地元民にも人気!那覇の大衆居酒屋、糸満屋
車で行くなら、店の裏側にある広い無料駐車場を利用。ノンアルビールもあるから、お酒を飲まずとも食事がてらに訪れてみるのもアリ。
店内に入ると、糸満屋の制服を着ているスタッフさん。話しかけてみると、気さくな人ばかりで、大衆居酒屋のラフさと温かさが滲み出ている。
席に座ると、熱々の付き出しが人数分運ばれてくる。日によって異なる付き出しメニューもこの店の楽しみのひとつ。
ビールを注文すると、中ジョッキが1杯370円(2017年4月現在)。うれしいお手頃価格に背中を押されてグイグイとビールが進む。
糸満屋の人気メニューを紹介!第3位は「ニガナ和え」
糸満屋の人気の理由といえば、やはり料理だろう。鮮魚店が振る舞う新鮮な魚介や家庭的な味の沖縄料理、何よりボリュームが半端ないのである。
大人数でシェアしなければ完食できない料理も多い。そんな糸満屋の現場から人気メニューをご紹介。
いきなりおじさんが失礼します。糸満屋なら「ニガナ和えを食べなきゃ!」とオススメする地元民・男性Nこと中山さん。
苦味のあるニガナを生のまま細かく切り刻み、豆腐と和えた白和えが癖になるらしい。
食べた瞬間、白和えの優しい味がふわっと口の中で広がり、その数秒後「苦っ!」となるニガナ和え(700円)。この苦味が不思議と癖になって箸が進む、進む。
糸満屋の人気メニュー第2位は「刺身の盛り合わせ」
「すごいの来ました、でへへへ……」と刺身盛り合わせを見て喜ぶ若手女性代表Yことゆりえさん。
10種類の刺身が盛られて1,700円。鮮魚店ならではのいち押しメニューである。
完食するには4名以上必要だろう!なボリュームで、地元民の胃袋を虜にする1品。まぐろやサーモンなど1切れごとに身が厚く、食べ応えを感じる刺身の盛り合わせ。沖縄で鮮魚店を営む大衆居酒屋ならではの豪快な盛りつけである。
糸満屋の人気メニュー第1位は、500円の「ミックス天ぷら」
魚とイカの揚げたて天ぷらが1皿500円。沖縄の天ぷらは衣が厚く、ボテッとふっくらした見た目。人気の理由は、お手頃価格の値段とこのボリューム!
てんこ盛りの天ぷらにニヤリと笑顔になる地元民・女性Iことのイクコさん。このボリュームで500円だから、各テーブルで注文されている。
イカと白身魚のミックス天ぷら。よく見ると、どれが魚でイカなのかほぼ検討がつかない。そして気づいた!小さくて丸い天ぷらがどうやらイカらしい。
白身魚もイカも身までふっくらした軟らかさ。おいしい、おいしい、また食べたい。糸満屋の周辺を通りかかった時は、テイクアウトして帰ろうと決めた。
スタッフさんにオススメを聞いて、注文したメニューがイケてた件
この「いもくずちゃんぷるー」も意外と大きく、形のいびつさにもやや驚く地元民のR
ことリエさん。沖縄でチャンプルーといえば、炒め物を想像するが、芋クズの粉で作った平べったい沖縄風お好み焼き。モチモチの生地には味がつき、そのまま食べられるし、この量で400円。
いびつに盛られた「いもくずちゃんぷるー」に糸満屋らしさ出ていて笑いを誘う。お皿のほうが小さすぎて、キレイに盛るとお皿からはみ出すのだろう。
300円の「おこげスープ」は締めに最高。魚のアラで煮出し、生姜の効いた熱々のダシをたっぷりかけ、小ぶりの焼きおにぎりが3個入り。
ひとりで食べられる量と聞き、人数分を注文したら全員ペロリと完食。
汁物以外はすべてテイクアウトできる糸満屋のメニュー。
糸満屋で夜遅くまで飲んでしまった自分への罪悪感から家族の待つ家に帰りづらい時は、自宅へのお土産に購入して帰ると、株が上がるかもしれない。
テーブル席やカウンター席に、座敷席もある那覇の大衆居酒屋、糸満屋。騒がし過ぎず、でも賑やかな店内は、周囲の目線が気にならない居心地の良さがある。