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観光観光

2024.11.19

公設市場で沖縄ツウになる!
旅番組でも定番の地元市場

writer : 長嶺陽子

国際通りからすぐ近く、アーケードの商店街を入っていったところにある、那覇市の牧志公設市場。
牧志公設市場
サングラスをかけた豚の顔や、原色があざやかな魚が並んでいる様子、一度はテレビなどで見たことあるのでは?旅番組のロケでも必ず紹介される、那覇市内の観光地の定番中の定番です。戦後の焼け跡の中で、川沿いに自然にお店が集まって生まれた牧志公設市場。戦後の混乱の中で、一度は近隣への移転が計画され「第一牧志公設市場」という名称になりましたが、結局移転はせず、60年余りを経た今も同じ場所で市民の台所として活躍している、活気ある場所です。1972年に建てられた現在の建物は昭和の香りを残し、周辺に所狭しと立ち並ぶ商店もなつかしい雰囲気を漂わせています。肉、魚、野菜、果物、漬物、お菓子、乾物、調味料など、市場には沖縄の食文化の魅力がぎっしり。周辺アーケードも個性的な店舗がいっぱいなので、ぜひその目で確かめてみて!
牧志公設市場で見る沖縄食文化

鮮やかな南国の魚たちの味はいかに!

(公設市場移転前の2015年の様子となります)
公設市場を訪れたなら、見どころは何と言っても見たことのない食材たち。たとえば、鮮やかなブルーのアオブダイをはじめカラフルな熱帯魚はとってもフォトジェニック。市場内だけでなく周辺にも鮮魚店がたくさんあるので、綺麗なお魚たちを探してみては?
牧志公設市場の鮮魚
ちなみに、公設市場内のお魚は2階食堂で調理してもらうことも可能で、手数料は500円からとお手頃です。ただし、魚やエビの中には希少で値段がとても高いものや、まるごと1匹でないと調理できないものも多いので、お店の人によく確認してみて。そして、魚好きならぜひ食べてほしいのはマグロのお刺身。沖縄で獲れるマグロは近海で漁をしているので、冷凍されていなくて新鮮。パックのお刺身は時期にもよりますが、350円ぐらいから手軽に買えます。食材を持ち込みしなくても、2階には食堂が立ち並んでいて、観光客でいつもにぎわっています。定食や沖縄そば、スイーツなども楽しめますよ。
牧志公設市場2階の食堂

島野菜や島の果物もおすすめ

国際通りから市場本通りを歩いて、市場中央通りの看板が見えてきたら、右手が牧志公設市場。その周辺、市場中央通り付近には、露店のように青果店などがぐるりとお店を出しています。
牧志公設市場アーケード
イスに座ってお店の番をしているのは、だいたいアンマー(沖縄のお母さん)たち。時には、もやしのヒゲ根を取りながら、ゆんたく(おしゃべり)しながら、年配の方々が毎日働いています。季節によって、島らっきょうや大きなトウガン、ゴーヤー、へちま、マンゴー、パイナップル、島バナナなど、沖縄ならではの野菜や果物がたくさん。小ぶりな島バナナは数が少なく高価ですが、熟すととろけるように甘くて香ばしい、格別の味がします。珍しい野菜や果物を見かけたら、お店の人に「これは何ですか?」「どうやって食べるんですか?」と聞いてみて。島野菜のツウになれます。時にはシーブン(おまけ)のサービスがつくことも!

市場周辺は探索する価値あり!

公設市場の周りには、市場本通り、平和通り、むつみ橋通りなどのアーケード街、そしてその通りをつなぐさらに小さな路地やパラソル通りなど、網の目のような路地がたくさんあります。国際通りからどの通りを通って、市場にたどりつくかによって、いろいろ違った市場の表情を楽しむこともできます。
牧志公設市場近くの路地
また、最近、市場周辺には、昔ながらの商店だけでなく、コーヒースタンド、立ち飲み屋さん、雑貨店、そして古本屋さんなど、小さくて個性的なお店が次々と増えています。そうしたお店は観光客だけでなく、地元の人たちに愛される憩いの場所になっているんです。なかでも、本や文学が好きな人は、ぜひ、公設市場すぐ近くの「市場の古本屋 ウララ」を探して立ち寄ってみて。本も執筆している女性店主のお店は、小さくても沖縄関連の本が充実しています。市場で、沖縄について書かれた本と出合うのも、きっと旅先ならではの素敵な経験になりそう。
市場の古本屋うらら

※こちらは、2015年8月13日公開の記事となります。更新日はページ上部にてご確認いただけます。
記事中の写真、価格は取材当時のものとなります。

スマートポイント

  • 牧志公設市場は周辺アーケードの店舗も個性豊か。探検するようにあちこち回ってみるのがおすすめ
  • 2階の食堂はフードコートのようになっていて、複数の店舗が並んでいるので、いろいろ選べます
  • 周辺の青果売り場もふくめて、市場がにぎわうのはだいたい夕方5時ごろまで。早めの時間が楽しめます

ライターのおすすめ

地元の人たちの台所として今も賑わう市場。旧暦のお盆の前などに訪れると独特の雰囲気が楽しめます。

長嶺陽子

東京の出版社を経て沖縄へ移住し10年。那覇市久茂地にて夫とともに泡盛居酒屋「カラカラとちぶぐゎ~」を営む。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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