八重山諸島の「黒島」は、その形から、“ハートアイランド”と呼ばれています。面積は10.02km²、周囲は12.62km、石垣島から南南西17kmに位置します。島のほとんどが牧場といえるほどに牧畜が盛んな島で、人口の10倍以上も牛がいる“牛の島”としても知られています。また、美しいサンゴ礁に囲まれ、海水浴はもちろんダイビング、シュノーケリングも盛んな他、古民家集落や国が認めた美しい県道など、見所は尽きません。
見所はやはり人口の10倍以上の牛
まず目につくのが無数の牛達。島の基幹産業は畜産で、人口約220人に対して、3000頭を越える牛が育てられています。それを象徴するイベントが、毎年2月に行われる恒例の『黒島牛まつり』。抽選で牛1頭が当たる驚くべき特典が話題です。
汚れ無き美しい海は八重山屈指
島内には川がないため、八重山諸島内でも屈指の透明度を誇り、ウミガメも産卵に訪れるほど。その美しさから、南東部は、『黒島キャングチ海中公園地区』として指定されています。周辺海域には人気のダイビングスポットも点在し、年間多くのダイバーが訪れます。また、島一番の人気の浜辺『仲本海岸』では、シュノーケリングも盛んです。
赤瓦古民家集落など他にも見所豊富
島の中心部・東筋(あがりすじ)集落には、古き良き赤瓦古民家が残ります。ここから港に続く『213号黒島港線』は、日本最南端の県道で、国交省認定「日本の道100選」にも名を連ねます。その端にある約10mの展望台や、島北部に伸びる『伊古桟橋(いこさんばし)』も人気スポットです。
※こちらは、公開日が2016年7月14日の記事となります。更新日は、ページ上部にてご確認いただけます。