沖縄本島からさらに南西へ約300km、
羽田空港からの直行便なら約3時間。
沖縄本島からなら約50分のフライトの先には、
青い海に囲まれた美しい島、宮古島があります。
エメラルドグリーン、コバルトブルー、
とてもひと言ではいい表せないさまざまな青が混ざり重なり合う世界は、
いつしか旅行者から「宮古ブルー」と称されるようになりました。
それほどまでに宮古島の海は
旅行者の心をひきつけます。
それゆえに、宮古島はリピーターが増加しており、
とことんはまってしまう旅人も多いのです。
そんな宮古島観光の魅力を現地ライター砂川がお届けします!
観光
2016.09.30
[宮古島]リピーター増加中!
心を奪う宮古ブルーの世界
writer : 砂川葉子
宮古島にはベストビーチランキング上位のビーチがある!
宮古島の魅力は何といっても海の美しさ、自然の豊かさにあります。
周囲約100㎞の島の海岸線にはいくつものビーチが点在しており、
ビーチランキングでも常に上位に挙がっているビーチがあります。
宮古島といえば、まず名前が挙げられるのが与那覇前浜ビーチです。
口コミ評価のランキングで
3年連続ビーチランキングの1位に輝く与那覇前浜ビーチは、
真っ白でさらさらのパウダーのように細かい砂浜と
青い海のコントラストが美しいこの場所は、
東洋一の美しさといわれています。
名前の通り大きな砂の山を登り切った先にある砂山ビーチ。
アップダウンが続く砂の道は苦行のようですが、
たどり着いた頂上から見下ろす海の美しさは
そのまま駆け下りて飛び込みたいくらいです。
新城(あらぐすく)海岸は
ビーチエントリーでシュノーケリングが楽しめるポイントとして人気です。
宮古島では、この三つのビーチが常にランクインするビーチです。
世界屈指の美しさと透明度が宮古島の海にある
シーカヤックに、グラスボート、バナナボート、
最近はやりのSUPやゴージャスなクルージング、
宮古ブルーを楽しむための海遊びはたくさんありますが、
やはり、心も体もとことん宮古ブルーに染まりたいなら、
シュノーケリングやダイビングをすすめします。
宮古島で最も有名なスポットは八重干瀬(やびじ)でしょう。
八重干瀬とは、宮古島の北方に広がる珊瑚礁群のことで、
一年に数回、潮の満ち引きの影響で、
海上に姿を現すため、幻の大陸とも呼ばれています。
珊瑚の森の中で、たくさんの魚に囲まれると夢の世界のようです。
他にも、パンプキンホールや青の洞窟など数多くのスポットがあります。
マナーとルールを守って、宮古島での海遊びを楽しんでくださいね!
宮古島では公共の海水浴場に指定されているのはごく一部です。
場所によっては、自己責任での遊泳になることも心にしっかり止めて、
決して無理はしないでくださいね!
宮古ブルーをバックに、ダイナミックな展望を楽しめる!
宮古ブルーを満喫できるのは、ビーチだけではありません。
紺碧の海に細長く突き出た岬、東平安名崎では
東シナ海と太平洋を望むスケールの大きな眺めを味わえます。
入江になっていて箱庭のように美しく、シュノーケリングポイントでもある
インムギャーマリンガーデンは、
遊歩道や展望台があり、紺碧の水平線を望む絶景ポイントもあります。
他にも、西平安名崎やうえのドイツ村、島尻マングローブ林など、
美しい海を背景にしたダイナミックな展望を楽しめるのも
宮古島旅行の楽しみです。
宮古島の海は、本当に様々な海の色を見せてくれます。
同じ場所でも時間帯や光の具合で色が違い、飽きることがありません。
宮古島の海はなぜこんなにまで美しいのでしょうか?
それは、宮古島には一つの理由として大きな川がないからです。
琉球石灰岩が隆起してできている宮古島は、
雨水がろ過されて海に流れでるという独自の地形ゆえに
この島の海は飛びぬけて美しいのです。
宮古島から橋で渡り巡る離島と絶景
宮古島観光で絶対に外せないのは、伊良部大橋です。
宮古島と伊良部島をつなぐ伊良部大橋は、
2015年に開通したばかりで長さはなんと3540mで、
しかも、無料で渡れる日本一長い橋なのです。
海と空の真中と貫くように走る洋上の道は、
何度走っても最高に気持ちの良さです。
宮古島は池間島、来間島ともそれぞれ橋でつながっています。
つまり、宮古島プラス伊良部島、伊良部島と隣り合う下地島、
さらに池間島、来間島の四つの島を合わせて車で周遊できるのです。
伊良部島も、来間島も池間島もそれぞれの島に特徴があり、
宮古島よりどことなくのどかな空気が流れていて、
さらに離島らしい光景や、自然の豊かさを味わえます。
島々を結ぶ橋からの絶景と離島の魅力を味わえるのも、
宮古島観光ならではなのです。
もっともっとディープに宮古島
ひと言に沖縄といっても、島々によって違う独自の文化や食があります。
当然、宮古島も沖縄本島とも石垣島とも違う独自性があるのです。
例えば、言葉ひとつも沖縄本島とも石垣島とも違っています。
いらっしゃいませ、を沖縄本島では「めんそーれ」といいますが、
宮古島では「んみゃーち」と言います。
また、「オトーリ」という独自の酒飲みスタイルや、
伝統舞踊のクイチャーや宮古民謡、
「パーントゥ・プナハ」といった独特の祭祀や風習、
そんな島の独自な文化も宮古島の魅力です。
そして、宮古島をドライブ中に
揺れるさとうきび畑の中で出合う宮古島まもるくん。
これも宮古島ならではの光景なんですよ。
八重山や沖縄本島とも違う独自の文化や、
素朴で熱い島の人の心に触れると
ますます宮古島にとりこになってしまうようです!
スマートポイント
ライターのおすすめ
毎日見る海、だけど毎日違って見えます。海に限らず、私たちの日々も毎日違いますよね?そんなことをいつも教えてくれるのが宮古島の海です。
砂川葉子
岐阜県出身、宮古島諸島のどこかの小さな島に在住。農業と民宿業、島興し業と並行してライター業にも携わる。