西表島中部の東岸から、わずか400m沖合。周囲2.15km、面積0.15km²ほどの、小さなちいさな島…。「由布島(ゆぶじま)」といえば、あの風情ある水牛車が有名ですね。そして、島全体は「亜熱帯植物園」(有料)として整備され、年間多くの観光客で賑わいます。島内には、亜熱帯特有の植物やカラフルな花々に溢れ、南国情緒満点! また、お食事処&売店に、天然の浜辺など、見所・遊び所も豊富です。
観光
2016.08.20
水牛車でよんなーよんなー…
西表島観光の定番「由布島」
writer : 小川研
昔懐かしい水牛車に揺られてのんびり由布島へ…
まずは西表島東岸、古見にある「旅人の駅 ユブカフェ」にて、入園料を支払います。由布島との海況は、満潮でも水深1m程度と浅いため、アクセスは昔懐かしい水牛車か、干潮時には歩いて渡ることも可能です。もちろんお目当ては、水牛車。大型(20人乗り)と小型(14人乗り)があり、30分おきに運行されています。
岸辺で水牛車に乗り込み、遠浅の海を出発です。道中、牛使いのおじいが奏でる三線&民謡を聴きながら、よんなーよんなー(ゆっくりゆっくり)。
途中、立ち止まっておトイレタイム…と、のどかなシーンを楽しみつつ、15分ほどで由布島に到着です。まずは水牛車待合所わきある「水牛の池」を覗いてみましょう。島にいる全40頭ほどの水牛達がくつろぐ姿を眺められます。
亜熱帯の植物や花に蝶など一年を通して多彩な顔ぶれが登場
一歩島に入ると、そこはまさに亜熱帯植物の楽園! 何十種類ものハイビスカスや、4万本以上のマニラヤシ。沖縄の海辺ではおなじみのタコノキなど、トロピカルな面々に溢れ、南国情緒たっぷり。
また、西岸の「マングローブ遊歩道」や、北部の「ブーゲンビレアガーデン」などの観覧スポットも飽きさせません。
他にも、通年咲き誇るコダチヤハカズラやアデニウム。そして、写真のアリアケカズラ(4〜10月)や、ハネセンナ(7〜10月)、オオベニゴウカン(12〜3月)、オオバナソシンカ(11〜4月)など、100種類以上からなる季節の花々が色とりどり! オオゴマダラなどが飛び交う「蝶々園」も合わせて、多彩な顔ぶれが、一年中植物園を盛り上げています。
飲食店&売店に天然の浜辺など驚くほど見所豊富!
もちろんお腹が空いても大丈夫。園内には、お食事処やパーラーもあり、気軽に休憩もOK。「由布島レストラン」では、定番の「八重山そば」(600円)や「石垣産和牛カレー(写真)」(1,100円)など、郷土料理や西表島食材を用いたメニューが豊富です。売店も兼ねているので、お土産購入もこちらでどうぞ。
また、東岸に広がる天然の浜辺「マンタの浜」は開放感抜群! 沖合2kmの小浜島や、石垣島、嘉弥真島、石垣島、新城島を一望できます。
隣接する「由布島茶屋」の手作りジェラート(写真)も絶品ですのでお試しあれ。その他、余裕があれば、「貝の館」や「旧校門跡」などもチェックしてみましょう。
由布島といえば水牛車ですが、他にも驚くほどに見所が豊富…。30分もあれば見て回れる小さな島ですが、八重山観光の、忘れられない思い出となること間違いなし。よんなーよんなーで、ゆるりと楽しんでくださいね♪
スマートポイント
- 石垣島から日帰りで、由布島をはじめとした西表島の観光スポットを巡るお得なツアーも、各種あります。[由布島 ツアー]などで、検索してみてくださいね。
- ぬいぐるみにTシャツなどなど…。島内の売店には、オリジナルの水牛グッズがバリエ豊富にそろいます。もちろん他では購入不可! ただし、一部のアイテムは「旅人の駅」でも販売しているので、要チェック!
- 園内のあちこちにある、動物達のオブジェが、コミカルでなかなかキュートです。ぜひとも探して、お気に入りを見つけてくださいね!
ライターのおすすめ
(写真好きな方は特に)行きは水牛車、帰りは徒歩はいかが? 引き気味のポジションで、遥か水平線とともに由布島(または西表島)を背景に、海上をゆるり進む水牛車の画は、ぜひ1枚おさえておきたいところです。
小川研
世界を歩きまくって醸成されたオンリーワンのフィルターを媒介し、沖縄情報を立体的に熱(苦し)く伝える。
INFORMATION
スポット名 | 由布島(ゆぶじま) |
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住所 | 沖縄県八重山郡竹富町古見689 |
ジャンル | 観光 |
電話番号 | 0980-85-5470(亜熱帯植物楽園 由布島) |
料金 | 大人(中学生以上):往復水牛車・入園料1,400円/徒歩・入園料600円、 子ども(小学生):往復水牛車・入園料700円/徒歩・入園料300円、 幼児(小学生未満):無料 ※すべて税込 |
営業時間 | 9時~17時 |
定休日 | なし |
駐車場 | あり |
備考 | HP:http://www.yubujima.com/ |