国際通りの中央に位置する「てんぶす那覇」。てんぶすとは沖縄の方言でおへそのこと。
そんな国際通りの中心にある「てんぶす那覇」の2階「那覇市伝統工芸館」の特別展示室と販売場では、那覇市内で唯一、壺屋焼、琉球びんがた、首里織、琉球漆器と、戦後発展した琉球ガラスを含む五つの工芸品を展示、販売。
気軽に立ち寄って、沖縄文化を楽しんでみてはいかがでしょうか。
牧志公設市場や壺屋焼物博物館にも近く、国際通り周辺のホテルからも徒歩圏内の便利なロケーション。国際通り界隈での時間調整や雨の日にもオススメです。モノレール牧志駅から徒歩4分、地下駐車場もあるので、那覇市内の観光地として、お土産探しにも人気のスポットです。
同伝統工芸館には体験工房も併設しています。
観光
2024.11.11
国際通りの那覇市伝統工芸館で
見て買って楽しむ伝統工芸品
writer : Naoko Uchima
特別展示室では人間国宝の展示も
特別展示室で見ることのできる五つの伝統工芸は、琉球王朝時代からのいくつもの苦難を乗り越えて現在に受け継がれています。
それらの色彩や質感を感じることによって、沖縄の文化や歴史を掘り下げるきっかけになるかもしれません。
また、人間国宝ごとのケースもあり、壺屋焼の金城次郎さん、首里織の宮平初子さん、琉球びんがたの玉那覇有公さんらの3人の作品を一同に見ることができるのも特徴です。
併設のギャラリーでは、数カ月ごとに企画展も開催しており、一度に異なる展示会を楽しめるのでリピーターの方にもおすすめです。
沖縄県内生産の良品をずらり
那覇市伝統工芸館のもう一つの特徴として、販売場では、各組合に登録されている組合員が作った商品を販売しているので、品質は保証つき。
手に取ってわかる重みやマネのできない質感など、街で売られている安価なベトナム産や台湾産の焼物などとはまったく異なります。
一見お値段が高いと感じるかもしれませんが、せっかく沖縄に来たのですから、ここでしか買えない沖縄産の良さに触れてみてはいかがでしょか。また、現役の職人さん達の手仕事を評価して、敬意を払うことは、伝統工芸の未来にもつながることになります。
特に首里織は、織った後の布地を使った加工にも時間と労力がかかるため、非常に価値のあるものです。
沖縄旅行の記念に、自宅用やお土産として持ち帰る良い品をお探しの方には、那覇市伝統工芸館は種類も豊富で最適の場所ではないでしょうか。
なんといっても抜群のロケーション
ここ那覇市伝統工芸館をおすすめする理由のひとつは、なんといっても抜群のロケーション。
国際通りに面していながら、少し奥まった所に入り口があるので、落ち着いて買い物や展示を見て楽しむことができます。
また同じ建物「てんぶす那覇」内には、那覇市観光案内所があるので情報収集したい方はぜひのぞいてみてはいかがですか?
「てんぶす那覇」4階にあるテンブスホールでは、定期的に組踊や芸能公演、お笑いのステージなども開催されているので、それらをチェックしてみるのも良いでしょう。
※こちらは、2015年12月14日公開の記事となります。更新日はページ上部にてご確認いただけます。
※記事中の写真、価格は取材当時のものとなります。
スマートポイント
- 雨の日の観光スポットとしておすすめですが、雨の日以外でもふらっと気軽に立ち寄れるスポットです。
- 建物裏側に希望ヶ丘公園があり地元民の癒しのスポットです。国際通りの喧噪から逃れて、都会の中のオアシスのような雰囲気も楽しんでみてください。
- モノレール1日フリー乗車券提示で、観覧料が10%割引になります。
ライターのおすすめ
那覇の中心地で気軽に通えるという利便性を活用し、ぜひ一度足を運んでみてください。また、那覇市伝統工芸館の体験工房と併せて、手づくりの魅力にも触れてみてはいかがですか?
Naoko Uchima
地域に根ざした情報をグローバルな視点で捉え、楽しく、ディープな沖縄のヒト、モノ、コトをご紹介。
INFORMATION
スポット名 | 那覇市伝統工芸館 特別展示室 販売場 |
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住所 | 沖縄県那覇市牧志3−2−10てんぶす那覇2F |
ジャンル | お土産品 |
電話番号 | 098-868-7866 |
料金 | 特別展示室 大人310円、高校生 200円、小・中学生 100円 |
営業時間 | 展示室 9時30分~17時30分、販売場10時~19時 |
定休日 | 水曜日(販売所以外) 年末年始(12月31日~1月2日) |
駐車場 | 有料 |
備考 | HP:https://tenbusukan.jp/ |