御嶽とは、沖縄の神々が御出でになる神聖な場所であり、人々の信仰の場でもあります。島内には数多くの御嶽があり、それぞれの村の守り神や生活や祭祀に関わる神々が祀られています。
漲水御嶽は、地元からは「ツカサヤー」と呼ばれ、宮古島のそもそもの始まりとも言われる中心的な御嶽です。
漲水御嶽とは?
漲水御嶽は、宮古の創世神「古意角(コイツヌ)」と「姑依玉(コイタマ)」が祀られる、島の聖地です。宮古島の天地創造の神話には、この二人が漲水御嶽に降り立ち、宮古島の人々が生まれたとあります。宮古島の始まりとも言われるこの地は、島の住民にとってもとても大切な場所です。観光スポットと言うよりは、島の人の神聖な祈りを捧げる場所であることを忘れずに。
観光客が漲水御嶽を見舞うには?
漲水御嶽で祭祀を執り行うツカサンマの下地さんに、漲水御嶽での拝み方をお伺いしてみうると、ほとんどの御嶽が男性や観光客の立ち入りを禁止すること多い中、漲水御嶽は旅人も男性も出入りが特別に許されている場所とのことでした。また神社のように決まりはありませんが、どこから来て、干支は何年の誰なのか、神様にきちんとご挨拶することが大事なことだと教えていただきました。
漲水御嶽周辺は歴史スポット
漲水御嶽を囲む石垣や漲水石段、仲宗根豊見親(なかそなとぅゆみやー)の墓、人頭税石など、漲水御嶽周辺には宮古島の歴史的なスポットが数多くあります。
合わせて観光をすれば、宮古島の歴史をより深く知ることができます。
※こちらは、公開日が2016年1月28日の記事となります。更新日は、ページ上部にてご確認いただけます。