* * menu
閉じる

グルメグルメ

2017.11.13

恩納村で朝食なら、24h営業の
シーサイドドライブインで!

writer : 阿久津彩子

ドライブイン入口
一日の始まりはおいしい朝食から。沖縄県本島中部・恩納村のリゾートホテルに宿泊予定の方にぜひおすすめしたいのが老舗レストランの「シーサイドドライブイン」です。今年で創業50周年を迎えたお店は米軍基地内の影響を色濃く受けたアメリカンスタイル。24時間すべての料理がテイクアウトでき、いつでも作りたてのおいしさを楽しめます。

米軍統治下に生まれた沖縄初のレストラン

創業当時
シーサイドドライブインの始まりは米軍統治下の1967年。オープン以来、沖縄初の本格的なレストランとして、運転途中の休息所として、地元客や旅行者問わずたくさんの人に愛されてきました。
広い店内
現在は1階建てに改装しましたが、ノスタルジックな雰囲気は当時のまま。親子三世代で通う常連客も多く、パートやアルバイトの中にも勤続20年以上のベテランが大勢いるそうです。
ベテラン店員さん
お客さんはもちろん、働く人にとっても居心地の良い空間なんて素敵。「いらっしゃいませ」の声とともに、スタッフの皆さんがいつでも優しい笑顔で迎えてくれます。

水族館とおもちゃ館に行った気分が味わえる!?

水槽のある店内
お店に入ると目に飛び込んでくるのはギンガムチェックのクロスでおめかしたテーブルと水族館顔負けの巨大水槽。ゆらゆらと泳ぐ熱帯魚や色鮮やかなサンゴは見ているだけで癒し効果抜群です。
水槽のサンゴ
数年前には貴重な夜光貝の産卵にも遭遇したそうで、水槽が濁ってきたことを魚のプロに相談したところ「これ産卵してますよ!」と思わぬ事態になったのだとか。
アメリカンな一角
さらにお店の奥には開業当時の雰囲気を味わえるアメリカンコーナーが広がり、ミニカーやレトロな玩具が並んでいます。
レトロな玩具
100円を投げ入れると好きな曲が流れるジュークボックスは今でも現役。水槽もおもちゃもオーナーの弟さんの趣味らしいのですが、いずれもマニアがうなる本格派です。魚好き、車好きのキッズならば大喜びすること間違いなしですね。

モーニングメニューは名物のスープ付き

続いてはお待ちかねの朝食を紹介しましょう。24時間営業のシーサイドドライブインですが、モーニングメニューが注文できるのは朝の8時~11時まで。メイン料理にパンまたはライス、付け合わせのフライドポテトに卵、スープが付いたお得な内容となっています。
ステーキセット
写真のステーキセット(1,100円)はガッツリ食べたい人にオススメです。「朝から重そう…」と思うかもしれませんがご心配なく。ヘルシーな赤身肉を使用し、あっさりとした和風の味付けでペロリといただけます。
人気のスープ
モーニングにはお店一番人気のスープ(料理名もそのままスープ!)がセットになるのもポイント。見た目はクラムチャウダーに似ていますが、飲んでみるとまったくの別物です。豚骨をベースに数種類の野菜やマッシュルーム、ハムが煮込まれ、ホワイトシチューのような口当たり。心と体に染みわたる優しいおいしさにほっとします。

家族みんなで楽しめる手作りの味と価格

シーサイドサンド
朝食以外はレギュラーメニューを提供しており、洋食から和食、中華までバラエティ豊富に揃えています。ドライブ途中の休憩にぴったりなシーサイドサンド(480円)はカリカリに焼いたベーコンにハム、チーズ、野菜をたっぷりと。大人から子どもまで家族全員が好きなものをお腹いっぱい食べて欲しいとの思いから、どれもボリューム満点でお財布に優しい価格を心掛けているそうです。
スペシャルランチ
また、時間をかけてゆっくりと食事を楽しむならスペシャルランチ(1,500円、スープ・ライスorパン付き)がオススメ。米軍基地で使用されていたという年代物のグリル皿の上には、秘伝のスパイスで揚げたフライドチキン、手ごねハンバーグ、エビフライに大判のチキンカツなど、お店自慢の味が一堂に介しています。
ボリュームたっぷり
写真では伝えづらいのが残念ですが、このメニュー、かなりの重量級なんです。お皿の重さ抜きにしても確実に1kgオーバーはあるはず。それでもどんどん食べ進めることができるのは、一品一品が丁寧に作られているから。冷凍食品や加工品に頼らず、創業当時と変わらない手作りの味を守っています。

シェフが24時間常駐。深夜でもテイクアウトOK

テイクアウトコーナー
ホール営業は23時までですが、店外のテイクアウトコーナーであれば深夜でもオーダー可能です。夜遅くにホテルで小腹が空いても大丈夫。店頭のスタッフに加えて専属のシェフが常駐しているのでいつでも出来立てのおいしさを味わえます。
アツアツスープ
先ほどのスープもおしゃれな専用カップで提供。店内では250円ですが、テイクアウトコーナーでは50円割引の200円でちょっぴりお得に楽しめます。カップは発砲スチロール製を使っていますが、かなりのアツアツ状態で出てくるのでご注意を。

夕暮れ時はスープ片手に海辺で過ごすのが地元流

スープ片手にのんびり
しばらく眺めているだけでも次から次へとオーダーが入るスープ。皆さん車内でゆっくり味わうのかと思いきや、地元の人が向かったのはなんとお店の裏側でした。
外でおしゃべり
西海岸の海に面した裏手にはピクニック気分でのんびりと過ごせる芝生のスペースが広がっています。地元の人々にとっては、オーシャンビューのこの場所で温かなスープを片手にゆんたく(おしゃべり)するのが定番の過ごし方。
夕日
学生達の間では「車の免許を取ったらシーサイドドライブインに集合!」というのがお決まりなんだとか。春休みや冬休みには公道デビューした若いドライバーさん達で賑わうんでしょうね。なんだかいいなぁ。
夜のドライブイン
アメリカンな朝食を楽しむ旅行者やスープでまったり過ごす地元カップル、那覇までの小休止に立ち寄る大型トラックなど、今日もたくさんの人々がやってくるドライブイン。台風が来ても余程のことがない限りいつでもウェルカム。朝から夕方、深夜にかけて、24時間お好きな時にお越しください。ほっと落ち着ける空間と手作りの味であなたを迎えてくれますよ。

スマートポイント

  • シーサイドドライブインがあるのは国道58号線沿い、道の駅・おんなの駅近く。恩納村ならではの真っ青な海を眺めながら車を走らせると大きなネオン看板が見えてきます。
  • 窓側の席はすべて海に面したビュースポット。西海岸の美しい海とともに味わう朝食は最高です。
  • かつ丼やうなぎ丼、お子様ランチまで、家族みんなが満足できるお店です。ビーフチャーメンなるユニークな料理も気になるところ。

ライターのおすすめ

シーサイドドライブインが一番大切にしているのは変わらないこと。名物のスープをはじめ、メニューのほとんどが創業当時と変わらず、同じ材料と調理法で「あの頃の味」を届けています。料理もお店の雰囲気も50年前では相当ハイカラだったんでしょうね。歴史に思いを馳せながら滞在を楽しんでみてください。

阿久津彩子

得意ジャンルは食・人・体当たり。沖縄の旬を味わえるおいしいお店から本当は秘密にしたい穴場スポットまで幅広くご紹介します。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

JALで行く!国内ツアーは格安旅行のJ-TRIP

  • Facebookロゴ
  • Twitterロゴ
  • LINEロゴ
  • Pinterestロゴ
  • リンクをコピーする
  • この記事をシェアする
  • Facebookロゴ
  • Twitterロゴ
  • LINEロゴ
  • Pinterestロゴ
  • リンクをコピーする

沖縄観光モデルコース

記事検索

ツアー検索