沖縄・宮古島を代表するフルーツといえば
みなさんご存知、アップルマンゴーですよね。
亜熱帯の温暖な気候を生かしたマンゴーの栽培が
宮古島で盛んに行われています。
6月下旬から8月上旬が収穫の最盛期になり
この時期になると市場やスーパーのフルーツ売り場には
溢れんばかりのマンゴーが並び、
ヨダレが出てきそうなほど、甘い香りが漂っています。
今回はそんなマンゴーのいろんなお話を聞くべく、
収穫まっただ中のマンゴー農園へ、おじゃましてきました!
グルメ
2015.09.16
writer : ほりかわくみ
沖縄・宮古島を代表するフルーツといえば
みなさんご存知、アップルマンゴーですよね。
亜熱帯の温暖な気候を生かしたマンゴーの栽培が
宮古島で盛んに行われています。
6月下旬から8月上旬が収穫の最盛期になり
この時期になると市場やスーパーのフルーツ売り場には
溢れんばかりのマンゴーが並び、
ヨダレが出てきそうなほど、甘い香りが漂っています。
今回はそんなマンゴーのいろんなお話を聞くべく、
収穫まっただ中のマンゴー農園へ、おじゃましてきました!
今回おじゃましたのは宮古島でも長年にわたり、
マンゴーの栽培を行ってきた栄福果樹園さんです。
私が訪れた時はちょうど収穫したマンゴーを
本土へ向けて発送する作業中でした。
作業棟に入るとそこには出荷待ちのアップルマンゴーが
所狭しと並んでいます。
今では沖縄全体での生産農家も増え、全国に出回る数も多くなりましたが
それでも他のフルーツに比べたら高級品のアップルマンゴー。
そんな高級なマンゴーが数え切れないくらいある
空間にいることができて、とっても贅沢な時間でした。
マンゴーの栽培は主にハウスで行われています。
開花時期(1月頃)に雨が多い沖縄では
雨が受粉の妨げになるので花を守るために
ハウス栽培が行われています。
収穫期は梅雨が明けた夏真っ盛りのころなので
収穫中のハウス内の温度は40度を超えるのだとか。
毎日、汗だくで収穫作業をされているそうです。
そんな大変な環境の中、収穫されたマンゴーは
一旦、作業棟へと運ばれ、選別作業が行われます。
色合いや大きさ、傷があるかないかなど、
基準に合わせてランク分けされます。
ちなみに作業棟内の気温が高いとマンゴーが熟してしまうため
それを防ぐために冷房がよく効いています。
注文があったお届け先へ届くころに、ちょうど完熟するように
調整して収穫、管理しているそうです。
こんな変わり種のマンゴーを見せていただきました。
角が生えたような変わった形のマンゴー。
このようなマンゴーは贈答用にできないため
農園に来られた人や地元の市場に卸して家庭用として販売するそうです。
他にも、変わった品種のマンゴーもありました。
栄福果樹園さんでは、園長さんの趣味で
あまり島内でも出回ることのない品種をいくつか育てています。
写真は左から「ヘイデン」、「金蜜」、「アップル」で
ヘイデンと金蜜は市場ではほとんど見かけたことがありません。
数が少ないので出荷はしていないそうですが
農園に直接来られた方限定で特別に販売しているそうです。
ちなみにこの3個セットで5,000円でした。
味はアップルよりも甘くて濃厚なのだとか。
一度で良いから食べ比べしたいものです。
栄福果樹園さんでは農園での直売も行っており、
注文すれば全国どこでも発送してもらえます。
パーラーを併設しており、
カットマンゴーやジュースの販売もしています。
ジュースを飲みながら、マンゴーについてや
宮古島の情報など、いろいろ聞いてみるのも良いかもしれませんね。
パーラーには、珍しいこんなマンゴーも飾ってありました。
なんと1個で2キロ近い、超ビッグサイズのマンゴー!
通常5〜6個入りを2キロで出荷するのに
1個でこの大きさとはたまげたものです。
スタッフさんは、おばけマンゴーと呼んでいました。
ちなみにレッドキーツという珍しい品種のマンゴーだそうです。
アップルマンゴーの収穫は7月末か遅くても8月上旬には
終わってしまいますが、それ以降になると今度は
キーツマンゴーという品種のマンゴーが旬を迎えます。
繊維質が少なく、とろけるような食感で
濃厚な甘味がとてもジューシーなのだとか。
マンゴー通の人だと、こちらの方が人気があるそうです。
機会があれば、ぜひ食べてみてくださいね。
残念なことに、この記事が公開されるころには
マンゴーの収穫期が終わっていると思いますが
果肉は凍らせて保存することができるので
1年を通してカフェなどの飲食店で提供されています。
旬を逃しても、マンゴーを使ったスイーツやジュースなどを
扱っているお店が多数あるので、利用されてみてはいかがでしょうか。
そしてぜひ来年はマンゴーの収穫時期を狙って
宮古島へ遊びに来てくださいね!
スマートポイント
ライターのおすすめ
素人では、どのマンゴーがおいしいか見極めが難しいですが、農園に行くことでプロの目線で選んだおいしいマンゴーを手に入れることができます。
ほりかわくみ
初めての訪問時に魅了され、そのまま宮古島に移住し十数年が経過。趣味の写真を活かし島の良さを最大限に伝える。
スポット名 | 栄福果樹園 |
---|---|
住所 | 沖縄県宮古島市平良字東仲宗根添3481 |
ジャンル | マンゴー農園 |
電話番号 | 0980-72-9580 |
料金 | 完熟マンゴー宮古島産【特A級品】約1kg(2~3玉)5,000円(税込)等、他多数あり |
営業時間 | 不定 |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | あり |
備考 | 営業時間、定休日は不定のため、事前にお問い合わせを HP : http://www.islandnavi.net/eifuku/ |