［石垣島］名所・川平湾を望む
癒しのスポット、川平公園

にぎわう入り口付近も2015年オープンの駐車場でより快適に

これまで、公園入り口の公衆トイレに隣接する駐車場は、明らかにキャパ不足でした。特にハイシーズンは出庫待ちの車で30分待ちもザラ…。空きスペースにも乱雑に駐停車され景観的にも台なし…。そんな声を受け、石垣市は2015年、新駐車場を開設し、現在は混雑も緩和されています。

さて、公園入り口付近にはちょっとした飲食処や各種お土産店などが営業しています。ちなみに八重山そばもいただける「川平公園茶屋」では、宿泊も可能です。

また、遊泳不可の川平湾では、グラスボートの海底遊覧が定番です。「川平マリンサービス」などの業者が、入り口付近で受け付け。美しい川平湾の海中を間近に観察できるワクワクの体験、オススメです。

豊かな緑や美しい花々に溢れる公園内を散策

入り口を入ってすぐの鳥居をくぐると見えてくるのが、17世紀中頃に建立されたといわれる「川平観音堂」です。“昔、湾内で風待ちをしてた船があり、乗っていた小僧が上陸。その間、順風となり船が出航。「戻ってこい」と小僧の祈りが通じてか、逆風で船は戻り再び乗船できた。後に和尚となった小僧によって建てられた”とのいい伝えがあります。

観音堂のある小高い丘一帯は、遊歩道が整備され、散歩にぴったり。しっかり手入れされた樹々が、訪問者を優しく迎えてくれます。また、所々に垣間見える、水面の輝きに心躍ることでしょう。


通年で花を咲かせる南国ならではのハイビスカスともあちこちで出合えます。

ちょっとしたアップダウンのある公園内は、10分もあれば、隅から隅まで見て回れます。自分なりのベストポイントを見つけてみましょう。

クライマックスはもちろんあの有名な景観が広がる展望台！

もちろんグラスボートに乗らずとも、海辺に降りて、輝く白砂を裸足で歩くのも一興です。


そして目指すは、入り口に向かって右奥にある展望台。

干満や陽の高さ…、風向きや停留するボートなどによって刻々と表情を変える流麗な川平湾…。

青から碧へ…　幾重にも重なる壮麗なグラデーションが、訪れる人々を遍く魅了する天然の海辺にしばし見とれてくださいね。

ちなみに、最も素敵な写真を撮れる条件は、「晴れ／満潮／停留されたボートが整然と並んでいる」、この３点です。夏期の午前中、ボート業者が営業始める前の満潮時を狙えば、きっと素敵な写真を抑えられますよ。

快適な新駐車場に、歴史あるお堂。草木に癒やされる散歩道に、展望台からの絶景…。そして海底を眺めるレジャーを満喫し、ランチにショッピングもばっちり♪　極めつけはお泊りまでOK☆と、観光的要素をほぼコンプリートした川平公園。さすが石垣島No.1の名所！　初めての人のみならず、リピーターにもこよなく愛される人気、おおいに納得です。

※こちらは、2016年12月5日公開の記事となります。更新日はページ上部にてご確認いただけます。
※記事中の写真は取材当時のものとなります。