2024年の糸満ピースフルイルミネーションは「美々ビーチいとまん」で開催されました。下記記事は2017年の記事となります。
沖縄本島内でも比較的のどかな南部のまち糸満。冬になるとより一層静かな雰囲気に包まれ、摩文仁の丘にある平和祈念公園周辺でも毎年恒例となっている「いとまんピースフルイルミネーション」が開催されます。光のオブジェだけでなく、クリスマスと大晦日には花火も打ち上げられ、沖縄戦の激戦地から平和のメッセージを発信しています。
季節特集
2025.02.01
writer : 岡田竜平
2024年の糸満ピースフルイルミネーションは「美々ビーチいとまん」で開催されました。下記記事は2017年の記事となります。
沖縄本島内でも比較的のどかな南部のまち糸満。冬になるとより一層静かな雰囲気に包まれ、摩文仁の丘にある平和祈念公園周辺でも毎年恒例となっている「いとまんピースフルイルミネーション」が開催されます。光のオブジェだけでなく、クリスマスと大晦日には花火も打ち上げられ、沖縄戦の激戦地から平和のメッセージを発信しています。
いとまんピースフルイルミネーションは、平和のメッセージを世界へをテーマに市民参加型で作られているイベントで、毎年6万5千人以上が訪れます。例年だと、12月の第二土曜日から年明けの1月3日まで開催されていますが、2017年は12月16日より開幕しています。約35万球のLEDで、会場となるうちなーファームを飾ります。
イルミネーションの中には、市民がデザインし電球も設置した作品もあり、その中から優秀作品を来場者が投票し、上位入賞者は会場ステージで表彰されます。
また、南部工業高校の生徒が毎年作品を制作しており、2017年は龍のオブジェを展示していました。
会場に入ると、まずは屋台が何軒も並んでおり、ここで軽食を楽しめます。
イルミネーションの会場へ来ると、その年のメインとなる巨大な光のオブジェが目に入ってきます。
広い会場には他にも、子ども達が乗ったり遊んだりできる機関車や観覧車、遊具などがあり、まるで闇に浮かぶ光の国。平和を軸に置いていることから、全体的に静かな雰囲気の中、鮮やかな光の世界を家族で楽しめます。
うちなーファーム内にある温室もまたイルミネーションで飾られ、光に彩られた森の小道を散策できます。
イルミネーションだけでなく、週末には地元沖縄の音楽バンドやダンスグループなどが出演するステージイベントも開催されます。クリスマスと大晦日の夜には花火も打ち上げられ、イベントを盛り上げます。31日の大晦日には、年越しライブも準備されていますので、年が変わる瞬間を音楽と花火で祝います。
また、2017年からは道の駅いとまんも電飾で飾られ、こちらは無料で楽しめます。この道の駅の中にある糸満市観光協会では、前売りチケットを販売しており、お得に買えます。
うちなーファームに隣接する平和祈念公園は、いとまんピースフルイルミネーションの臨時駐車場となっているだけでなく、こちらでも「平和の光の柱」が同時に開催されています。公園の上空4000mの高さまで伸びる5本のサーチライトとキャンドルの光で厳かに平和への祈りを表現しています。この5本の光の柱は、平和祈念公園方面へ向かう途中からでもはっきりと見え、その空高くそびえる姿は壮観です。クリスマスイブには、ジャズライブが開催されていますので、期間中のイベントについてはウェブサイトなどでご確認ください。
※こちらは、2017年12月29日公開の記事となります。更新日はページ上部にてご確認いただけます。
※記事中の写真、価格は取材当時のものとなります。
スマートポイント
ライターのおすすめ
亜熱帯植物が並んだ温室は小ぢんまりしていますが、イルミネーションで飾られ、まるでおとぎ話の世界。園内の一番奥にあるので、ぜひ訪れてみてください。
岡田竜平
映像制作、翻訳業をしながら沖縄各地を探索中。フォトグラファーとしても活動。