沖縄の離島のさらに離島、多良間島。
宮古島と石垣の間に位置し、
周囲約15kmの珊瑚礁の海に囲まれた自然溢れる、のどかな島です。
隆起サンゴからなる平坦な地形で
島のあちこちにサトウキビ畑や牧場が広がり
緑豊かな風景を楽しむことができます。
島の風景はどこを切り取っても美しいのですが
観光で訪れた際に、ここは行っておいたほうが良いという
おすすめの撮影スポットをいくつか紹介します!
観光
2016.01.14
writer : ほりかわくみ
沖縄の離島のさらに離島、多良間島。
宮古島と石垣の間に位置し、
周囲約15kmの珊瑚礁の海に囲まれた自然溢れる、のどかな島です。
隆起サンゴからなる平坦な地形で
島のあちこちにサトウキビ畑や牧場が広がり
緑豊かな風景を楽しむことができます。
島の風景はどこを切り取っても美しいのですが
観光で訪れた際に、ここは行っておいたほうが良いという
おすすめの撮影スポットをいくつか紹介します!
多良間島といえばやっぱり海!
島の海はとにかく青が濃いのが印象的でした。
島の周囲はコーラルサンドの白い砂浜が広がり
青い海とのコントラストに目を奪われます。
海に行けばどこでも美しい風景を撮ることができますが
ここでは特におすすめの場所を紹介したい思います。
多良間と宮古島を結ぶフェリーが到着する港、
「前泊港」から徒歩で約10分、集落が密集する場所から
一番近くにある「ふるさと海浜公園」です。
ベンチがあるのでゆっくりと海を眺められます。
向こう側に水納島が見えます。
海底から打ち上がった津波石。
潮が引くとこのような風景も見ることができます。
写真撮影はもちろん、白く長い砂浜があり
いろんな形の珊瑚や貝殻が落ちているので
ビーチコーミングを楽しむのもおすすめです。
ただ、海は遠浅なのでシュノーケリングには不向きですが
海水浴を楽しむにはぴったりのスポットです。
公園にはアスレチックや東屋、トイレも完備されています。
色々な観光スポットがありますが
ここが私の一番おすすめの場所です。
それは島の一番の高台に八ある重山遠見展望台です。
ここからは島の全体を望むことができる他、
約35km離れている石垣島まで望むことができます。
隣にある水納島も眺められます。
多良間はとても平坦な島なので、
この展望台からは島の全体を一望することができます。
座って景色を眺めることもできるので
ゆっくりするのもおすすめです。
海はもちろんですが、緑豊かなサトウキビ畑の風景も
ぜひ楽しんでくださいね。
ちなみに展望台には長いらせん階段があるので
荷物は少なめにして身軽な格好で登ってください。
多良間島には神様が祀られている御嶽というところが
数多く存在し、そこもまた撮影スポットとしておすすめです。
島の大きな行事である八月踊りを公演する土原御嶽
境内の中央には樹高13mもあるアカギがそびえ立っています。
嶺間御嶽のアカギ
このアカギは樹齢500年を超え、根元にはいくつもコブがあります。
塩川御嶽へと続く650mもあるフクギ並木
推定樹齢は200年以上といわれており、
県指定の文化財として大切に保存されています。
塩川御嶽の周囲にも大きな木々が生い茂っています。
沖縄には台風が多く襲来しますが、自然の脅威にも負けず
大きく育った木々を見ることができるのはとても貴重だと思います。
島の自然や生き物などのことなどが詳しく載っている
「自然観観察パンフレット」が多良間村より発行されているので
参考にしてください。
多良間島は主産業はサトウキビの栽培や肉用牛の飼育です。
サトウキビ畑はもちろん、放牧場も数多くあり
島のあちこちに整備された圃場が広がっています。
そこでのんびりと草を食む牛たちの風景もまた
この島ならではの撮影スポットになると思います。
牛は1頭ずつ名前が付けられ、大切に育てられています。
びっくりさせないように、そっと近づいて撮影してくださいね。
ヤギも多く飼われているので、こんな風景も見ることができます。
何気ないサトウキビ畑の風景も
沖縄ならではの雰囲気が感じられるのではないでしょうか?
今回ここで紹介したのは一部の撮影スポットですが
この景色が素晴らしい!撮りたい!と思ったら
もうそこがあなただけの撮影スポットになります。
これは宿泊していた施設から徒歩1分くらいの農道で撮影した星空です。
今にも降ってきそうなほどの満天の星空にとても感動しました。
しかも5分に1度くらいの頻度で流星を見ることができました!
ただの農道で撮った写真だって、こんな素敵な1枚になります。
多良間島に行ったら、お気に入りの撮影スポットを見つけて
写真を撮って旅の思い出をたくさん残してくださいね!
スマートポイント
ライターのおすすめ
今回の撮影は一眼レフと標準レンズしか持参していなかったため、広角や望遠のレンズがあればもっと色んな風景の写真が撮れたのではないかと非常に後悔しました。持っている方はぜひ持参してください。
ほりかわくみ
初めての訪問時に魅了され、そのまま宮古島に移住し十数年が経過。趣味の写真を活かし島の良さを最大限に伝える。