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グルメグルメ

2024.10.28

最上級の本格あぐーを
美味しく味わえる人気店

writer : 福田展也

下記は移転前の記事となります。

「あぐーのしゃぶしゃぶを美味しく食べさせてくれるとこない?」と誰かに言われて、まず思い浮かぶのが、まつもとです。夜の街、那覇市松山の中心地からちょっぴり離れた閑静なエリアにぽつりと浮かぶ白い壁。軒先には丁寧に手入れされた観葉植物が整然と並んでいるこざっぱりした店構え。
あぐーの店・まつもとの外観
この店を先代から譲り受け、切り盛りしているのは具志堅茂(ぐしけん・しげる)さん。オーナーが、お肉の長所を知り尽くしているとあって、午後5時に開店してすぐに予約客でテーブルが埋まってしまうという人気店です。

人気の理由は「こだわりすぎ」と言われるほどの徹底ぶり

「こだわりすぎ」とお客さんから言われるほどの徹底したプロ意識。それが人気の理由なのだそう。まつもとでは、旨味と低コレステロールというアグーの長所を引き継ぎつつ、アグーにはないあっさりとした食味を楽しめる沖縄名物「あぐー」を使用しています。
こだわりのあぐー・しゃぶしゃぶ
全国の食通をうならせる沖縄の希少な在来豚、アグー。グルメの世界では揺るぎない王者のステータスを築いています。純粋なアグーは圧倒的な旨さが高く評価される反面、母豚が一度に出産する頭数が4〜5頭とたいへん少なく、しかも育成にも時間がかかり、成長してもわずか100kg程度の大きさにしかならない、たいへん希少なプレミアム豚です。

そこで、雄のアグーをLWという雌の白豚と交配させて、アグーの価値と経済性を両立させたのがJAの「あぐー」。押しも押されもせぬ沖縄の名物の一つとして不動の地位を築いています。
あぐーのしゃぶしゃぶ肉
まつもとでは、「あぐー」の良さを最大限に楽しめます。とろけるような柔らかさ。ほんのり優しく気品さえ感じさせるピンク色の赤身と、透き通るような白が眩しいエレガントな脂身。しゃぶしゃぶに最適な部分を独自のルートで厳選仕入れしているという肉は見た目にも極上クラスです。

ひとり分のお肉の量は240g。ボリューム的にも大満足

食べ始めに際しては、スタッフがテーブルについてくれて、美味しい食べ方を解説し、目の前で実演します。
あぐーの絶品しゃぶしゃぶ肉
菜箸に挟んだしゃぶしゃぶ肉を丁寧に、そして素早く湯にくぐらせて、美味しさの一瞬を逃すことなく、一番美味しい状態で食べさせてくれるのです。 柔らかくてとろけそうな甘味のある肉にしっかりした味のポン酢が絶妙!お好みで柚子胡椒ならぬシークヮーサー胡椒やコチジャンを加えると違った味わいを楽しめます。
あぐーに絶妙な合わせポン酢
お肉もさることながら、突き出しから〆のおじやまで、出されるすべての料理が二重丸の美味しさです。お通しの久米島産の天然もずくのトロトロ感はジュンサイを思わせます。一緒に出てくる海ブドウのプリプリ感は新鮮そのもの。開店前に毎日皮むきし、塩もみをしているという島ラッキョウもシャキシャキとして箸休めとしてもナイスです。一人前のお肉は、およそ240gとボリューム的にも高得点。専門店ならではの満足感を味わえます。

アットホームなもてなしで家族連れでも安心

「大根は最後にね。肉のダシが染み込んでおいしいから」、「島らっきょうや水菜を肉で包んで食べるとおいしいですよ」、「島どうふにはコチジャンをつけてみて」とベストな食べ方をさりげなく教えてくれるスタッフが、「あぐー」の魅力をあますことなく最大限に引き出してくれます。
まつもとのスタッフ
店内の慌ただしさもなんのその。テーブルを回りながら、子どもにやさしく声をかけ、冗談を交えて笑わせてくれるなど、目配り気配りが行き届いたフレンドリーなもてなしもこのお店の特徴です。

※こちらは、2015年8月30日公開の記事となります。更新日はページ上部にてご確認いただけます。
※記事中の写真は取材当時のものとなります。

スマートポイント

  • 予約はできる限り早めにおすませください。
  • 開店すぐの午後5時と9時以降は比較的予約を取りやすいそうです。
  • モノレール県庁前駅から徒歩約7分です。

福田展也

目下の趣味はサーフィン・沖縄伝統空手・養蜂。心で触れて身体で書けるようになることが10年後の目標。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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