下地島は宮古島の西にある、周囲約17.5km、
人口は数十人という小さな離島です。
宮古島からは2015年につながった伊良部大橋を渡り、
伊良部島を経由した先にあります。
伊良部島とは隣接しているため、
地図上では一見、同じ島のように見えますが
地続きではないため、別の島とされています。
そんな小さな離島、下地島。
小さな島だけど自然溢れる魅力いっぱいの島です。
観光
2016.08.04
writer : ほりかわくみ
下地島は宮古島の西にある、周囲約17.5km、
人口は数十人という小さな離島です。
宮古島からは2015年につながった伊良部大橋を渡り、
伊良部島を経由した先にあります。
伊良部島とは隣接しているため、
地図上では一見、同じ島のように見えますが
地続きではないため、別の島とされています。
そんな小さな離島、下地島。
小さな島だけど自然溢れる魅力いっぱいの島です。
伊良部大橋を渡り、海を左手に見ながら車で走ること、約8分。
すると小さな橋が現れます。
ここが下地島への最初の玄関口です。
伊良部島との間には幅数十メートルの小さな水路が
約30メートルにわたって続います。
水路にはマングローブが生息し、時折羽を休める
渡り鳥の姿なども見ることができ、のどかな風景が広がっています。
そしてこの橋を渡れば、もうそこは下地島です。
かつては下地島空港として沖縄本島と島を結ぶ定期便が
就航していましたが、利用客の低迷から撤退。
その後はパイロット飛行訓練場として
活用されてきましたが、それも現在は回数が減り
2015年6月以降は海上保安庁所属の小型機訓練などに使われています。
これはかつて訓練が行われていたころの写真です。
数年前まではこの様に訓練をする飛行機を間近で見ることができましたが
現在はほとんど行われていないため、その姿を見ることはめったにありません。
しかし、空港周辺はとても美しい景色が広がり、
今でも写真撮影のスポットとして人気があります。
島の西側にある「通り池」も観光地として有名です。
ここはその昔、鍾乳洞だった所が雨や波の浸食で
天井部分が落ちたことによりできた池といわれています。
陸側の池と海側の池の二つの池が並んでおり
一見それぞれが独立している池に見えますが
池の間にはトンネルがあり、つながっています。
海ともつながっているので
ダイバーが姿を現す時もあります。
ちなみに池の間は歩くことができます。
時には回遊魚なども入ってくることがあるので
じっくり観察してみてください。
周辺は遊歩道になっているので、散策にオススメです。
島のシュノーケリングスポットといえば
「中の島ビーチ」が有名です。
断崖絶壁に囲まれた小さなビーチですが
海の中はダイナミックな地形があることから
ダイバーの間で人気のダイビングスポットです。
もちろんシュノーケリングでも楽しめるので
泳ぐなら3点セット(マスク・フィン・シュノーケル)は
忘れず持参しましょう!
クマノミをはじめカマスの群れなど
沖縄ならではの魚やサンゴを見ることができます。
沖の方はダイビング船が行き来することが多いので
波打ち際でのんびり楽しむと良いでしょう。
先ほど紹介した、通り池からも車で5分の近さなので
合わせて訪れてみてはいかがでしょうか?
2015年に伊良部大橋が開通したことにより
島への行き来が大変便利になりました。
橋でつながるまではフェリーでしか行くことができず
時間もお金もかかり、とても遠い島に感じたのですが
今では宮古島の市街地からも車で20分程で行くことができ
距離も時間も、ぐっと縮まりました。
伊良部島とともに、自然溢れる風光明媚な島で
見所もたくさん。
隣の伊良部島にはそば屋やカフェ、食堂などの飲食店も充実し
スーパーでは島のお土産なども販売しています。
かつては近くて遠かった島で、時間がないと十分に楽しめません
でしたが、今は1日あれば両方の島を十分楽しむことができます。
観光スポット巡りや海でのレジャーなど、思う存分満喫してください。
スマートポイント
ライターのおすすめ
1日あれば伊良部島を含めて十分楽しめますが、個人的には下地島で見る夕日がとても美しいので、ぜひとも夕日の時間帯にも訪れることをオススメします。運が良ければ水平線に沈む夕日を見ることができるかも!?
ほりかわくみ
初めての訪問時に魅了され、そのまま宮古島に移住し十数年が経過。趣味の写真を活かし島の良さを最大限に伝える。