カツサンドはGOZZAへ！
料理とアートの贅沢空間

ここでいいのかな？っと思う場所

沖縄のメイン道路である58号線を北上して、琉球村の看板を通過。恩納村に入ると現われる反対車線のガソリンスタンドを山に向けてひたすら車を走らせると…

周りには畑しかない恩納村の静かな高台にポツンと佇むGOZZAに到着。まるで、「無骨ですから・・・」っという声が聞こえてきそうな飾り気のない外観。本当にカフェなのか？　　半信半疑のまま階段を上っていくと、そこには無骨とカラフルが入り交ざった不思議な空間が広がっていた。

名物となった三元豚のカツサンド

いまや名物となったカツサンド。誕生のきっかけは、沖縄最大級の食の蚤の市
「KINAWA FOOD FLEA」の誘いがあったこと。GOZZAとして何をウリにするか、店主が考えたのは、沖縄ではほとんどなかったというカツサンドだった。初めて出たこのイベントでは、出店一番の行列を作る大盛況。その後の県内のイベントでも行列を作るようになっていったという。

カツサンドで使用する豚肉は、大麦しか与えていないという三元豚（さんげんとん）。臭みが少ないのが特徴でこんなにボリュームがあるのにすごく軟らかい！野菜や果物で作ったオリジナルソースに漬けこんだ揚げたてのカツをパンにのせるので、ジューシーで濃厚な味が口いっぱいに広がる。
三元豚のカツサンド（980円）＋200円（サラダ・ドリンク）で、セットも可能。

ドリンクセットにはならないが、季節のフルーツを使った自家製の酵素ジュース（500円）もおすすめ。
パインやビーツ、ドラゴンフルーツなどを発酵させた酵素ジュースは爽やかな香りが夏にぴったりのドリンク。

イタリアン料理も豊富

オーナーの川上裕介さんは、恩納村のホテルや地元関西のイタリアン店で腕を磨いた職人気質な方。「無骨ですから・・・」が似合うのも納得。
パスタも種類が豊富で、やんばるハルサープロジェクトにも属しているので、旬の野菜を使った料理もおすすめだ。
近海マグロのコンフィのパスタ アラビアータ (880円）は、トマトのうまみをたっぷりいただける一品。サラダ、ドリンクセットで1,080円。

奥さんのアートも店の雰囲気に溶け込んでいる

カフェの店内をぱっと明るくしているのは、壁に飾られたカラフルな動物や植物のアート。大小様々な大きさでパステル調の色彩が目をひく。

これを書いているのはアーティストとして活動している、奥様のMEGU　WAZOUSKIさん、お店を手伝いながら自身の創作活動も続けている。

入口付近にはMEGU　WAZOUSKIさんのグッズや絵を販売中。今後はEGU　WAZOUSKIさんの作品だけでなく、さまざまなアーティストの作品や雑貨も取り扱っていくという。

窓から見える夕日は格別

高台にあるGOZZAの魅力はまだある。周りに高い建物がないこともあって、カフェの店内からも東シナ海が広く見えることだ。夕暮れ時になると、オレンジ色に燃える雄大な夕日が店内を真っ赤に染めていく

時間を忘れるほどのGOZZAの居心地の良さ。ぜひ一度訪れてみてほしい。