売り切れ必須の焼きドーナツ！
「しまドーナツ」の人気の秘訣

瓦屋根のかわいい古民家、開店したキッカケとは！？

店長の山本さんは、子どもが生まれたのをキッカケに
自然の多いやんばる（北部）へと引っ越し、
子育ての傍らで何かできないかと模索し始めたという。

元は刺身屋だったこの古民家をふと通りがかりに発見し、
外観の可愛さから一目で気に入ったと話す山本さん。
「ここだ！」と思い、当時未使用だったこの物件を譲ってもらえないかと
オーナーさんに交渉し、2013年1月に店をオープンさせました。

「子どもには既成品でなく、手作りのお菓子を食べさせたい」

そんな思いから、気軽に食べられ見た目がかわいい
焼きドーナツを販売することに。
子育て中の友人らがスタッフとして参加し、
子育てに影響ない範囲内で活動しよう！と販売時間を短く設定。
「約4時間の営業」にはそんな理由があったのです。

イートインスペースもある！カフェのような店内

外観はそのまま、内装だけをリニューアルした店内は、
大工のご主人が手掛けたもの。
店内に一歩入ると、ドーナツの香ばしい匂いが漂い、
木の温もりを感じるおしゃれな造りにスタッフの優しい笑顔が映える、
そんな穏やかな空間でした。

山本さんのこだわりのひとつが「イートインスペース」。
こじんまりでもいいから席を設けたかったその理由とは。

「焼き立てのドーナツを食べてもらいたいなと思って」

休憩がてら一息つけるイートインスペース。
テイクアウト可能なドリンク類を用意し、
ドライブ中や公園などでも食べられるスタイルで提供。
ちなみにオススメのドリンクは、
店オリジナルの自家製ジンジャーエール。

地元で人気の焼きドーナツ、おいしさの秘訣とは！？

揚げドーナツの高カロリーなイメージを払拭し、
島豆腐のおからを使ったヘルシーな焼きドーナツは、
油で揚げてない分、風味の良い仕上がりに。
こだわりの材料には、地元の「くだかのたまご」や
九州産石臼挽全粒粉の香ばしい小麦粉を使用。
また毎朝、名護市の「JAファーマーズマーケット」で
地元の豆腐屋のおからを購入しているそう。

そして紅芋やじーまーみー（落花生）豆腐など
県産食材を使った沖縄らしいフレーバー。
おいしさとヘルシーさを兼ね備えたドーナツが誕生しました。

ゴロッと入った具！フレーバーは11種類

スタッフ総出で作り上げる焼き立てのドーナツは、
開店前に店頭へと並べられます。
ゴロッと入った紅芋や果物は贅沢感が極まりなく、
食べてみると甘すぎず、しっとりした食感の中に
腹持ちの良さそうなズッシリ感ある食べ応え。

フレーバーは、定番の10種と日替わり1種の計11種類。
子どもや男性、年配者などを視野に入れたレパートリーは幅広く、
老若男女を問わず楽しめる味。
山本さんらのセンスとアイデアが光るチョイス、
そのフレーバーがこちら！

［11種類のフレーバー］
・プレーン
・チョコ
・バナナ
・紅芋
・じーまーみー
・黒ゴマ
・チェダー
・ココナッツ
・クランベリー＆クリームチーズ
・シナモン
・日替わりドーナツ

売り切れ必須の焼きドーナツ！来店はお早めに…

口コミで広がり、今では開店と同時に来店客が訪れ
あっという間に売り切れていきます。
随時作って追加するものの、全く間に合わない日があるとか。

日によっては数時間で完売する人気のドーナツは、
オープン時間と同時に来店するのがオススメ。
しかも焼き立てドーナツを購入できる嬉しさもある。
時間があるなら、イートインして焼き立てを頬張ってもらいたいところ。

「やはり焼き立てが一番おいしいんですよね」と店長の山本さん。

子育ての傍らで、約4時間営業しながら売り切れ次第閉店する
「しまドーナツ」。
その人気の秘訣は、店長の山本さんらの思いや願いが詰まった
人に優しい豊かな発想が根底にあるのでしょう。
名護市にある憩いのドーナツ屋、ぜひ一度覗いてみませんか？