観光
2024.11.19
最南端の道の駅いとまんは
高級みやげのアレが狙い目
writer : 川村真美
なにはともあれ、日本最南端の道の駅へ行ってみようじゃないか
沖縄本島南部に位置する漁師の町、糸満市。
何層ものブルーが織り成す海とサトウキビ畑を望む穏やかな町ですが、
そんな糸満市に「道の駅いとまん」はあります。
意外と知られていないようなのですが、
実はこちら、日本最南端の道の駅。
沖縄旅行の記念に、ぜひ訪ねておきたいところです。
道の駅の敷地内には、様々な施設が点在。
県外ではあまり目にしない農作物が並ぶ
直売所「ファーマーズマーケット・いとまん」や、
地元の土産物がそろう「糸満市物産センター遊食来(ゆくら)」、
2015年2月にオープンしたばかりの観光案内所「情報センター」など、
見どころがいっぱいです。総敷地面積にして約3万平方メートル。
日本最南端にして、沖縄県内最大を誇る道の駅なんですよ。
「お魚センター」の様子が、最近なにやらおかしい
そんな、ちょっとしたテーマパークのような「道の駅いとまん」ですが、
なかでも個人的に注目したいのは「お魚センター」。
その名の通り、水産業者が軒先を連ね、
魚介の販売が行われる施設なのですが…
尋常ではない人、人、人。
今日は日曜ですが、それにしても混み合っています。
皆様、何を求めてこちらへ集うのでしょうか?
人だかりの先を覗いてみると、
そこにはまぐろ、あん肝、つぶ貝、赤エビ…
なんともおいしそうな新鮮魚介がずらり。
手のひら大の牡蠣の殻に、それぞれ山盛りになって並んでいます。
看板には「どれでも1皿250円」の文字。
そう、ここ「お魚センター」では、毎週土日になると、
なんとも贅沢&リーズナブルな立ち食いグルメが登場するのでした。
好きな魚介をトッピング!「勝手丼ぶり」が気になる
ここまで来たら、食さないわけにはいきません。
ということで、わたしも皆様の流れに便乗したいと思います。
先ほどの高下水産の「どれでも1皿250円」も魅力的ですが、
こちら、高江洲鮮魚の「勝手丼ぶり」も気になるところ…
近づいて見てみると、ずらりと並んだ魚介の切り身。
いくらやサーモン、いかソーメンなどに、
それぞれ50円~350円の値段が付けられています。
そして、奥ではすし飯丼の販売。
どうやら、購入したすし飯の上に好きな魚介を
トッピングしていくという流れのようですね。
まさに「勝手丼ぶり」の名にふさわしい、
完全オーダーメイド魚介丼ぶりです。
さっそくお店の人に声をかけて、
「勝手丼ぶり」を作ってもらいました。
具は、スタッフさんが取ってくださるようですね。
「サーモンと、うにと、あと、味付いくらも…」
「なかなか高級どころを攻めますねえ」
勝手丼ぶりの平均予算は600円。しかし油断するとそれなりの金額になる
そうして具を選ぶこと約3分、
あっという間に贅沢トッピング丼の完成です。
気になるお値段は、
すし飯(大)300円+味付いくら300円+うに350円
+アナゴ50円+生サーモン50円+キハダまぐろ50円等々…
あれっ、意外とそこそこのお値段になってしまいました。
「だって、それ、今日一番贅沢な丼ぶりですよ(笑)」
「えっ!そうなんですか!」
お兄さん曰く、すし飯(小)のセレクトだと、
合計金額は600円ほどになることが多いとのこと。
少々調子に乗りすぎたようです…
まあ、結果オーライということにしましょうか。
どうぞご覧ください、この魚介てんこ盛りの特注丼ぶりを。
好きな具だけを選べるといったあたりも、特別感たっぷりです。
これを立ち食いするのはさすがにちょっと大変なので、
ゆっくりと座って食べましょう。
店向かいにはイスとテーブルもあるので安心です。
手に持つと、丼の大きさは一目瞭然。
それでは遠慮なく、いただきまーす。
もう当然の流れで恐縮なのですが、やはり文句なしに絶品です。
日本最南端の道の駅で食べる、沖縄の新鮮魚介丼。
これは食べない手はありません。
沖縄は美しい海だけでなく、
海の幸ももっと誇るべきですよねー。もぐもぐ。
「あ、それ、沖縄の魚は、今日はキハダまぐろだけですよ」
「そうなんですかー…って、えっ!」
勝手丼ぶりはおいしい。しかし沖縄の魚介オンリーではない
沖縄の魚介グルメを紹介するつもりが、
想定外の流れとなってしまいました。
勝手丼ぶりがおいしいことには間違いないのですが、
このままでは少々締まりが悪いので、
先ほどの坂下水産の「どれでも1皿250円」も買い求めることに。
まぐろ中落ち(手前)と、本まぐろトロ(奥)、各250円。
まぐろ中落ちは沖縄産です。ここ重要。
気を取り直して、スマートポイントをご紹介
いやあ、やってしまいました。
でも、おいしかったからいいか…というわけにはもちろんいきません。
しかし、そんなわたしの長い茶番を払拭するほどの目玉商品が
ここ「お魚センター」にはあるので、そちらをご紹介しましょう。
それは、今度こそ沖縄が誇る海の幸、海ぶどう。
海の宝石、海ぶどう。空港などで購入すると、
安くとも600円はする代物です。
等級が異なるなど、さまざまな違いはあるかとは思うのですが、
それにしたって100円はアンビリーバボーなお値段。
これはココで買わなきゃ損!
海ぶどうは常温保存で持ち帰りができ、
また重さもほとんどないため、実はおみやげとして最適。
100円なら、バラマキみやげにしてもよさそうですね。
これどうやって食べるの?といったところから、話も弾みそうです。
まとめ:なにはともあれ、日本最南端の道の駅へ行ってみようじゃないか
いかがでしたか?立ち食いグルメでおなかいっぱい、
さらにリーズナブルな価格で海ぶどうが購入できる「道の駅いとまん」。
地元民のにぎわいとは対照的に、
レンタカーの駐車が少ない(=観光客が少ない)穴場スポットのため、
沖縄ツウにはぜひチェックしていただきたいところです。
那覇空港から約20分、沖縄自動車道名嘉地ICから約15分と
アクセスも良いため、フライト前の立ち寄りもおすすめ。
食べ納めや買い納めにも最適なのではないでしょうか。
今回ご紹介したのは「お魚センター」のほんの一部ですが、
先述の通り、まだまだ施設はいっぱいです。
ローカル感たっぷりの日本最南端の道の駅、
今度の沖縄旅行でぜひ訪ねてみませんか?
※こちらは、2015年3月31日公開の記事となります。更新日はページ上部にてご確認いただけます。
※記事中の写真、価格は取材当時のものとなります。
川村真美
岩手県出身、2008年より沖縄在住。フェリーでふらりと沖縄にやって来て、なにやら離れがたくて、そのまま移住。
INFORMATION
スポット名 | 道の駅いとまん |
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住所 | 沖縄県糸満市西崎町4-20-4 |
電話番号 | 098-987-1277(情報案内カウンター) |
営業時間 | ・お魚センター 10時~18時※年末年始(月曜日休みの店舗あり) ・糸満市物産センター”遊食来” 9時30分~18時(年中無休)※テナントの営業時間は店舗によりことなります ・JAファーマーズマーケットいとまん「うまんちゅ市場」 9時~18時※正月3日間・旧盆最終日1日・その他、月に1度程度の休みあり |
定休日 | 上記参照 |
駐車場 | あり |