沖縄本島にある架橋の島の中で、その島にかかる橋から見た
景色の美しさを競ったら、間違いなく県内で一番なのが、
古宇利島にかかる古宇利大橋です。
全長約2kmに渡る大橋は、感動の言葉をなくしては渡れないほど。
お天気の良い日を狙えるものなら狙ってでも渡りたい大橋です。
観光
2024.10.15
古宇利島へ続く古宇利大橋は
沖縄本島を代表する絶景架橋
writer : 伊藤麻由子
古宇利大橋の楽しみ方
国道58号から屋我地島を横断して古宇利島の標札が見えたら右折すると
そこが古宇利島の入口。そこでチラリと見えた、一瞬の景色!
まさにそれが古宇利島と古宇利大橋!きっとそれだけで
誰もが海と空の青さと橋の美しさに息を飲むことでしょう。
夏は混み合って難しいかもしれませんが、橋を渡る前に
橋のたもとに駐車場があるので、まずは、そこから眺めてみてください。
もしかしたらここからみるだけで満足する人もいるかもしれません。
でも、本当の素晴らしさはこの先!
再び車に乗り込んだら、いよいよ渡ります。
多くの人が海の美しさを見ながら運転しているのでゆっくり走行ですが、
決して停車はしないように。禁止されています。
そして、橋を渡り切ると無料駐車場が何カ所かあるので、
今度は車を止めて歩いてみることをおすすめします。
歩きながら見る景色はまた一段と美しいのです。
そして、もうひとつの楽しみ方
古宇利大橋そのものは無料の橋なので、渡るだけなら普通に楽しめますが
ちょっと別の角度で橋を楽しむ方法があります。
それが、橋を渡ったところの右手の丘の上ににそびえ立っている
世界の貝の博物館「古宇利オーシャンタワー」です。
この白い大きな建物のイメージは
古宇利島を船に見立てた時の帆先とのことですが、
そんな帆先の高い建物から古宇利大橋を眺めてみると…。
レストランや館内のガラス張りの
オーシャンビューの中に浮かぶ古宇利大橋は、また格別。
筆舌に尽くしがたい美しさです。
お気に入りの古宇利大橋の姿を求めて
古宇利島はどこも寄らずにぐるりと回ると一周、約10分くらいなので、
あっという間に振り出しに戻る感じなのですが、途中、
集落の中に入って登る道へと車を走らせてみましょう。
細い道ですが、どんどん登っていくことができます。
そして、ふと振り返ってみると…。
また違った景色の古宇利大橋が見えてくるのです。
赤瓦屋の間や大きな木の脇から見え隠れしたり、
サトウキビ畑からその姿が眺められたり。
島の景色も一緒に溶け込んだ古宇利大橋もまたいいものです。
あなたなりのお気に入りのポイントを見つけてみるのもいいでしょう。
せっかくならば、古宇利ビーチで海水浴
古宇利島のメインビーチといえば、
古宇利大橋を渡ってすぐのところの古宇利ビーチ。橋の左右には
駐車場も数カ所あり、シャワーやトイレ、レストランにお土産屋さん、
さらにはクラゲよけネットも張られ、施設も充実しています。
こんなに綺麗な海だから、やっぱり眺めているだけじゃもったいない。
せっかく沖縄に来たのですから、泳いで帰りましょ!
※こちらは、2015年9月18日公開の記事となります。更新日はページ上部にてご確認いただけます。
※記事中の写真、価格は取材当時のものとなります。
スマートポイント
- 橋の表情は上から見るのと下から見るのとではそれぞれ違ってきます。渡る景色だけでなく、ビーチに降りて見上げる景色もまたいいものです。
- 古宇利大橋を歩いて渡るとき、一度試してほしいのが、振り返って橋の景色を見ること。新たな感動があること間違いなしです!
- 古宇利島の名物と言ったらウニ。但し、乱獲を防ぐために禁漁の年もあるので、もし食べることができたらとってもラッキー!島の中にウニ丼の看板を見つけたら要チェック!
ライターのおすすめ
沖縄県内で古宇利大橋に匹敵するくらい素晴らしい架橋の景色が眺められるとしたら、宮古島と池間島を結ぶ池間大橋と伊良部島を結ぶ伊良部大橋。橋巡りの沖縄旅行もおもしろいかもしれません。
伊藤麻由子
撮影でアフリカを回り、沖縄の離島45をも行き着くす。写真と文章で島の良さを最大限に惹きだす。