人気の琉球ガラス体験は最短10分で
那覇市伝統工芸館の体験工房で一番人気があり、約10分〜15分でできる琉球ガラス体験。
サンプルとして並んでいるものを見て、グラスか一輪挿しの2種類から、さらに無地かドット柄かお好みのデザインを選ぶことができます(価格は2,570円〜、定休日は木曜日)。
あとは、職人さん達の指示に従って、作業行程の説明を聞きながら、動作の確認や実践を行って、あっという間に完成!
作った作品は、翌日以降の受け取りか、別途料金で郵送することができます。
琉球グラス特有のひび入れの作業など、順番を待っている間に見学することができ、友人や知人と一緒にお互いの作業を見ながら楽しいひと時を過ごせます。
琉球グラスの歴史は戦後、沖縄に駐留する米軍人の影響で発展し、その後、沖縄への観光客向けに、デザインや仕様も変化してきた経緯があるので、事前にそれらを調べてみるのも良いでしょう。那覇市伝統工芸館のウェブサイトに各工房体験の手順や歴史について詳しく紹介されています。
種類豊富な琉球びんがた体験は、実用的なアイテムばかり
実用的なアイテムをそろえた琉球びんがた体験は、コースター(2枚)、トートバッグ(小)、トートバッグ(大)、テーブルセンター、Tシャツの5種類から選べます。(価格は1,540円〜、定休日は日曜日)
所要時間はアイテムにも寄りますが、1時間から1時間半ぐらい。念のため少し前後の時間に余裕を持っていると良いでしょう。作ったアイテムは、当日お持ち帰れるのもうれしいですね。Tシャツを体験は、型おき、のりづけの作業があるため、一週間前までの予約が必要です。
基本の6色と色の組み合わせ例
作業工程の紹介
びんがた工房のようす、研修生の皆さんも作業しています
沖縄の伝統工芸品の中でも唯一の染物がびんがたです。琉球王朝時代には特定の人しか着用が許されていなかったそうですが、現在では気軽に体験できます。びんがたでは沖縄独特の動植物がモチーフとなることが多く、色彩の鮮やかさと合わせてデザインや色を楽しめます。
琉球王朝時代を感じる首里織であなただけの色を織る
首里織もびんがた同様に琉球王朝時代には、王族や士族にしか認められなかった格式の高い織物です。県内の織物工房の中でも首里織は気品の高さを感じることができます。
首里織の工房では、コースター(2枚)、ティーマット、マット(小)としおり、ブックカバーの4種類から選べます。(価格は1,540円〜、定休日は水曜日)
所要時間は1時間〜1時間半。体験時間には個人差があり、ブックカバーだと、2時間ぐらいかかる人もいるそうなので、時間にゆとりを持って参加することをおすすめします。作ったアイテムは当日そのまま持ち帰り可能です。
初めてで自信がない方も、職人さんがついてしっかりサポートしてくれるのでご安心を。慣れてきてリズムよく織れるようになると、糸から布に変わるところにわくわく感動すること間違いなしです!
壺屋焼の個性的なシーサー達をあなたも!
壺屋焼の工房も人気の体験コースでは、自分だけの個性的なシーサーや、ロクロを使った茶碗やコップなど、3種類から選ぶことができます(価格は3,100円、不定休。事前に問い合わせを)。
所要時間は1時間〜1時間半。作ったアイテムは、焼いて完成してから送るので1カ月半後の受け渡しか、別途料金での郵送になります。
ここでは、職人さんが作ったシーサーを焼く前に乾燥させて、美しく、さらに触った人が怪我をしないように表面の突起を取り除いたりという、丁寧な作業をしていました。
皆さんが体験で作ったシーサーは、実は完成するまでには、職人さんがこのような作業を代行してくれているんです。
普段、お客様に見えない行程を見学させていただきましたので、作り方はぜひ実際に体験してみてくださいね。一つひとつを個性的に、裏に名前を入れて、ご家族や友人、パートナーへのお土産にすれば、喜んでいただけるのではないでしょうか?
レアな琉球漆器体験は事前予約必須
琉球漆器の体験は、数日前の事前予約が必要です。壁かけやストラップ、コースターの3種類から選んで、所要時間は約1時間。当日持ち帰りが可能です。(価格は1,850円、不定休。事前に問い合わせを)
職人さんや講師の丁寧なサポートがあるので、1人でも、またグループでも気軽に参加できるのが魅力です。雨の日に屋外でのプランが変更になった時などには、体験工房と合わせて、那覇市伝統工芸館特別展示室や販売場でお土産などをショッピングしながら、やちむん通りを散策したりと、半日ぐらいのんびり周辺で過ごすことができるのも、密かな人気の理由です。
那覇市国際通りの真ん中で5種類もの伝統工芸体験ができるところは他にないので、沖縄での思い出作りや伝統工芸品を知るきっかけとしてぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
琉球ガラスと壺屋焼工房