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グルメグルメ

2024.11.19

母娘が営む栄町の居酒屋
いまきの芽で、揚げてびちを!

writer : 平良竜次

いまきの芽料理
沖縄を代表する飲み屋街、那覇の栄町。「栄町市場」アーケード街を中心に広がるこのエリアは、新旧さまざまな店が混在しており、その雑然とした光景はまさにチャンプルー。そんなお店の中のひとつに、おいしい沖縄家庭料理が楽しめる「いまきの芽」があります。ここは居酒屋…というより小料理屋。母娘2人で営むこのお店は、栄町らしからぬアットホームな雰囲気から、女性一人でも気兼ねなく呑める…と評判なのです。

沖縄都市モノレール「安里駅」から約3分

アクセス方法
安里駅を降りたら、大型スーパー「栄町りうぼう」に向かって左側、居酒屋が軒を連ねる横道(一方通行)を進みます。左手に栄町市場「南口」が見えたら、右折して40メートルほど進めばいまきの芽に到着!白い提灯と緑色の暖簾(のれん)が目印です。間違えてアーケード街に行っちゃう人も多いそうなので、くれぐれもご注意を。
お店の外観
店内は、木目を基調としたシンプルなスタイル。元は一般住居だったスペースを、家族でコツコツと改装したそうです。
店内の雰囲気
居心地の良いバーカウンターも手作りです。
バーカウンター
さらにテーブル席、そして奥には小さいながら座敷席も用意されています。小さなお店ですが、一人呑み、カップル、仲間同士と、シーンに合わせた多彩な楽しみ方が選べます。
座敷

滋味溢れる素朴な沖縄家庭料理

オーナーさん
お店のウリは、県内有名料亭で女将をしていたお母さんが丁寧に作る沖縄家庭料理。定番の「ふ〜ちゃんぷる〜」(500円)は、島豆腐、野菜、豚肉を別々に炒めることで油っぽさを極力抑え、素材の持つ味わいと鰹だしの旨味を繊細に感じることができます。くるま麩もあえて大きく千切ることで、食べごたえを存分に楽しめるように仕上げました。もちろん、「豆腐ちゃんぷる〜」、「そうめんちゃんぷる〜」もあります。
ふーチャンプルー
「モーウィの肉そぼろあんかけ」(350円)は、琉球王国の宮廷料理に用いられた沖縄の伝統野菜モーウィ(赤瓜)をじっくりコトコト煮込んだ一品です。トロリとした食感と、優しい甘みがたまりません。
あんかけ
他にも、「てびち煮付け」(750円)が評判です。大きなてびち(豚足)の汚れを丁寧にこそげ落とし、何度も水洗いした上、圧力鍋で時間を掛けて煮込んでおり、箸でつまめば骨がホロリと外れるほど軟らか。出汁もしっかり染み込んでいます。
てびちの煮つけ
このように飾り気のない、けれど手間ひまをしっかりかけた料理が、いまきの芽の特徴といえるでしょう。

リピーター続出!「揚げてびち」の癖になるおいしさ

揚げてびち
今回、一番ご紹介したかったのが、オリジナルメニューの揚げてびち(800円)です。前述の圧力鍋で煮込んでトロトロになった「てびち」に、ニンニクをたっぷりまぶして、さらに油で揚げた豪快な料理です。かなりのボリュームにびっくりしてしまうのですが、サクサクの衣にかぶりつくと、ニンニクの香りと共にプルプルのコラーゲンが飛び出して、食欲をさらに刺激します。気づいたらペロリと食べ切れちゃいますよ。すっかりクセになって「栄町に来たら、締めに必ずこれを食べなきゃ」と、店を訪れるリピーター客も多いそうです。沖縄料理以外にも、「刺身三点盛り」(800円)、「鶏皮餃子」(650円)、「キャベツとチーズのとんぺい焼き」(650円)「まんまるタコスボール」(600円)、「昔ながらのポテサラ」(350円)などもおいしい。これでビールや泡盛を呑んでも、会計が一人平均2,000〜3,000円程度で済んじゃうというのですから、意外とお得ですよね。

栄町探検はここからスタート!

提灯
ディープで沖縄らしい夜を過ごそうと、栄町の居酒屋ではしご酒を楽しむ人々・陽気すぎる酔っ払いも多くて、ちょっとだけ勇気がいるかもしれませんが、そんなときは、まずいまきの芽から始めてみてはいかがでしょうか。きっと、ほろ酔い探検の世界がぐっと広がることでしょう。

※こちらは、2017年9月6日公開の記事となります。更新日はページ上部にてご確認いただけます。
記事中の写真、価格は取材当時のものとなります。

スマートポイント

  • 団体(4名以上)なら食べ飲み放題プランがお得。。料理おまかせ5品。ビール、泡盛、ソフトドリンク付き。
  • オーナー(娘さん)は栄町の事情通。まずはここで情報収集をして、それから栄町に繰り出すのが賢い楽しみ方。
  • 地元の常連さんが多いのですが、ふらりと一人で入ってくる観光客もいて、ちょっとした交流が生まれるのだとか。

ライターのおすすめ

いまきの芽のお通しは横長のお皿に三つの料理が盛り付けられていて、島豆腐、にんじんシリシリ、昆布炒めなど、ウチナーアンマー(沖縄のお母さん)らしい品が並びます。日替わりなので、何が出てくるかはお楽しみ!

平良竜次

沖縄県内現役最古の映画サークル(NPO法人)の代表。独自の切り口で他では知れないディープな沖縄を紹介していく。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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