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観光観光

2019.10.18

[鳩間島]集落から東西南北…
島の見所を歩いて巡ろう♪

writer : 小川研

西表島の北約5.4kmに位置する「鳩間島(はとまじま)」は、面積0.96km²&周囲約4kmと、八重山諸島で最も小さな有人島です。島の南部に唯一広がる集落に、39人(2017年3月現在)の住民が素朴な暮らしを営んでいます。島内には、派手な観光スポットこそありませんが、ちょっとした見所が点在しています。イチオシは「鳩間島灯台」のある島中央部の丘陵「鳩間中森」。そして、夕陽スポットでもある「屋良浜」といった、いくつかの天然の浜辺。その他、「夫婦岩」や「千手ガジュマル」など、自然が生み出した造形物達も島の主役です。ところで、外周道路もありますが、ほとんどが未舗装のため、自転車は不向き…。ここは一つ、歩いてのんびり巡ってみましょう。
ランドマークの「鳩間島灯台」

集落のある南部から島一番の見所である丘陵へ

旅の拠点は、港に隣接する南部の集落ですが、飲食店や商店、宿泊施設はごく僅か…。しかも、季節によっては営業はまちまちなので、事前にしっかり調べておきましょう。
素朴な置物でお出迎え
港近くの浮き球アートを眺めたら、まず訪れたいのは、集落から徒歩数分の「鳩間中森」。民謡「鳩間節」にも登場する、集落北側の高台です。ランドマークの「鳩間島灯台」や、復元された石積みの遠見台「火番盛」を擁します。
復元された石積みの遠見台「火番盛」
この、島で最も高い海抜約33.8m地点から、八重山の島々が形成する悠遠な景観をじっくり堪能しましょう。ちなみに、入口付近の「友利御嶽」は、神聖な場所。観光客などは立入禁止ですのでご注意を。
八重山の島々が形成する悠遠な景観

個性的な表情を見せる東西南北それぞれの天然の浜辺

島を取り巻く海域は、透き通るような瑠璃色から、“鳩間ブルー”と称されます。島の各所に、この美しい海を堪能できる天然の海岸が広がり、それぞれ個性的な表情を見せてくれます(写真は屋良の浜)。
屋良の浜
南岸には、集落の西側に「イトマ浜」。東側に「前の浜」(写真)と、小中学校前の遊歩道下にも無名の浜があり、いずれも美しい白砂が特徴です。
前の浜なだらかに延びる東岸の南側「船原の浜」(写真)と「ナラリ浜」は島の最東端となります。北側にはこじんまりとした「外若(ふかばか)の浜」も位置します。
船原の浜
北岸は、中央付近の「島仲の浜」と西側の「立原の浜」は、いずれも隆起サンゴの荒々しい岸壁が特徴です。また、海中のアオサンゴ群落も見事。
西岸の「屋良の浜」
島一番の広さを誇るのが、西岸の「屋良の浜」。浜辺には、ガジュマルが生い茂り、木陰でのんびり過ごせるでしょう。また、遠大な西表島の右手に沈みゆくサンセットは実にロマンチック…。
遠大な西表島の右手に沈みゆくサンセット

巨岩やガジュマルに泉など自然の造形物も見逃せない

自然が育んだ造形物達の存在感も際立ちます。立原の浜の南側に位置する二つつの岩「夫婦岩」は、大きなガジュマルに囲まれ、雰囲満点です。
大きなガジュマルに囲まれた「夫婦岩」
同じく立原の浜入口付近の石積みは、「武士家跡(ブシヌヤーアト)」。2011年に再建されたこちらは人工物ですが、一見の価値あり。
浜入口付近の石積み「武士家跡(ブシヌヤーアト)」
島仲の浜付近の林では、「千手ガジュマル」と「五兄弟ガジュマル」(写真)と言った大迫力の巨木群に注目です。
「千手ガジュマル」と「五兄弟ガジュマル」
その他、東部の天然の泉(井戸)「アンヌカー」(写真)は、竹富町指定の文化財・史跡。また、友利御嶽の傍、西側には「インヌカー」と呼ばれる井戸も。合わせてチェックしてみてはいかがでしょうか。
東部の天然の泉(井戸)「アンヌカー」
ただし、これらはいずれも看板などの目印がなかったり、あっても小さかったり文字が消えていたり、木の枝に隠れていたり…。非常に見つけづらいものばかり。地元の方によく場所を聞いてから訪れてみてくださいね。
看板や目印のない道

※こちらは、公開日が2017年7月31日の記事となります。更新日は、ページ上部にてご確認いただけます。

スマートポイント

  • 島へのアクセスは、もちろん石垣島離島ターミナルからの高速船など。八重山観光フェリー・安栄観光(共同運行)、石垣島ドリーム観光の3社が運行。各社、片道・往復などで微妙に料金が異なるので事前にチェックを!
  • 八重山諸島の小さな島(鳩間島は特にですが)は、飲食店や売店は決して多くありませんのでご注意を。また、小銭はあらかじめ多めに用意しておきましょう。
  • 外周道路はあくまでも「路地」。レンタル自転車はかなり厳しいと覚悟を…。また各種観光マップに記された、“島を縦断する3本の小道”は、いずれも野草が生い茂り、通行も困難ですので、十分ご注意を。

ライターのおすすめ

ランチは、民宿兼食堂「マイトウゼ」自家製「鴨そば」がお気に入り(でも、外で飼われている、たくさんの鴨を見ると、ちょっと切ない気持ちに…)!

小川研

世界を歩きまくって醸成されたオンリーワンのフィルターを媒介し、沖縄情報を立体的に熱(苦し)く伝える。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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