海の上を走る伊良部大橋が開通
2015年1月31日、宮古島と伊良部島を結ぶ伊良部大橋が開通しました。
旧伊良部村の建設要請から40年、完成まで約10年、
伊良部島民にとって悲願の橋です。
全長3,540m、語呂合わせで「サンゴの島」と称され
無料で渡ることができる橋としては国内最長です。
橋の上から眺める海の景色がとても美しく
絶好のドライブコースになっています。
伊良部大橋の端から端までは車でおおよそ6分。
左右に広がる海の景色を見ながらのドライブは爽快です。
漁業が盛んな島
島の主な産業は漁業と農業です。
特に漁業が盛んな島で
沖縄屈指の漁獲高を誇るカツオ漁をはじめ、
伝統的な追い込み漁「アギヤー」が行われています。
近海で獲れた魚は毎日、佐良浜漁港へ水揚げされ
沖縄本島や本土へと出荷されていきます。
漁港にある即売所では魚を買うことができます。
また、漁港の近くや島内にある食事処でも
島で獲れた新鮮な魚を味わうこともできます。
「南国の魚はあまり脂がのっていなくておいしくない」と
いう人もいますが、そんなことはありません。
島ならではの料理方法で調理・味付けされた料理はどれも絶品。
ぜひとも味わってみてください。
観光スポットも充実
島を代表するビーチといえば「渡口の浜」です。
長さ800mも続く白い砂浜があり、海のグラデーションが
とても美しく、夏場になると海水浴を楽しむ人で賑わいます。
こちらは島の一番の高台にある「牧山展望台」です。
伊良部大橋をはじめ、宮古島や来間島や池間島の島々を一望、
青い海と空の眺めも堪能することができます。
島の北側には渡り鳥のサシバをモチーフに作られた展望台
「フナウサギバナタ」があります。
ここは断崖絶壁の崖の上にあります。
真下に広がるサンゴ礁の浅瀬の海はエメラルドグリーンに輝き、
沖へ向かって水深が深くなるほど濃い青へと変化する海の景色は
まるで宇宙から地球を見たような、そんな気分が味わえます。
伊良部島はとにかく海が美しいので
その美しさを実感しに、ぜひ足を運んでみてください。
島ならではのお土産品も充実
島にはここでしか手に入らない商品も充実しています。
その中でも人気なのが「うずまきサンド」です。
渦巻き状になったパンの間に
砂糖の食感がそのまま残るバタークリームが挟まれています。
ジャリジャリとした食感が楽しめます。
パン生地も甘いので、甘い物が好きな人におすすめです。
他にも「伊良部げんまい」と名の付く
見た目のインパクトが強い、ピンク色の飲み物も島限定の商品です。
もち粉を水で溶かして砂糖で味付けをしたものですが
見た目の派手さとは裏腹に、味はごくシンプルで
島の人たちにとても人気があります。
人それぞれ好みがあると思いますが、一度飲んでみる価値ありです。
これらの商品は島のスーパーで手に入れることができます。
他にも島ならではのお酒やアイスなど
様々な商品が売られているので、チェックしてみてください。
伊良部島へのアクセス
沖縄本島から、まず飛行機で宮古島へ約45分。
宮古空港からはレンタカーかタクシーを利用します。
空港から伊良部大橋までの距離は約7.3km。
伊良部大橋を渡った先にあるのが伊良部島です。
トータル約20分ほどで到着します。
移動手段として一番便利なのはレンタカーですが、
ペーパードライバーの人や、初心者で運転に不安がある人は
タクシーでの移動をおすすめします。
水路を挟んで西側にある下地島とも橋でつながっており
下地島には通り池や佐和田の浜など、観光スポットがあります。
1日あれば両方の島を思う存分満喫することができるので
ぜひ合わせて訪れてみてください!
※こちらは、2015年12月10日公開の記事となります。更新日はページ上部にてご確認いただけます。
※記事中の写真、価格は取材当時のものとなります。