「この道であってるのかな?」とちょっと不安になりながら、
読谷の住宅街を抜けていくと、突如目の前が開けて広い駐車場とともに
青い海が目に入ってくる。そこが渡具知ビーチです。
海の家やカラフルなマリンスポーツの道具が置かれている
賑やかなビーチとは対照的な、
とてもナチュラルで素朴な天然ロングビーチ。
ここは地元の人からこよなく愛されている、
観光客にとっては穴場的スポットといえるでしょう。
観光
2015.09.23
穴場ビーチの最有力候補
地元に愛される渡具知ビーチ
writer : 伊藤麻由子
華やかさはないけれど、どこか落ち着く普段着のビーチ
ビーチの手前には芝生も広がり、
そのグリーンと海と空のブルーのコントラストもとても美しく、
さらには、自然が作り出した海の中のノック岩の景色もステキで、
のんびり過ごすには最高。西海岸ゆえのサンセットタイムも格別です。
海は遠浅なので小さな子ども達も十分に楽しめるでしょう。
トイレやシャワーも完備されていますが、監視員がいないので、
付き添いの注意は必須です。
岩場もあるので、磯遊びを楽しむこともできます。
渡具知ビーチは天然ビーチなのが自慢ですが、
実はその長さもまた魅力のひとつ。
パッと見た目にはさほど長くはないように思えるのですが、
それはビーチを遮る岩のせい。
もう終わりかと思うところまで歩いて、その岩を超えてみてください。
するとそこには、さらに奥に伸びる海岸線が!!
渡具知北ビーチと呼ばれていて、こちらにはあまり
地元の人達も足を延ばさないので、プライベートビーチ感たっぷりです。
地元を代表する美味しい紅豚料理が食べられる幸せ!
食事をするならビーチに併設している
「がんじゅうファーム」がおすすめ!
沖縄のおいしいブランド豚「紅豚」、「紅あぐー」の直営レストランで、
ここにしかないおいしい豚料理がいろいろ食べられます。
東京青山のまい泉と同じ紅豚ロースとんかつ膳が、
直営店価格で食べられるのも魅力!畳間もあってくつろげます。
そして、沖縄ビーチの定番といえば、ビーチパーティ。
そのほとんどがBBQ(バーベキュー)です。
がんじゅ―ファームに事前予約をしておけば、
一人約2,500円から用意可能。
紅豚・紅あぐーを始めとする食材はもちろん、調味料や食器類も万全。
飲み物以外は手ぶらで大丈夫です!
BBQができる場所はビーチに連なる東屋や、
レストラン前の芝生などなど。
海を見ながらおなか一杯になるまで食べて、遊んで、また食べて…。
まさに、至福のひとときとなるでしょう。
がんじゅうファームhttp://ganjyu.co.jp/
ちょっとお散歩すると…
渡具知ビーチには泊城公園が隣接しています。駐車場からのわきには、
長い滑り台など遊具もあり、海だけでは飽き足らない子ども達が遊ぶには
持ってこい!地元の子ども達もいつもたくさん遊びに来ています。
大人達もより楽しむのであれば、遊歩道を歩いて
高台まで散歩してみましょう!
自然が造り出した洞窟も多々あり、その自然美はお見事。
また、高台に登れば東シナ海が見渡せる絶景が目の前に広がります。
スマートポイント
- 他のビーチとは比較にならないほど、まだ枝状の姿が残ったサンゴがたくさん打ち上げられています。箸置きやインテリアに使えるものもいっぱい!
- 公園のすべり台の奥側にも隠れビーチあり。お散歩しながらのぞきに行ってみてください。ちょっと岩も多いけれど文字通りのプライベートビーチになるかも!
- がんじゅうファームではレストランだけでなく、美味しいお肉や加工品の販売もしています。自宅や友人へのお土産配送もおすすめ!
ライターのおすすめ
買い出しにも困りません。ビーチに来る途中に目に入ったはずの地元のイオン系スーパー「マックスバリュー」。車ならビーチから2~3分。24時間空いているので、心配することなくいろいろなものが調達できます。
伊藤麻由子
撮影でアフリカを回り、沖縄の離島45をも行き着くす。写真と文章で島の良さを最大限に惹きだす。