八重山諸島にある日本最南端の有人島が、「波照間島」です。面積は12.73km²、14.8km、石垣島から南西63kmに位置します。北回帰線がすぐ近くを通り、夏至には太陽はほぼ真上に上り、また冬から春には南十字星を見られる日本で唯一の場所としても知られています。
八重山屈指の「ニシ浜」
一番の魅力は、波照間島の西北岸に広がる白砂のロングビーチ「ニシ浜」です。“ハテルマブルー”と呼ばれる独特な蒼さは、八重山屈指の美しさともいわれています。無料のシャワーやトイレを完備していますが、監視員は不在。そのため、遊泳やシュノーケリングは自己責任の元、十分注意を払って行いましょう。そして、運が良ければ、ウミガメと出合えるかもしれません!
荒々しい南東部も見所たっぷり
これに対して南東岸の「高那崎」は、高さ10数メートルもの断崖絶壁。荒々しい景観が数キロにわたって連なります。また、崖の上にある「星空観測タワー」では、望遠鏡やプラネタリウム(2016年7月現在、ともに故障で使用不可)が設置される他、夜は星空ツアーも行っています。またその隣には、「日本最南端平和の碑」と、日本復帰前に手作りされた「日本最南端の碑」が建立されています。
幻の泡盛「泡波」を嗜む
波照間島の特産品といえば、何といっても泡盛「泡波」です。製造元はメイン集落にある「波照間酒造所」ですが、個人経営による少量生産に付き、流通はほとんど島内のみ。そのため、“幻の泡盛”と呼ばれています。島内では、売店や宿で購入できる他、居酒屋などでも注文できます。
※こちらは、公開日が2016年8月5日の記事となります。更新日は、ページ上部にてご確認いただけます。