンのあら汁もありました。
地元で人気だけどなかなか出合えない幻のランチメニュー、「自家製タルタルソースのマグロカツ」は肉厚でジューシーなマグロのカツがボリュームのある一皿です。他にも、マグロのジンジャーステーキや燻りマグロカレーなど中川さんの創作料理もおすすめです。
irayoi(いらよい)のスイーツ&ドリンク
海辺のカフェ食堂irayoi(いらよい)のスイーツやドリンクメニューも中川ご夫妻のこだわる、宮古島の良いもの、旬のものがふんだんに使われています。
特に一番人気は、宮古島産マンゴーパフェです。アップルマンゴーの果肉もジェラードも、ホイップクリーㇺもたっぷりで、一番底にある黒糖プリンにスプーンが到達する時には至福の絶頂です。
島バナナが好き、という中川ご夫妻お手製の島バナナシフォンケーキもおすすめです。シフォンケーキの間にホイップクリームと甘酸っぱい島バナナがサンドされた島バナナシフォンケーキサンドはボリュームたっぷりです。
海辺のカフェ食堂irayoi(いらよい)は朝の8時から営業しています。目覚めの一杯に宮古島産マンゴージュース、島バナナスムージーはいかがですか?宮古島の旬の味わいは体の隅々まで染みわたります。コーヒーやチャイもあり、どれもテイクアウトも可能ですよ。
irayoi(いらよい)で楽しむ宮古島の旬とお魚
海辺のカフェ食堂irayoi(いらよい)のメニューはその日の仕入れによって変わるため、行くたびに違うメニューやドリンクに出合えるのも楽しみの一つです。
取材でうかがった5月のお食事メニューでまさに旬だったのが車エビ料理です。車エビがどーんとのったひと皿は思わずカメラを構えたくなります。車エビの塩焼きや車エビキーマカレー、イカ墨車エビリゾット、車エビの塩焼きそばなど、旬だからこそのメニューが目白押しでした。
そのせいか「あの時に○○を食べたんですけど、今日はないんですか?」と聞かれることもよくあるそうです。
「前は海ブドウパフェなんてのもあったんだけど、全然注文がなくて」とはにかみながら教えてくれた中川ご夫妻。西の浜の穏やかな波音のような、ご夫婦の醸し出す静かで緩やかなムードはまた海辺のカフェ食堂irayoiの味でもあります。
築60年の海辺の古民家に中川ご夫妻のこだわりが和やかに広がっています。
スマートポイント
- irayoi(いらよい)は宮古島の西の浜近くのカフェ食堂です。おすすめは海鮮料理で、ランチメニューはその日の仕入れによって変わります。
- irayoi(いらよい)のスイーツメニューも人気です。宮古島産マンゴーを使ったマンゴーパフェ、島バナナのシフォンケーキなど、どれも地元産のトロピカルフルーツにこだわっています。
- irayoi(いらよい)は、池間島や西平安名崎、雪塩製塩所も近いので、その行き帰りの際でのお立ち寄りをおすすめします。
ライターのおすすめ
思い返せば、紅芋モンブランパフェや島だこ料理、irayoiで食べ損ねてしまった料理の数々。まさに旬と中川さんご夫妻のインスピレーションの世界が生み出す料理は一期一会です。
砂川葉子
岐阜県出身、宮古島諸島のどこかの小さな島に在住。農業と民宿業、島興し業と並行してライター業にも携わる。
INFORMATION
スポット名 | 海辺のカフェ食堂irayoi |
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住所 | 沖縄県宮古島市平良字狩俣186-2 |
ジャンル | 海鮮料理 |
電話番号 | 080-8573-0387 |
料金 | 1,000円 |
営業時間 | 8時から17時 |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | あり |